1.お話を書く(文章作法)

 まず、先に書いておきます。


 文章作法は小説の公開場所によって多少異なってきます。


 私がここで紹介する小説作法は、あくまで、原稿用紙に縦書きにした場合のことです。


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 文章作法と聞くと、行儀作法とか、そういったことを考える方もいるのではないでしょうか?


 作法という意味は、簡単に言うと約束事ということです。


 文章を書くときに守ってほしい、約束事を書いていきます。


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 推敲の最初に、段落の一番冒頭の文字は、一文字あけるということを説明したと思います。


 実はこれも、文章作法の一つです。


 ただし、「」(かぎかっこ)()(まるかっこ)でくくった、セリフだけは一文字あけず、原稿用紙の一マス目から書いてください。


 パソコンで言えば、一文字目から「」()『』に関しては、書いていいということです。


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 文章の終わりを句点で終えるという方法も、文章作法です。


 思ったより難しいことではないと思います。皆さんが普通に学校で習ったことを考えてくださると嬉しいです。


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 もっと細かく書きますと、セリフの「」()『』でくくった文章だけは、最後の文字に句点を打ちません。


 昭和の初期の文学では「。」とい終わり方をしていたようですが、昭和戦後くらいから徐々になくなっていき、今は全く使われないものです。


 正しい作法というものは、文学・文章の時代に応じた作法ということです。


 今ここで書く作法も、あと数年で古くなる可能性もあるというわけですね。


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 では、次回も文章作法を説明していきます。


 ※追記

 未だに自分でもわからないのですが、「」でくくった場合のアイテム名などの場合もひとマス空けないで記載するのか、またダッシュや三点リーダから始まる分はひとマス空けるのか。とりあえず、「長靴」はひとマス空ける。(紛らわしいので【】にしたりします)ダッシュや三点リーダはひとマス空ける。にしてます。

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