5月8日の朝日
一日は太陽と共に始まって、太陽と共に終わる。
一日が全て太陽に支配されているのなら、一日が積み重なった「日々」も太陽に支配されているはずだ。
だから、ゴールデンウィークの始まりも太陽が居た。もちろん終わるときにも太陽は居た。
太陽は時に残酷で、私達に「休日」というもの与えては奪っていく。
そもそも休日を与えない黒い会社は残酷なんていう言葉では足りないと思うけど。
5月9日は、太陽がついに残酷になってしまった日であった。
私が朝起きるとすでに太陽は起きていて、すぐに私に目が覚めるようなパンチを食らわせた。
私は勿論目が覚めた。太陽から「目をそむけるな」と言われた気がした。
そんなことは言われなくてもわかってる。パンチをくらったらまず殴った相手を見るだろう。
私は太陽を見た。とても眩しかった。
日常が太陽と共に始まっていた。
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