第15話

 今回原稿を納めていろいろ打ち合わせをした際に、自分が意識してなかった欠点をたくさん教えてもらいました。


 こういうのは他人の第三の視点が無いと分かりません。


 これおもしろくないよ、とか、わたしだったらこうするという視点ではなく、

 これはどうなってるの? こことここの繋がりが分からない。とか、この文章があるのに、この描写が来ると描写するものが変わってしまってちぐはぐじゃないですか? という技術面に関してです。


 良い編集者さんは最初はこういう面を一番気にされるし、作家性を大事にしてくれます。


 この打ち合わせのあと、アドバイスにしたがって、描写の組み直し、テーマの見直しをしました。


 初心者は複雑な話を書きたがる、と言われてどきっとしました。


 何か奇をてらおうとしすぎて失敗してしまうのです。


 わたしもそれに当てはまりました。


 重要なのは読者です。


 読者にわかりやすいか、が問題になります。


 良い編集者さんは、そういったことから教えてくれます。


 ※追記


 良い編集者さんは少ない、ように見えます。殆どの編集者さんが、自分のいいように作品性を捻じ曲げていったり、変えさせようとします。

 あれからそういったことを経験し、良い編集者と悪い編集者がいるのだと知りました。

 みなさんがみんな悪い編集者に当たるとは限りませんが、おかしな編集者はモラハラやパワハラはもちろん、作品性なんか地の底へ突き落としますし、作家のあり方にまで口を挟み、もちろん、否定します。

 的確な指示なんかありません。ぼんやりとした「いいもの書いて」ということしか言わないひともいます。最悪なのは「◯先生みたいなの書いて」です。

 クソみたいな編集者の言うことを受け流せればいいですが、彼らはこちらが下手に出るしかないことを知ってていいます。

 どうしようもなく苦しくなったら、出版社の編集長に直接電話をすることか、出版社の担当者にメールするほうが良いでしょう。解決までは行かなくても、何らかのクッションになってくれるかもしれません。

 これは単なる一例なので全てにおいてこうしたらいいという答えではありません。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る