17.あらすじ
こんばんは。
ここのところ、短い説明なので、更新が早いです。暇とかそういうわけじゃないだもん!
今回は、国について説明します。ざっくりと。サクッサクと。羽毛より軽く説明します。
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まず、異世界ものを書く場合、国という概念も必要です。
異世界でなくても、国のない世界はありません。国がないなら部落、民族という単位になるでしょう。
※部落というと差別的に感じる方もいると思いますが、集落と認識してください。部族の集まりです。
既存の世界を使ったファンタジーでも、国が存在しますから、それを参考にして、史実と絡ませて書くしかありません。
さて、異世界の場合の世界概念ですが、いちから作ってください。
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いちから? 山、川、湖、海、大陸、国境線、すべて!
国は一つしかないなんてことはないのです。二つ以上あるから国という概念が生まれるんです。
一つしかないとしたら、世界設定自体もっと複雑に考えて作らないといけません。
ひとつの神のもと国家統一とか、宇宙人侵略によって国の概念が破壊された。とか。
国ではなく、ドームで形成されてナンバーで呼ばれているとか!
あさのあつこが書いた作品に<NO.6>という未来世界があります。それには確か国の概念はなくなっていたと思います。違ってたらすみません。
あと、複雑な国の概念を一つ一つ書き上げた作品に小野不由美の<十二国記>というのがあります。
十二の国の文化や有り様を支配者の視点や国民の視点から描いています。地図も細かく作られており、どういう風に世界を作っていけば良いか、良いお手本になります。
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国という概念は支配する側、支配される側がいて成り立ちます。
民主主義国家というのは比較的近代的な考え方です。少し前まで、大概の世界の国は専制君主でした。
そういった国のあり方を考えながら、そこで紡がれる物語を考えていくことが基本的に大事なものになります。
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国の概念がおろそかになると、世界の背景が曖昧になり、異世界ものなどは特に家庭内物語になってしまいます。要するにおうちの中でしか繰り広げることが出来ない狭いお話です。
それは一気に現実味がなくなり、なんだか厚みのないお話にしてしまいます。
要するに、「異世界じゃなくていいんじゃないの?」と言うことです。異世界に無理にする必要などない設定なら、現代物で良いわけです。
でも、魔法や怪物や妖精が存在する世界が書きたいと思ったら、国の概念をいちから作り、考えてください。
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それが出来なかったら基本的に、異世界ファンタジーはあなたには向いていません。既存の世界、歴史上の世界を使って史実を調べて書いてください。
出来ないことは早めに自覚する方が、最初に書く場合は潔いです。書き慣れ、いろいろなジャンルかお話のパターンが書けるようになったら、もしかすると、設定の入り組んだ異世界ファンタジーも書けるようになるかもしれません。
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今回は比較的厳しめでしたが、世界を書くときは国が不可欠ってことです。
では次回は、文明、文化を書くときに必要なことを説明します。これも軽く簡単にいきます。
※追記
最近まで知らなかったんですが、ゲーム内異世界ものがあるそうです。要するにゲームの世界に転移したとか、ゲーム内を攻略していくとか、ゲーム内の人物に転生したとか。そういう場合は異世界を混じえながら、モデルになるゲームを想定して書くこともできますね。でもあまり真似すると、色々と大人の事情が発動するのでほどほどに。
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