第2話
三月「そうだ!!」
いつもの通学路を朝とは思えないテンションで3人で歩いていると
三月がいきなり大声をあげ今思い出したであろう事を言おうとした。
優里「三月うるさい…」
麻衣「確かに今のはうるさいやww」
三月「そんなに笑わなくてもイイじゃんか!!」
麻衣「ごめんねww」
麻衣は笑いながら誤魔化した
麻衣「それで何を思い出したの?」
三月「よくぞ聞いてくれました!!」
三月は朝の住宅街で近所迷惑だとも言いたくなるような声で聞いてくれた事を喜んだ
優里「やっぱいいや」
三月「なんで!?」
三月「聞いてよ~…」
麻衣「聞くよww」
麻衣「それでどうしたの?」
三月「あのね今日って転校生来るじゃん」
優里「なにそれ初耳なんだけど」
優里は露骨に嫌そうな顔をした
三月「だって優里いつも寝てるじゃんww」
麻衣「確かにww」
麻衣「いっつもどこいるか分かんないよねww」
ここまでのながれで分かると思うが優里は相当なサボり魔である
だがしかし麻衣や三月よりはるかに勉強が出来るので留年の心配はない
優里「サボりスポットを奪うのならば容赦なく潰す…」
麻衣「物騒過ぎるww」
言い忘れていた。
ケンカも強いのだ。ものすごく。
三月「とりあえずそのサボりスポットを奪うかどうかは置いといて」
三月「今日来る転校生ね」
三月「めちゃくちゃイケメンらしいの!!」
麻衣「へー」
優里「ほー」
三月「反応薄すぎない!?」
麻衣「正直イケメンとかどうでもいいよ」
優里「私も~」
麻衣「ていうか相当な時間かけた割には結構どうでもいい事だったわ」
麻衣は心底どうでもよさそうな顔をしてそう言った。
三月「イケメンだよ!!」
優里「人間顔じゃない…」
麻衣「ホントにそれ」
三月「顔面偏差値高い2人がそれ言ったって説得力ゼロに等しいよ!!」
優里「ていうか今気づいたこと言っていい?」
麻衣・三月「どーぞー」
優里「もうちょいで朝のHR始まる時間だけど」
麻衣・三月「は…」
優里「いやだから…」
麻衣「聞こえてるよ!!」
麻衣「早く行くよ!!」
麻衣のその一言に続くように三月と優里も走りだした。
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