第2話 2度目の襲撃
彼女はコンビニであったこと、彼女が何者かについて話して、そのあとこっちのコメディはどれだけ面白いかを熱弁してくれた。少しずつ心が打ち解けあっていた。
「ーーーーーと、いう事なのでこっちのアニメ、マンガ、小説は面白いのですよ!!」
「分かったよ。それとさ、何でカレー好きなの?」
「それはですねーーーーーー」
「ん?どうしたの?」
「奴が来ました。前にこのコンビニを襲ったワールドインベイダーですね。」
そう言われるや否や、僕は意識を傾けたら案の定、あの時の悪寒が走った。
「姿が見えますよ。何とあの時は会えなかったけどこれ程の者とは...。」
「?!まさに憎悪の塊みたいな見た目してるな...。奴は何なんだ?」
「奴は...ワールドインベイダーの中で幹部クラスの奴です。名前はヘイトリッド...!」
幹部クラスだと...。道理であの数十人を一気に負のオーラとやらで消せることができたわけだな。僕はあることに気づいた。
「ねぇ、黒葉さん!何でヤツがいるのに誰も気づかないんだ!?」
「基本的に奴らの姿を夜凪君達の世界の方達は見ることは出来ないんですよ。まぁ負のオーラを耐え忍んだら見る事は出来ますけど。」
「なるほど。で、これからどうするんだ?」
「前は間に合えませんでしたけど、私は特殊な結界、THE CUBE《ザ・キューブ》を張れるんですよ。今ならまだ間に合います!ではいきます。空間の神の名のもとにザ・キューブ!私のトゥルーネームはカオス!」
カオス...聞いたことあるぞ。混沌の神とか、空間の神とか。もしかしてこんなに可愛いのにものすっごいスゲー奴なんじゃね。この子。
例のヘイトリッドは言った。
「なるほど、カオス様でしたか。此処へ飛ばされたという方は。まぁ、そこにいる、男の子でも殺しましょうか。」
「夜凪君は殺させないよ。私が惚れている方なんですから!!」
「?!ま、また言ってる!」
まぁ嬉しいんだけど。それよりも、僕を殺すって...。
「まぁいいでしょう。では、A級スキル【ダークネスフレイム】!」
「私の固有スキルS級スキル【アブソリュートキャンサー】!あら、ヘットリッドともあろう者が私のスキルを忘れた訳じゃあないですよね。」
「確認ですよ。では!」「ピシュンッ!」といっていつの間にか奴が僕の首を羽交い締めしていた。
「く...苦しい。」
「な?!どうやって...!」
と意識が飛んで死にかけてた僕は、心の底から何か熱いモノが込み上げてくる事が分かった。それからの意識は無い。
「ふん!!」オレは羽交い締めをといた。
「な、何だと。わたくしの羽交い締めをただの人間がといただって...。」
「聞き捨てならねぇな。オレはただの人間じゃねぇ。シンヤの心の中にいる何者か、だ。ただの人間では無い。まぁ、取り敢えずお前は邪魔だ。?級スキル【ジ・アナザー・ワールド】。もう一生こっちの世界くんな。」
「うわっ?!!!何ですか!?これは?!絶対死ぬ!うわー!!!」
「やっぱりあなたは何者何ですか?夜凪君。って寝てますね。私がトゥルーネームを明かす必要はありませんでしたね。まぁ可愛い寝顔!」
気づいたらまたしても、ベッドに寝ていた。あの時と同じだ。けど違うのは隣に黒葉さんがいる事だ。寝ている。黒葉さんってどうしてこんなに可愛い寝顔何だ...!!まぁ僕も寝てよう。
あの子と僕 天田 ヒカル @tendahikaru
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