1.お話を書く(草稿)
さぁ、いよいよ、お話を書き始めます。
※追記
ここで言う草稿とは出来上がったばかりの小説に一つも手直しや推敲をしていないものを指します。
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まずはどんなシーンから始めたいですか?
主人公を目立たせるための手法としては、
・「セリフ」から始める。
・主人公の印象的な登場から始める。
・お話の一番印象的なシーンから始める。(見せ場)
などがあります。
けれど、初めてお話を書く方の場合、時系列通り(現在の時点から)に始めたほうが無難です。
過去の思い出から始めるのは、かなり筆力が必要です。お話を書くことに慣れてからのほうがいいでしょう。
無難なのは、「セリフ」(主人公の第一声)、人物の紹介も兼ねたシーンから書いたほうが、はじめやすいかと思います。
※追記
書きたい場面だけまずは書き始めるという方法もありますが、それだけで満足して終わってしまう場合は、時系列が一番マシだといえます。
わたしもそうですが、プロットにはドラマチックな見せ場だけを書いていることがほとんどです。
大抵のプロットにはキャラクターの日常が描かれているようなものはありません。一番なのは、キャラクターや平凡な日常を書くのがすきな場合でしょうが、どうもそういうのが得意な方は平坦な物語を書いてしまうことが多々あります。
平凡な日常生活物語ならともかく、山あり谷ありの話を書くときは、平坦な部分を後回しにして、山場などを書いておく方法もあります。
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ただし、
「ぼくはルシアーク、よろしくね」
というはじめ方はよくありません。
できれば、お話のストーリーに沿ったはじまり方がふさわしいです。
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おすすめの方法は、主人公の性格をよくあらわしたシーンから始めるほうがいいでしょう。
ルシアークなら、ミリアルに臆病だとからかわれるシーンから。それを、危機一髪で乗り越えて見せる場面がいいでしょう。
もしくは、ミリアルが親なし子であることを村の子供に指摘されて悔しそうにしているところを、ルシアークが勇気を出してかばう場面など。
読者や自分がこんな風だったら好きになれるという主人公のいい面を、書いてあげましょう。
その行動にも実は、ちょっとしたテクニックがあります。
ここにも、お話を肉付けしたときに使った論理を使うことができます。
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a.人物の行動・心の発端(問題提起)
b.人物の行動・心の葛藤(問題の障害)
c.人物の行動・心の解決(問題解決)
この手法は3×3の法則を参考にしています。
http://sugubin.com/2008/02/29/1834
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次回はその実践方法を説明していきます。
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