初夏の帰路
季節は春から夏へ。
ここ最近は、三暖四暑・・・と言い表したくなるような変化だ。
そんな温気が漂う中、雲一つ無い青空に浮く炎陽に頭を向けながら今日も今日とてあぜ道を歩いていた。
本日5月20日は、「二十四節季」という日本の季節を二十四個に分け、それぞれを言葉で表した物だと「小満」というらしい。
意味は「物が育って天地に満ち始める」・・・つまり、草木がそこそこの大きさまで育つ時期らしい。
・・・暑くなってきたら成長するなんて、植物はいいな。
人間は暑くなってきても成長はしない。
もちろん環境に合わせた生活を営むように変わるが、その生活様式が前の季節のものより成長しているか・・・と聞かれると、おそらく「NO」だと思う。
植物も「人間は生活様式を何回も変えるなんて、成長しているな」・・・なんて思ったりしているのだろうか。我々人間とは時間の捉え方がまるで違う。
でも、どちらも努力している。
二十四つある季節に耐えて、我慢して、季節を利用して。
根本的な部分では、きっと人間も植物も、同じ「生物」であるから変わらないのだろう。
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