18.あらすじ

 こんにちは。あるいはお久しぶりです。


 前回厳しめのことを書きました。読んでくれる人が一気に少なくなったような気がしてます。


 さて、前回の補足をしたいと思います。


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 国や細かいことが書けなかったら、異世界は書けない。という話をしました。それは変わらないのですが、もう一つ、精霊や妖精、魔法、怪物が出ても良いファンタジーがあります。


 現代ファンタジーとか、ロウ・ファンタジーと呼ばれるものです。


 異世界ファンタジー・ヒロイックファンタジーなどは、ハイ・ファンタジーに分類されます。


 さて、現代ファンタジーを書く際は、基本現代の舞台をそのまま使っても良いと思います。


 ただし、不思議なことが存在したり起きたりすることについて、曖昧にしたらいけないのは、異世界ファンタジーと同じです。


 ※追記

 最近は異世界転移ファンタジー、異世界転生ファンタジーがあるようですね。そこでもやっぱりヒーローやヒロインがなぜそんな力を持つことができるようになった価格とよりリアル感が増すと思います。いきなりこういう力に目覚めたでは、ちょっと面白みにかけてきますし、読者さんにも楽しみを与えていくきっかけを与えましょう


 ちゃんと、<理由付け><なぜなの?>を説明できるようにしておきましょう。以上です。


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 では、今回は、文化・文明について簡単に説明します。


 非常に広範囲の意味を持つものなので、説明が難しいですが、ある特定の土地で、宗教または、血族(または力的関係)によって統治され、習俗、言語、農商工を発展させ、人口がある程度増加した民族によって創り出された都市の集合体。


 間違ってたらすみません。


 お話を書くとき、ある特定の文化を持つ種族や、文明を持つ国を書くときに、非常に勉強しておかないといけないと思います。


 自分が書こうとしている文明や文化を知らずに書くことは、致命的です。


 図書館やお金があれば購入してでも本などで知識をインプットしておくべきでしょう。


 そうすれば、リアリティが増して、読者にも受け入れやすい作品になるはずです。


 ただし、あまり知識ばかり優先させてはいけません。あくまでお話の<あらすじ>優先に、お話を書いていくことが大切です。


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 また、いちから異世界について書く場合は、前回も説明したとおり、地図などだけでなく文明についても細かく考えていかねばなりません。服飾から、習慣、習俗、既存のものを参考にしながら考えていくと面白く感じるかと思います。


 そういったものを面倒くさいと思ったら、あなたは異世界ものを書くのに向いていません。


 設定好きでなければ難しい作業でしょう。


 その代わり、考え出した設定を全て書かずにお話を書くしかないのが、悲しい宿命さだめですが……。


 前回の終わりに書いたとおり、文化習俗風俗は生活に根付いたものです。


 日本人であることで身についている風俗習慣を、いちから思い出して、また感じることも大事です。


 そうすれば、自ずと書こうと思っているキャラクターや世界のことを考え出すことが出来るでしょう。


 いただきます、ごちそうさまにも意味があり、他国では宗教観の違いから、神に感謝の祈りを捧げてから食事を行ったり、またはそういったものなどなく食事を始めたり、様々です。いろんな行動に意味があるのです。


 簡単に異世界の人間に今自分が取っている行動をそのまま模写してはいけません。


 割合、現代の風俗を模写した異世界ファンタジーが溢れています。それは親近感を感じさせるためのひとつの方法論だと思います。


 しかし、本格的なハイ・ファンタジーを書く際は、その方法論は忘れた方が良いでしょう。いつかお話そのものに歪みを生むかもしれないからです。


 または致命的な感想、「異世界でなくても良いんじゃない?」と言われてしまうことになります。


 ちなみに、多くの現代の風俗をそのまま模写したものは、「異世界でなくても良い」話が多いです。そうならないようにする為には、多くの文化風俗習俗などを勉強し、インプットするのが一番です。


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 わたし程度の人間が説明できる範囲はこの程度です。


 後はいろんな本を読んで様々な知識を身につけましょう。


 本を読まないと、よいお話は書けません。ライトノベルだけを読んでいても、漫画だけ読んでいても、良いお話は書けません。眠たくなる本であっても、いろんな知識をインプットすることこそ、良いお話を書く第一歩なのです。


 頑張ってください。


 おおざっぱではありましたが、今回でアクセサリーの部分に当たる設定の説明を終わります。


 よくわからないことや、もうちょっと説明が欲しい方はコメントまたはメッセージをいただけると嬉しいです。


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 では、次回は、プロットの書き方について書いていきます。

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