4/22の朝日

土曜日の朝、午前7時。

駅に行くために家を出た。


辺りには人は居らず、しかし人の気配はする、土曜日独特の雰囲気が漂っていた。

何だか時間がとてもゆっくりに感じる。

時間がゆっくりになるのに合わせ、自分が移動する速度も遅くなる。

現在は6月の夏至に近づいており、太陽はより早く、より高く上がるようになる。

そして月日は太陽よりも早く過ぎる。年月は月日よりも早く過ぎる。

未だに冬至の太陽が登っていない情景が頭に残っているため、朝がまるで昼のように感じていた。


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