第7話   教室で話す

 くるしい。くるしい。ここはいやだ。もうどこかにいってしまいたい。

 どこかとおくへとおくへ。

 だからわたしはそれをつかった。ここからにげるためにそれをつかった。




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 いつの間にか放課後になっていた。夕日が教室を赤く染めている。

 授業がいつ終わったのかさっぱりわからない。友人に声をかけられて初めて終わっていたことに気が付いた。

 最近どこかうわの空で、授業が頭に全く入ってこない。



 ふと、教室を見渡す。帰る準備や部活へ行く準備をしだすクラスメイトたちがいる。

 その一番後ろの席に、窓の外を見ている部長の姿が見えた。

 艶のある黒い髪が滑るように真っ直ぐ肩へ落ちている。

 そよぐ風が撫でるようにさらさらと髪を揺らしていた。

 部長の物憂げな顔が目に入った。夕日に彩られ鮮やかな赤が差した様子が少し幼く見えた。


 俺はふらふらと引かれるように部長の側へ行く。今しかない気がした。

 近づく俺に気付いた部長がふとこちらを向いた。静かな光をたえる明るい茶色の瞳が俺を捉える。


「何見てたんだ?」と部長が見ていたほうを向きながら尋ねる。目を見るのが恥ずかしい。

「何も」

 そっけない言葉が返ってきた。話してないのなんて実際は3日ぐらいだろう。でも久しぶりに話せた気がして、それがちょっと嬉しかった。


「ごめんな」

 ぽつりとつぶやく。なんで謝ったのか俺もわからない。佐藤の言葉に触発されたせいかもしれない。夕日に照らされた部長の物憂げな表情を見ていると、自然とそんな言葉が出た。


「なんで謝るの」

 部長は少し怒ったように眉を寄せた。茶色い瞳が隠れるように細まる。その仕草に少し慌てる。

「部活、変な雰囲気にしちゃったからさ」

 俺は下手くそな言い訳をした。顔が引きつっていたかもしれない。でもきちんと答えが返せたことにほっとする。


 そんな俺を、むすっと口を尖らせたまま見る部長。俺は苦笑いをしてもう1度声をかけた。

「部活行かないのか?」

「あんなの気紛れで作っただけだし」

「でも俺は好きだぞ」

 自然と言葉が出た。部長を前にすると固くなってしまったのが嘘だったみたいに会話が出来る。本当の気持ちもすんなりと言えた。

「俺は楽しかったぞ。みんなで駄弁ってるだけでも。それに魔女探しなんかも面白かった。

 またくだらないことやろうぜ。といっても、最近の空気は俺のせいだけどな」

 そこで俺は一旦呼吸を置く。

「それに、部長と馬鹿やるのが1番好きなんだ」

 そう言うと部長は少し驚いたような顔になった。

「いつも文句言ってるのに?」

「それは俺の性格」

「面倒くさい性格」

「ほっとけ」

 俺たちはいつものように他愛ないやりとりを交わす。戻ってきたいつもの空気に俺がふと、笑いをもらすと、部長も連られるように笑った。考えすぎて絡まっていたごちゃごちゃした思考の糸がほぐれていく。

 いつの間にか日が落ちていた。冷えていくはずの教室が何故か温かく感じた。



 俺たちは暫く教室で色々な話をした。他愛のない話だ。いつもみたいに部長が馬鹿を言って俺が突っ込んで。それが何よりも楽しかった。

 そうしていると心配されたのか、部員たちが教室に来た。

 お楽しみですか、などとくだらないことを言う佐藤を殴り、みんなで笑いながら話をした。



 会話の中でおじいちゃんの話になった。いいタイミングだと思い、俺はお爺ちゃんの素性がよくわかっていないらしいことを告げた。

 部長が少し目を見張った後、難しい顔をした。

「妙にチョロいと思ったけど……」と言っていた。


 皆で現状知っている情報を集める。佐藤と相模、黄泉はお爺ちゃんを部活でしか知らないらしい。知っているのは、体操部でのボケた発言ばかりしていることだけだった。

 暫くみんなで悩んでいると、ふと部長が、顧問の許可を取りに行った時のことを思い出すように話す。

「あの人は、確か国語の教師だって聞いたよ。で、司書もやってるみたい。私もよく行くから知ってるんだけど、いつも図書室にいるよ。その割にはボケてるから、顧問にするならねらい目かなと思ったんだ」

 最低な理由だったが、とりあえず一つ情報が集まった。というか部長も図書室行くことあるんだ。ちょっと意外だ。聞いたら1年の時に入ってたって言ってた委員会は図書委員会だったらしい。

 今日は少し話し込んでしまったせいで、もう完全に日が落ちている。職員室も図書室ももう閉まっているだろう。今日は解散するように言って、図書室へは明日行くことにした。


 翌日の放課後、皆で図書室へ行く。

 カウンターには誰もいなかった。暫く事務から出てこないか待っていたが、出てくる様子がない。しびれを切らした部長が勝手に侵入したが誰もいなかったらしい。まだ待つか悩んだが、折角なのでここで、爺さんの資料を探すことにした。

 この学校の図書室は結構な蔵書がある。小説や辞書といった本も多くある。さらにこの図書室には学校内の資料の殆どがまとめて置いてある書庫があるという。

 そこには生徒しか入ることは出来ないが、教師の過去のプロフィールや昔の学年歴もおおよそなら調べられると聞いたことがあった。


「へー地下なんだ。この学校無駄にお金使ってるね」

 思った以上にきちんとした地下書庫を見て、部長が少し呆れたように言う。多くの棚が見渡す限り並んでいる。本や資料もかなりの量があった。正直こんなこと出来るなら温水プールでも作ってくれと思う。こんな立派な施設があっても、あまり使わないなら無用の長物に近いだろ。

 少し暗い雰囲気のある書庫。かなり広かったため、分担して探すことになった。


 資料探しは途方もなく大変だった。まず資料探しなんてしたことないから探し方がわからない。しかも資料の数も膨大だ。一応棚から国語教師の記録を見つけ眺めてはみたが、すぐに面倒になった。頭脳労働は苦手だ。

 閲覧用の椅子に座りぼーっとサボっていると、こちらに向かってくる足音が聞こえた。

 部員の誰かかと思って、目の前の棚から適当に本を取り調べているふりをする。すると、棚の陰からお爺ちゃん先生が現れた。

 少し驚きながらも、本を探すのももう嫌になっていたし、持っていた本を戻しながら疑問をぶつけるべく口を開く。

「お爺ちゃん」と声をかけた。

 お爺ちゃんは気付いてこちらを向くと、ゆっくりと左手を振るった。


「危ない!」

「は?」

 じゅっと何かが熔けたかのような音が響く。揺れる視界。いつの間にか部長が俺に重なるようにして覆いかぶさっていた。

 何が起こったかわからない。だが、不穏なものを感じて急いで部長の下から抜け出す。

 そのまま警戒するような視線の部長を見て、その視線の先にお爺ちゃんを見る。

 よく見ると、お爺ちゃんの手には、妙な形をした道具のようなものが握られていた。

「……なんでその魔道具が」

 部長はその道具を知っているようだった。少し声が震えている気がする。

「知る必要はない。ここで記憶を失うのだからな」そう言うとお爺ちゃんは再び腕を上げ、俺たちに向け振るった。

 今度は俺にも見えた。あのお爺ちゃん改めくそ爺が持ってる道具は、爺の腕が動くのに合わせ、大きく伸びると鞭のようにしなり、こちらに振り下ろされる。

 俺はそれを見て、すぐに右に避ける。

 おかしい。隣にいた部長が動かない。鞭が部長に迫る。

 俺は慌てて部長の袖を思いっきり引き、体を鞭の軌道から逸らした。


「馬鹿が!なにやってんだ!よくわからんがあれは危ない魔道具なんだろ!」

 俺はそのまま引きずるようにして棚へと隠れると、部長へ叫んだ。

 部長の様子はおかしかった。目の焦点が合っておらず、どこか呆然としている。もしかして鞭みたいなのに掠ったかと思い、部長の体を見る。見た所では何の異常もない。

 兎に角、無事なら一旦逃げようと考え、部長の腕を引き棚の間を走る。

 部長が掠れた声で呟く。

「あれは……確かに母さんの魔道具……なんで」

 あの妙な道具は部長のお母さんの魔道具らしい。部長のお母さんは何者なんだ。

「あれなんなんだよ。爺は記憶を消すって言ってたぞ」

 部長が心配だが、これは聞いておきたい。何かわからないものに対峙するのは危険が大きすぎる。

「あれは、破壊するための魔道具で……記憶とか無形のものを壊せる魔道具……」

 部長の声は相変わらず小さく、俺は走りながら必死に耳を傾ける。

「そして、母さん形見なんだ……」

 俺の心臓が止まった気がした。また部長に無神経なことを言ってしまったような気がする。あの時のように、また体が固くなるのを感じる。一瞬言葉が詰まる。

 だが、俺はしっかりと口を開いた。

「部長。俺がなんとかしてやる。お前は逃げろ」

 部長が返事もせず俺を見上げた。暗い書庫の光が茶色い瞳を濁す。もうこの瞳の陰など見たくはなかった。

「大丈夫だ。俺は運動が得意なんだ。安心しろ」

 書庫の入口へと運ぶと部員たちが見えた。

 音がしたので怖くなったから取り合えず書庫を出ようとしたが、部長たちが見当たらないので入口で待っていたと言っていた。よく出来た部員たちだ。俺は安心して、どこか唖然としてこっちを見る部長を預けると、通路を引き返した。途中声がかかった気がしたが、振り返らず爺のところへ急いだ。


「あいつはどうした」

 爺が言った。こいつは呑気にも歩いてこちらに向かっていた。俺たちがさっさと外へ逃げ応援を呼ぶとか考えられなかったのだろうか。やはりボケてるのか。

「誰だよあいつって」

「魔女の娘だ」

「なおさらわかんねーよ。名前でいえよハゲ」

 俺はすっとぼけて爺に悪態をつく。おそらくは部長のことが標的なんだろう。魔女ってのはわからないが、母の形見を持ってるんだ。何らかの関連があるのだろう。

 馬鹿にするように笑っていた俺に、爺は何も言わず腕をふった。

「あぶねっ」

 俺はそれを転がるように避けると、油断せず爺のほうへ体を向ける。

 どうでもいいとばかりに、再度爺は腕を動かした。

 繰り返し、鞭のような不思議なものを避ける。


 運動は得意だ。そして俺は色んな部活で助っ人をしてきた。そうするうちに、運動のこつというか、人の動きが多少わかるようになった。先読み、なんて程すごいものじゃない。相手の仕草や初動から、ただその人がどう動くかなんとなく感じられるだけだ。外れることだってある。

 大した能力でもないが、避けられているのはそのおかげだ。今はその経験に少し感謝した。


 正直避けるので精いっぱいだ。鞭は軌道がかなり自由で非常に避けにくい。今避けられているのも火事場の馬鹿力みたいなもんだ。

 このままじゃジリ貧。状況をひっくり返すには一か八かで特攻してみるしかない。あの枯れ木みたいな爺の肉体なら一撃で倒せるはずだ。


 視線、、腕の振り、手首の返し、鞭の軌道を確認する。

 じっと見つめ、一瞬軌道を完全に読む。予想通りに鞭が振るわれるのを見て、俺は爺へ向け大きく踏み出した。


 勢いのまま殴りつけようと右手を突き出す。爺は俺を見て少し目を見張ると、鞭を持たない方の腕で俺の拳を軽くいなした。

 なす術もなく、俺はいなされるまま爺の後ろへ倒れる。慌てて振り返るが、目の前にはゆっくりと鞭が迫ってくるのが見えた


 避けきれない。時間が引き伸ばされる。ふと部長が思い出される。あんな啖呵を切ったのにこんなざまだ。自嘲するように笑って、心の中で部長に謝る。部長の記憶だけは残してほしいなんて考えた。目を瞑る。

「ダメ!」

 部長の声が聞こえた気がした。



 襟を強く引かれる。背中に衝撃が走る。だが、鞭が当たったような感触はない。助かったのか?

 目を開けると少し離れたところに部長がいた。険しい表情の部長が、瞳をぎらつかせながら、爺を睨んでいた。


「やはり戻ってきたか。これが欲しいのだろう?ばかめ、母の形見で全てを忘れるがいい。貴様の母は……」と爺が得意げに話している。


 それを無視して、部長が動き出した。あっという間だった。接近に気付いた爺が口を閉じ、咄嗟に腕を向けるが、部長はそれを最小限で左に避けると、スピードを落とさず懐へ入る。部長は前に突き出た爺の腕を取ると、腰を落としつつ袖を引いて、そのまま体を回した。背負うような姿勢になると、一度膝を曲げ、そのまま跳ね上げるように体を上げる。押された爺の体が浮いた。

 一瞬見えた唖然とする爺の表情が滑稽に映った。

 部長は一度、角度を調整するように動かすと、爺を全力で地面に叩きつける。

 爆発したみたいな音が響く。地面が大きく揺れ、棚から大量の本が落ちた。


 人を叩きつけただけとは思えない爆音に俺が腰を抜かしていると、部長は横たわる爺からあっさりと魔道具を取り上げる。

 あっという間に倒された爺を見る。ピクリともしない。

 早すぎる決着に、俺の努力を振り返り、少し空しい気分になる。

 兎に角、決着はついた。俺は安堵と呆れの混じる息をゆっくりと吐いた。




 爆音が響いたからか、部員たちが呼んだのかわからないが、すぐに鬼が駆け付けた。

 俺は魔道具のことを隠しつつ、爺に襲われて部長が撃退したことを話した。納得はしていなかったが、爺を校長が怪しんでいたことも告げると、少し悩んだように取り合えず俺と部長に、体育教官室へ行くぞといった。

 警戒の意味も込めて爺を鬼が運ぶことになった。すごい安心感だ。

 少し気の抜けた部長は俺が運ぶことになった。


 部長は魔道具を取り上げた後、俺を見て安心したように笑うと、崩れるように倒れてしまった。怪我はないのだが、俺が心配だったのと、母の形見を手に取って安心したためかもと言っていた。まぁ怪我がないならよし。

 部長は軽かった。この軽くて小さい体のどこにあんな戦闘能力が秘められているのか不思議でならない。

 ただ、やっぱり女の子なんだなと思った。




 というわけで体育教官室・応接間改め、地獄の底・煉獄の間(拷問室)に爺を案内する。爺には聞きたいことがたくさんある。尋問するならここより最適な場所はない。


 魔道具や魔女については俺もよくわからないので、ちょっとまだ心配だが部長にも同席してもらった。

「まずなんで部長の母の道具もってたん?」

「……」

 話さないまぁ当たり前か。

「部長のこと好きなの?」

「あんな小娘を誰が。汚らわしい魔女の娘が」

「……ほぅ」

 鬼が唸るようにつぶやいた。

 ばかめ引っかかったな。鬼はなぜか部長と仲がいい。なんか部長の父と約束だとかなんとか。

 そして、鬼の前で部長を悪く言うことは、鬼の怒りを誘い、煉獄の門を開くことを意味するのだ。しかもこいつは部長の母親まで悪く言った。さらば爺。


「お前たち出ていろ。こいつはしっかりと教育してやる。死よりも苦しいことがあるのだと教えてやろう」

 鬼が地獄の底のような低い声で、恐ろしい言葉を吐き出した。

 すごい安心感だ。俺たちには尋問とか拷問とかそういうのは全然わからないし、非常に助かる。あとは鬼に任せ、一旦体育教官室をあとにした。




 何となく二人で並んで体育教官室のソファーに座った。顔を見るのが恥ずかしかったからかもしれない。

「そういえば、この紙、魔術って言ってたけどないんじゃなかったのか?」

 以前生徒会室で拾った紙を取り出す。魔女の話もあったし折角だし聞いてみた。

「あー魔術はないよ。でもそれがはっきり分かる前は結構研究されてたんだ。だから魔道具職人の間ではにちょっとだけ残ってる」

 部長は苦笑いをしている。「もしかしたらこの学校にもいたのかもね」なんて言葉を続けた。

「そうかもな。生徒会室にあるぐらいだし」

 そう返すと部長は「たしかに」といって微かな笑みを浮かべる。

 きっと俺が聞きたいことを察しているんだろう。でもなかなか言い出せなくて、部屋にしばらく沈黙がおりた。


「魔女ってなんなんだ?」

 俺は勇気を出しそっと尋ねてみる。

 部長は一度目を合わせると、覚悟を決めた目で言った。

「そうだね。君はもう巻き込んじゃったから、ちゃんと話そうかな」

 部長の顔が少し曇る。

「聞いといてあれだけど、まぁ無理する必要はないぞ」

 魔女について聞いておきたいと思ったが、部長を傷つけてまで聞きたいと思わない。

 そう思い俺は告げた。


「いいよ。知ってもらいたいし」

 部長はそう言うと小さな声で、でもしっかりとした口調で話し始めた。

「母さんはね。魔女って呼ばれてたんだ。まぁそう呼ばれていただけで、母さんは自分で言ったことなかったみたいだし、嫌っていたけどね」

 部長が一度こちらを見ると、言葉を続ける。きっと大切な話だ。俺は聞き逃すまいと耳を傾けた。

「母さんは魔道具を破壊してたんだ。前に言ったよね?兵器たる魔道具は全て破壊されたって。あれをやったのが母さん。世界中を回ってね。一つ一つ壊していったんだ。魔道具職人の過去を清算するために。その過程で魔女って呼ばれるようになったみたい。私が魔女探しと魔道具についてにこだわったのはこのせい。魔女なんて言い方は母さんが嫌がってたし、魔道具を悪く使う人がいるのは、絶対許せなかった」

 部長は少しうつむく。

「でもね、母さんは死んじゃったんだ。兵器は全部壊したって、もう大丈夫って言ったのにね。何でかは分からない。実は残った兵器に返り討ちにされたのかもしれないし、兵器を持っていた人たちが逆恨みで殺したのかもしれない。もしかしたら役目は終わったから自殺だったのかも。とにかく、私が家に帰ったら、母さんはもう死んじゃってたんだ」

 思ったよりも重い話だった。父も死んでしまっているようだから、部長はこの年でもう天涯孤独になってしまったのだ。

 部長の目に涙が溢れる。俺は部長の肩を引くように寄せた。

 部長が少し驚いたようにこちらを見上げた気がする。恥ずかしかったからそちらを見ないように窓の外に目を向けた。

 大丈夫俺が付いてるなんて気障なことは言えなかったけど、黙って一緒にいてやった。


部長の頭が肩に乗る。湿った感触と共に、しだいに温かさが肩から広がっていった気がした。

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