※ 死後の世界って——異世界転生とか

「死後」の世界ってあるんやろか———。



ここカクヨムでも「異世界」は大流行り。見てみたい、経験してみたいけど、それは死んでみんとわからんので、それもヤだし。ただ、不思議な話はよく聞くよね。

 うちの親父が死ぬ三日前くらいやったか、急に元気っていうか意識がハッキリしちゃって、ポツリと言ったんですよね


——オレも、もう長くない。お迎えが来たようや


 それ言ってから十分もしないうちに、また意識が薄くなったのか、眠りこけてしまった。

ロウソクの火は尽きる前が一番、明るく燃えるって言うのはアレで、あの世からのお迎えの使者って本当にいるのかもしれんね。

 それは、「虫の知らせ」っていうのとはちょっと違う気がして、三途の川の向こうからお呼びが掛かったんじゃないのかな——、と。


異世界転生だと、死後の世界では必ず「案内人」みたいなのが居て(多くは、可愛い子とか、爺さんとか)死んだものに、転生を促したり、転生先で生きていくための指南をしたり(装備とか特殊能力を与えたり)するけど、この「案内人」みたいなんに、呼ばれたら、「お迎え」なんちゃうやろか。


 一瞬で死んだ場合は、そうじゃないだろうけど、命が尽き果てる「際」みたいなとこで、この「案内人」が現れるんだろうね。


で———、


死後、本当に、「転生」ってあるのならそれは少しばかり「死」の恐怖みたいなんを緩和してくれる気がするけど、ミミズとかハエとか、ゴキブリとかに転生しなきゃけいないって、分かったらそれはそれでヤだよね。


んじゃ、転生できるなら、何になりたい?———。


俺TUEEEEEッ——で、ハーレムもいいけど。


【閻魔大王】になりてぇーな。



あの世で、現世で裁かれなかった悪を斬るッ!!——、 みたいなん、かっこええやんね(笑)あかんかな


え”? オマエが斬られるゾって?  すまんこって。

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