※「モテと非モテ」———の違い

 モテる奴は、寝ててもモテる。モテんやつは踊って歌おうがモテない。


 これは永遠不滅の決まりごとだ———。


 イケメンはモテるのは当然なんやけど、ブサメンなのになぜかモテるやつがいる。これはとりわけ男子を指して言っている。

 女子の場合は、申し訳ないが、容姿非端麗の場合、男子のそれよりもモテ率はかなり下がるのが相場である。よって女子のみなさんは、「美」を求めて限りない不断の努力されているし、それをアテこんだ「商売」もいっぱいある。よって、「ごまかし」がかなり効く。


 しかし、ひと昔前の男子の世界では「男性用化粧品」と言えば数えるほどで、眉毛やムダ毛を抜いたり手入れしたりする男は居なかったもんだ。

 昨今では、男子も「お肌」の管理に余念がないらしい。小生なんざ日焼けでボロボロのまんまのほったらかしなわけで、正直どうでもええと思っている。


 まっ、おっさんとおにーちゃんとでは、そもそも次元がちゃいますので、そんなとこで開き直られても意味ねーし、と冷たい視線を受けるのが関の山なわけです。


 で————。


 ブサイクなくせに、めっちゃ可愛い女の子を連れてる男は昔から居た。

 巷では「なんで?」と陰口叩かれていたけど、それは高校生までの話で大学に行く頃になると、「なんで?」と言う疑問を持つ前に、その男の「どこが?」ということに懐疑の目は向くようになる。そして、少しばかりその男のことを知ると「さもありなん」ってことになるのだ。


 その男が「いいおとこ」であることに気づくのだ。そして次の瞬間、相手の女の子の「株」は急上昇するのだ。そう「ストップ高」だ。


 ———見る目あるよな、あの子


 ってことになる。

 そしてそれは、その男の株も相乗効果で上げるのだ。

「アゲアゲのアゲアゲ」って感じ。

 それ以降、可愛い女の子、ベッピンさんを連れてる男、いい女を傍に置いている男には、「色眼鏡」で見ることになる。


 ———見た目、普通やけど、きっと凄いもんもっとるな此奴


 って感じ。


 ネットや雑誌には「モテの条件」「モテな男はこんな奴」みたいな記事がゴロゴロしているけど、(こっそり見てるのは内緒にしといて)どれも「確かに」って思うことばかり書かれてるんだけど、その中で今も昔も変わらぬ「モテ男の条件」がある。


 優しいオトコ———。


 非モテな男はこれに騙される。


 ———優しくすればモテるのか?


 そんな錯覚を与える記事である。

 そもそも「優しい」という定義が曖昧模糊すぎる。結局「モテな男」はその辺のとこも「天与の才」でもっているのだ。それも「ツボ」を押さえたやつを、だ。

 ブサ面だけど、モテなやつ——にもちゃんと備わっているし、そもそも奴らには「魅力」ってもんがある。容姿じゃない魅力ってもんをなんか一つ持ってるし、ツボを押さえた男の優しさを実践できている。

「優しさ」の意味を分からないから、いつまでたっても非モテなわけである。女心に触れるような「優しさ」を持ち合わせている、もしくは「的確」に把握して実践してるのだ。


 さもありなん———、そりゃモテますわな。


 こんなフザケタ記事があった。(こっそり読んだけど)


「オッさんがモテる唯一の方法」——


 【金を使え。足を使え。そしてマメに動け】、、、、だって。



 不思議と腹が立たなかった。


 だって真理だもん(笑)


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