第5話 会場、入りました
「拡大版」とは、どれほどなのか。
「通常ご参加の2倍」……、学校の教室くらいの部屋だったように思います。
ビルの1室を仕切り版で半分くらいにして使っていました。
比べる物で変わってしまうので、大きさは違うかもしれません。
部屋の前の方が3人掛けの長い机で、後ろの方が椅子でした。
学校の教室よりも、やや詰まっている感じ。ギュウギュウではなく、2~3席、空いていました。
思っていたより、人数が少ないと感じました。
「空いているところ、どこでも座っていいですよ」
案内してくれた方が小さい声で教えてくださいました。
ぱっと見回すと、後ろの椅子とテーブル席が空いていて、迷わずテーブル席に行きました。前の方が見やすいし、机にノートを置いて書き込めるので。
ほどほどにスペースがありました。
机にはペットボトルの水とアンケート用紙、カクヨムのボールペンが置いてあります。焦って喉が渇いていたので、水はすぐにいただきました。
ボールペンはノック式で、黒いボディにメタリックブルーでアクセントがついています。クリップもメタリックブルーで、ロゴマークと「カクヨム」という文字が白で書いてありました。
けっこう気に入っています。
この色合い、好きです。黒に合うブルー。
書き心地も悪くありません。
すでに二人の男性が壇上でお話していました。
ファンタジア文庫・ドラゴンマガジン編集部/カドカワBOOKSの森井統括編集長さんと、ファンタジア文庫・ドラゴンマガジン編集部の有馬さんだそうです。
紹介は終わっていて、誰が話しているのかわかりませんでした。
机の上にあった名札は、前の人の頭で見えませんでした。
入ってすぐに、ファンタジア文庫のターゲットが10代の男子で、その頃に小説を読んでいる人は、大人になっても読んでいるという感じのことをおっしゃっていたと思います。
少年ジャンプを読んでいた少年が、成長してヤングジャンプ読む感じ? と思いました。小説よりも、マンガで例えた方がピンと来るので。でも、違うかもしれません、すみません。
お話の中で、印象に残ったことをメモに書いていたので、そこをちょっとまとめて書いてみます。
・ ウェブ小説の場合、いいとこだけでいい。面白いところだけをポンポンと書くことができる。
・ 本になった場合も、山と谷があったらだめ。ずっと右肩上がりでインフレさせないといけない。
・ 読書好きが読むとは限らない。だから、伏線はりまくりはダメ。
・ 一般的に、ライトノベルは下が白い方がいい。
わかるけど……。という内容でした。でも、ネット小説を書いていると、ひしひしと感じていたことです。伏線を張ると、オススメが減ります。私の技術の問題かもしれませんけど。
プロの編集さんでもそう言うんだ……。
伏線貼っちゃ、ダメなんだ……。
でも、そういう読者の気持ち、わからないわけではありません。
私も小説を読みません。
なぜなら、『字が詰まってて、読むのが面倒くさい』からです。
ラノベ、あまり読みません。
なぜなら、『ひとことで説明できることを、なにグチャグチャ長ったらしく書いてんだよ。あ? どうせ異世界行って、うじうじ悩んで悪もん倒して終わりじゃないの? もっと短くできんだろうが。意味わかんね~よ! ト書きもクソか? お前の喋り方、気に食わねえ!!』と思ってしまうからです。
あと、メタ視点が死ぬほど嫌いです。
物語に入り込んで読んでいるのに、いきなり話しかけられる口調になると、『話しかけてくんじゃねーよ、おめーは何様だ?』と、思っているお前が何様だという感じですが、怒りを覚えてしまいます。
メタ視点は、小説に限らず嫌いです。
友達からもらったマーガレットにもメタ視点のマンガがあって、こちらは小説よりも腹が立ちました。
流れがぶった切られます。
『お前のツラ見せる前にストーリー進ませろよ。登場人物に喋らせろよ。ストーリーを書く力がないなら、マジでマンガ家(小説家)、やめちまえ』と激しく思います。
ごくまれに大丈夫な場合がありますが、メタ視点、大嫌いです。
思い出すだけで怒りがこみ上げてきます。
また、ラノベは手にしても、滅多なことでは開きません。お勧めされても、よっぽどのことがなければ読みません。
昔は読んでいましたが、ある時期からハズレ多数になったので、見もしなくなりました。題名を見ただけでため息ついて去ります。
唯一、自分でお金を出して読んで面白かったのがフルメタルパニックです。
アニメを観ていたので、ある程度の情報が補足されていたし、読みやすく、相良宗介の性格は嫌いではありません。
すみません、ごめんなさい。
私はこの場に居る資格、ありません。
自分のことを棚に上げて、人さまのことをとやかく言うことはできません。
でも、言わせてください。
メタ視点、ふざけんじゃねえ!!!
作者がしゃしゃり出てくんじゃねーよ!!!
※ エッセイは別です。
何の話をしてましたっけ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます