第13話

 アストレア大尉と最高指揮者二人を後にして、部屋を出る。そこに、一人の警備兵が立っていた。その男の話には、この後新たな自室に案内するから次の使いが来るまで待機していろとのことであった。

 案内された部屋は上級士官用の個室であり、ベッドとモニターが壁に埋め込まれたタイプのパソコンが併設された机があるだけの質素な作りになっている。

 もっとも、これは上級士官用の個室であり、下士官もとい、さっきの警備兵のような下っ端の兵にはこれよりもっとひどい生活環境しか与えられていないのだろうが。

 しかし、それでも

「何もない……」

 ベッドの上に男性用士官服が一着おいてあり、要するにこれに着替えろとのことだろうが、それでも相当な暇になりそうな予感がした。

「ん……少し、きついか?」

 その制服は少しぴっちりとした感じがした。とりあえず、制服をいじりながら、椅子に座って机のパソコンを起動してみる。

 余計なデザイン性の見当たらない、実用的なデザインの見たこともないOSが起動する。そして、何気なく見慣れたウェブブラウザを起動しようとして、IDとパスワードを要求されてすっと閉じる。

 なにもすることがなくなって、適当にぐるぐるとカーソルをデスクトップで回していじる。それに飽きると、立ち上がって、部屋の中をうろうろと歩き回ってみる。元々何にもない部屋のせいで、新しい発見は一個もなかった。

 それでもうろうろとしていると、駆動音がして自動ドアが開く。その向こうに、険悪な顔をした、パイロットスーツ姿の男が一人、立っていた。

 その男と、じっと動かないまま視線を交わす。その男は剣先のように鋭くこちらを睨んでくるが、どうにも覚えがないせいで、ただ困惑するしかない。

「お前が、レイ・アマギか?」

「…………。」

 その気迫に押され、怯えた子兎のように小さく頷く。

「来い」

 その男は廊下を顎で示す。俺は訳も分からないままに唯々諾々とその男に従った。


「ここは……」

 連れてこられたのは、格納庫の脇にあるパイロットの更衣室だった。並ぶロッカーの中にはパイロットスーツとヘルメットが収められている。

「おい、早く着替えろ」

 男がその一式を取ってよこす。宙をゆったりと揺蕩いながら胸の中にすっぽりと入る。訳を問うように男の顔を見やるが、男はキッとこちらを睨むだけで何も答えない。

「あの……見られると」

「ッ……」

 男は面倒くさそうに舌打ちして更衣室から荒々しくヘルメットを引っ掴んで出ていく。

「…………。」

 残された俺は、両腕の中のヘルメットを呆けたように見つめる。しかしこのままでは埒が明かないと気づき、いそいそと着替え始める。

「なんなんだ……アレ」


「レイ・アマギ特務少尉ですね? カトラス軍曹から話は聞いています。今すぐに出れますよ」

 更衣室から出た俺を迎えた整備兵の男は、自信満々といった風に笑いながら言う。

「え……?」

「演習用レーザーポインターを使った戦闘演習ですよね? 大丈夫です、安心してください。プロトは整備課が責任もって性能比百二十パーセントの状態ですよ!」

 その整備兵の男は、元々饒舌な性格なのか、次々とまくし立てていく。

「ささ、こちらへ。開発途中のMASはガタガタ揺れて乗り心地は最悪でしょう? だからシートの拘束装置を弄っておきましたよ。これで乗り心地は抜群、ショックを受けても新しい拘束帯の中の磁性流体が変形して和らげてくれます。これで繭に包まれたかのような乗り心地に──」

 整備兵の男の上機嫌な口上の途中で、体育座りをしながら両手を地面に付いて拘束されているプロトの、開け放たれたままのハッチからコックピットに入る。

「──ンッ」

 髪をサッと分け、ヘルメットを被り、首の後ろで固定する。

「プロト、起動……」

『了解、XM‐107起動します。初期起動電力良し、パイロット生体認証良し、初期姿勢問題なし……起動シーケンスに移行、蓄電力良し、ガスタンク内充填ガス良し……』

 ディスプレイに吐き出されるログを尻目に、AIの放つ無機物のような声で読み上げられる起動シーケンスを聞き流す。

 それぞれが独立して関連性で拘束された文字の羅列が視界に入った瞬間に脳内でイメージとして処理され、一定の関連性から偶像を築き上げる。しかしそれは出来上がった瞬間から崩れ落ちて霧散していった。


 × × ×


「プロトに乗ってたの、軍曹じゃなかったの?」

 一人の男性士官がコーヒーの入ったカップを、キーボードを叩いて作業をしている女性士官の横に置き、机に腰掛ける。

「みたいですねー……っと、少尉、これ処理しといて」

 男性士官の話を聞きながら、彼女は軽く書類仕事を終わらせる。

「まあ、これで限定された戦力が戦闘機一機、MAS一機から戦闘機一機、MAS二機に増えたっていうことですねー」

「でもプロトはあの少年以外は動かせなくなっちまったんだろ?」

 初めて知った言葉を使いたがる子供のように得意げに男性士官は言う。

「うーん、それはちょっと違うんですよねー」

 彼女はまた違う書類に必要な情報を入力し出す。

「OSの戦闘補助システム、これは従来のOSにも搭載されていたんですけどねー。今までのはAIに地形の情報とか色々な情報をディープラーニングで学習させていろんな状況に対応させて足の動きとか手の動きとか色々なサポートを行うものだったんですけど、プロトに搭載されているモノはパイロット個人のクセとか好みとかを学習して、それをサポートするシステムなんです」

 彼女は話しつつも、画面から目を逸らさないで片手間に作業を進める。

「そんで、今回はちょっとOSにバグがあって、そのレイ・アマギ君の戦闘データがどうしても削除できないようになっちゃってしまっているんです。この状態でも誰でもプロトを動かすことはできるんですけど、なんかソワソワして気に入らないっていうか、落ち着かない状態に陥ると思うんです」

「ちょっと抽象的すぎやしないか?」

 男性士官は彼女の解説が理解できずにきょとんとしている。

「うーん、そうですねー……例えるなら、体がある日突然まったく違う人の物と入れ替わっちゃうような感じですねー。当然、身長とか色々違いますし、それまでの感覚で体を動かそうとすると転んじゃったりして生きづらいはずなんです。感度が変わって今までと同じ感覚で歩こうとしたら大きく踏み出しちゃってコメディショーみたいにコケちゃったりするんです。それでも動かせるんですけど、慣れるまで時間がかかるし、そんなことするより単純に戦力がMAS一機分多い方がこの先も都合がいいんでこのままレイ・アマギ君がパイロットになってくれた方がいいんですよねー」

「まあ、十三隻あった護衛艦隊が出港後に呆気なく全滅だもんな……」

「そうなんですよねー」

 彼女は、男性士官の話を聞き流しながら作業を進めていく。

『コントロール、こちらアナイアレイター1。ハッチを開放せよ』

「……っと、実機演習ですね。話は聞いていますよ」

 男性士官が艦橋後部の半階下がった部分にある、管制のためのコンピューターの前に座り、左手でヘッドセットを左耳に当てる。

 男性士官が空いた右手でコンピューターのパネルを触り、艦体前部にある二つのハッチを開放する。

「神の御加護を。軍曹、少尉」

『アナイアレイター1、2ランチ・レディー』

 左耳に当てたヘッドセットから、カタパルトの管制官が、たった今開放したハッチから両機を発艦させる準備を行う声が聞こえる。

『ランチ・アウト!』

 超電磁カタパルトから両機が射出された合図を聞き届けてから、男性士官は女性士官の下に戻る。

「いやぁ、血気盛んですね、うちの機甲隊」

 艦橋の強化ガラス越しに、緑色と青色の尾を曳いて遠ざかっていくプロトとコスモブラストを眺めながら、男性士官は言う。

「個性派揃い、っていうところじゃないですか?」

 女性士官も、コンピューターの画面から顔を上げて両機を眺める。

「さ、どうなんだろ」


 × × ×


 何が何だかよくわかっていないまま、カタパルトから射出され、とりあえず前方のコスモブラストに追随して、エリミネーターから離れていく。

(……やっぱり、あの機体)

 先刻、自分を拘束してエリミネーターに搬入したコスモブラスト。機体の外装、塗装共にリリウムのエリア57の第二四三機甲隊のものである。同時に、自分を拘束したのもこの機体である。

「…………。」

 先ほどから、ひたすらに前方のカトラス軍曹が乗るコスモブラストはエリミネーターから距離をとるように巡航速度を維持している。

 そこに、なんの意思も見られない。

 時折、目の前に現れる小惑星を避ける。レーダーを確認し、スペースデブリや小惑星の位置を確認して、親指のスティックでスラスター角度を調整し、避ける。

 その単調な作業の繰り返しを何度も繰り返す。

 何度も何度も、気が滅入るような単調な作業の繰り返し。

 目の前に現れる光景に、変化はない。

「…………。」

 段々と、気がおかしくなっていく。画面上に現れる障害物をスティックを倒して避けていく。

 そのうちに、体が条件反射のように動いて、頭の中がカラッポになっていく感覚。

「──ッ!」

 突然、前方を飛行していたカトラス機が腰をひねって反転する。頭の中を空白で埋めていた俺は、その突然の停止に慌てふためき、衝突する寸前のところでバック転を打って制止する。

『これから実機演習を行う。状況はアナイアレイター1、2は互いに敵性、一騎打ちだ』

「…………。」

 何のつもりかは知らないが、この男はMASの実機を用いた一対一の実戦訓練を始めると宣言した。

『始まりはカウントで知らせる。100メートルの間隔をあけて始める』

 カトラス軍曹はそう言うと、腰をひねって反転し、微速で距離を取る。

 右親指のスティックでスラスター角度をいじって反転、こちらも微速でカトラス機と距離を取る。

『準備はいいな?』

「……はい」

 最初にこいつに乗った時、相手が油断してくれていたお陰で何とか生き残ることができた。その次に出撃した時、防戦一方であったが、あの鳥のお陰で生き残れた。

 そうだ、鳥だ。アレは一体何だったんだろうか。まあ今はどうでもいい。長く生き残ることを考えろ。

『60カウントで始めるぞ』

 あの鳥は、俺が死にそうになった瞬間に現れた。俺の死にたくないという願いを聞き遂げたかのように。

 あれは半端に見た走馬燈だろうか。だが、その後の記憶は遠目にあるが、それは別の視点から見た映像のようなもので、当時に自分で機体を操作したという意識がない。

 ということは、あの鳥は現実だったということだ。いざという時には、鳥が助けてくれる。

「それにしても……」

『残り30カウント!』

 まるで図ったようなタイミングだったな、と言おうとしてカトラス軍曹の宣告に邪魔される。

 そう、都合の良すぎるタイミングだった。俺がパニックに陥り、ひたすらに死にたくないという願いを繰り返したらあの鳥が出てきた。

「そうだ」

 あれを、奇跡と呼ぶんじゃないか。信心深い信徒への、神からの恩寵。

『10カウント、7、6、5、4、3、2……状況開始!』

「──ッ!」

 始まりの合図とともに、両足のフットペダルを思い切り踏み込んでカトラス機に向かって突っ込む。

『前方、距離87、アナイアレイター1をヤンキー1と呼称』

 AIがカトラス機を、実機演習の仮想敵に割り振られるコールサインで指定する。

『警告、ヤンキー1急速接近』

 開始と同時に、カトラス機もスラスター出力全開でこちらに向かって突進してくる。

 双方ともに容赦なしの最大出力での突進。

『警告、衝突の危険あり』

 AIの警告に聞く耳を持たず、ただひたすらに画面上のY1のマーカーを睨み、フットペダルを踏みしめる。

 二つのスラスターの出力に任せた力押しの代償として、すさまじい慣性力が、上半身をシートに押し付ける。そのプレス機のように押しかかる慣性力に歯を食いしばって抗い、前方のY1の影を睨みつける。

「──ッ!」

 衝突の瞬間、厚い金属装甲で保護された肘関節で肘打ちを繰り出す。一方のカトラス機は、右足の脛の装甲で回し蹴りを繰り出してくる。

「ぐぁッ!」

 地国連の速力が自慢の最新量産機と、試作段階の最新鋭技術の粋を集めて建造された最新鋭機の最大出力の衝突の衝撃。そのショックでコックピットシートに巨人の拳に打たれたように叩きつけられ、頭蓋の中で脳が暴れまわり、意識が飛びかける。

「ハァッ、ハァッ、はっ……」

 先ほどの衝撃で、機体の精密機械の動作が阻害され、モニターの映像が揺れる。

「うぐっ!」

 さっきの衝撃からいち早く立ち直ったカトラス機がプロトの腋を抱え、膝蹴りを股間に向けて放つ。今度は下方向から襲い掛かってきた衝撃に、呻く。繋ぎとめた意識が、再び遠のきかける。

「ッ──!」

 腋を抱えている敵機の両腕を、自機の両腕のパワーに任せて押し開く。量産機が最新鋭機の出力に勝てるわけもなく、呆気なく開いたその両腕を突き放して、カトラス機を右足で蹴り飛ばして反転し、巣ラスター全開で距離を置く。

 小惑星を背にし、把持したライフルでカトラス機を狙う。FCSによる自動照準が作動し、点でバラバラな位置にある三角形と逆三角形のマーカーがモニター上を彷徨い、一秒程度でカトラス機のマーキングの上で合致し、ピーという音と共に六芒星を作り出す。

「……ッ!」

 同時に、右手の操縦桿の人差し指のトリガーを引く。

 果たして、銃口から57mm砲弾は出てこない。

「チッ──」

 気づかれた。

 カトラス機は、照準の瞬間に小惑星の影に隠れてしまう。

「くそっ……」

 小惑星の数が多すぎる。レーダー波が乱反射し、奴の居場所が掴めない。

 こちらも小惑星の影に身を隠し、光波レーダー、赤外線レーダー、熱探知機、電波、光波通信の逆探知機、カメラアイからの映像に目を走らせる。

 何度も何度も目を走らせ、わずかにでも異常がないかを確かめる。一点でもレーダーに光点がでてこないかどうか、僅かにでも動く物体はないか、明らかにおかしい挙動を見せる小惑星、スペースデブリがないか。

『警告、敵機より赤外線の照射を確認。照準されています』

 ピーピーピーというブザー音と共にAIが警告してくる。

 照準、先ほどの一連の動作から本能的に判断する。〝殺される〟。

「あぁッ!」

 半ばヒステリックに、小惑星を蹴りつけて捕捉されるのを回避する。

 前方の小惑星にまで退避する途中に、レーダーを見る。

「──ッ⁉」

 そして、眼を見開いて驚愕した。

 奴は、機体の進行方向正面にいる。

 このままでは、カトラス機とまた衝突する。そう察し、親指のスティックを慌てて倒し、左半身を回転させる。寸での所で敵機の砲弾代わりのレーザー光を避ける。

 安堵したのも束の間、次弾が来るかと思い、近場の小惑星の陰に隠れる。

「なっ──⁉」

 しかし、奴は小惑星の陰から身を乗り出し、こちらに向かって突進してきた。

「嘘だろ、オイ!」

 咄嗟にその場から逃げ去ろうとする。だが、その一瞬が致命的であった。

「うぁァァ‼」

 カトラス機に強烈なタックルを食らわされ、小惑星に叩きつけられ、馬乗りにされる。

「うっ、あっ、ぐっ!」

 そこから、コックピットを集中的に殴り始める。その度に激しい衝撃がコックピットを襲い、その度に頭が揺さぶられ、猛烈な吐き気がこみあげてくる。

「くっ、くそっ!」

『訓練支援プログラムに従い、本機は撃破判定となりました』

「あ……あ…?」

 敗けた。そして俺はプログラム上、死んだ。

「あ、ああ……」

 AIの宣告を受けて、カトラス機はのっそりと立ち上がる。

 そして、右足を上げ、プロトのコックピットハッチを思い切り踏みつける。何度も何度も踏みつけ、コックピットを巨人の手で揺さぶる。


 勝者の一方的な過剰攻撃。


「なっ、がッ⁉」

 相手の意図が見えない死体撃ちに、困惑の声を出そうとして衝撃で勢いよく舌を噛む。

「ぐ、軍曹⁉」

 友軍チャンネルで、分厚い金属装甲を隔ててこちらを踏みつけてくるY1を駆るカトラス軍曹に呼びかける。

 が、応答はなく、奴は踏みつけを止めない。

「軍曹……演習は、終わっ! た、ので、わぐっ!」

 一定のリズムで為される踏みつけで、何度も体が浮き上がる。そして体がシートに叩きつけられる度に、空気が肺から気管支、そして気管を通り、口から吐き出される。

「──かはッ、ぁっ、ッ!」

 体が酸素を求めて喘ぐ度に叩きつけられ、折角吸い込んだ気体が吐き出される。その内、酸素が脳に回らなくなり、思考力が低下し、意識が混濁してくる。

「あアッ⁉」

 ふつ、と意識の糸が今度こそ切れる。

 次に目を覚ました時、何の衝撃も襲ってはこなかった。辺りは静寂によって支配されており、先ほどの激闘は白昼夢のように感じられた。

 だが、その景色はヘルメットの強化ガラスに投影されたHUD越しの映像であり、体はシートに拘束されている。そして、カメラアイを通した映像は、飲み込んだ光を余さず飲み込んでいく、漆黒の宇宙を映し出していた。

 そして、高みからこちらを見下ろす一機のコスモブラスト。だが、奴は右足を地面に付けて、そのまま停止している。

「…………?」

 その隙に、のっそりと起き上がり、カトラス機から距離を取る。

『警告、友軍信号を発さない所属不明機が接近中。距離3000、速度569、U1と呼称』

「──⁉」

 U1、所属不明を示すそのコールサインが指すもの。

「敵っ⁉」

 敵の新手が現れた。今、この最悪のタイミングで。

 今、実機演習の為に、手元のライフルからは実弾が抜かれ、射撃用の回路はレーザーアタッチメントに接続されている。

『U1をJAKEと確認、コールサインをE1に変更』

 HUDに敵機の情報が簡単に流れる。双発、二人乗りの偵察機。鹵獲機によるデータでは、速力はコスモブラストを上回る。武装は確認されているもので実弾ライフル、高周波コンバットナイフ、電力直接供給型ビーム砲。尚、前述のビーム砲は発射までに荷電粒子加速及び電力充填に三十秒ほどの時間がかかる。基本的な運用として、強行偵察、弾着観測、観測手、写真偵察が確認されている。基本的に単機で行動、接敵した場合、反転し、逃走する。

 基本的に、反転、逃走する。

『警告、E1接近。距離2500、速度642。敵射程内』

 AIの警告によると、どうやら敵機のデータはアテにならないらしい。

 いや、違うだろう。データには乗っていた。

 〝強行偵察〟。敵の装備はわからないが恐らく、未確認の試作機の戦力評価のために来たのだろう。

「仕事の早い連中だ……‼」

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