3.お話を書く(推敲)
皆さんは、段落ってなんだと思いますか?
いきなり本題です。
今夜は野菜ジュースぐびぐび飲みながらの講座です。
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段落とは、
(ひとますあける)この冒頭部分から、次の(ひとますあける)までの、いくつかの文章の塊のことを指します。文章は、読点から読点までの文節と、冒頭から句点までの文章が寄り集まって、意味を成す文となり、次の意味を成す文への塊までのことを言います。
(ひとますあける)ひとますとは、原稿用紙ひとますのことを指しています。ここで言うなら、もしかすると一文字分といったほうが適しているかもしれないです。
以上の塊がいくつも連なりあって、お話になります。意味をなさないつながりでは、お話になりません。
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意味をなさないつながりとは、以下のことを言います。
ルシアークは落ちている枝を拾ったりして、家の手伝いを毎日する。午前の早い時間に学校に行き、文字を習った。家の手伝いはその学校が終わってからの日課だった。①
突然、ルシアークの目の前に村で一番体が大きい少年が立ちはだかって、道をふさいだ。いつもその少年とつるんでいる二人の少年も一緒にいた。ミリアルに向かって、小石を投げつけて、嫌がらせをしてきた。②
段落①と段落②のつながりが突飛すぎて、いきなり話が飛んだように感じませんか?
段落①と段落②の間に段落aを入れてみます。
ルシアークは落ちている枝を拾ったりして、家の手伝いを毎日する。午前の早い時間に学校に行き、文字を習った。家の手伝いはその学校が終わってからの日課だった。①
その日の午後も、ルシアークとミリアルは通いなれた道を通って、家に帰ろうとしていた。a
突然、ルシアークの目の前に村で一番体が大きい少年が立ちはだかって、道をふさいだ。いつもその少年とつるんでいる二人の少年も一緒にいた。ミリアルに向かって、小石を投げつけて、嫌がらせをしてきた。②
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お話を書くとき、自分ではよくわかっているので、こういった段落と段落の間にもう少し状況を説明する段落を入れないと、意味が分からなくなってしまっている文章ができてしまうことがあります。
これは、書いたばかりの時には全く気付かないときがあります。
お話を寝かせると、意外にこのわかりにくい段落と段落のつながりに、気づきやすくなります。
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この段落の見直しは、とても時間がかかります。しかも、もう一度お話を書かないといけないときもあります。
腰を据えて、ゆっくりと段落を見直していくことをお勧めします。
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では、次は 章 について書いていきたいと思います。
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