2.お話を書く(前準備)
大分続いてきた、小説講座ですが、とうとうお話を書く手前まで来ました。
これを全部済ませたら、すぐにお話が書けるようになる! ということはありません。
お話は書くうちにだんだんと上手になって行くので、最初から上手にできるということはないのです。
だから、なかなかかけなくても、何の問題もありません。
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まずは、自分がどんなシーンや、どんなセリフからお話を始めたいか考えるほうがよいでしょう。
自分が、主人公をこんな風にみんなに紹介したい! というシーンやセリフはありますか?
3*5の箇条書きにした文章に、そんなシーンやセリフが浮かんだのではないですか?
それは実はとても大切なことです。
書きたいシーンがあるというのは、お話を書く原動力になります。
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では、自分で考えたお話で、一番読者に伝えたいこと・自分が一番訴えたいことはなんですか?
それをセリフや箇条書きにしてみましょう。たった一文でいいのです。
それが、お話の芯を支える <テーマ> になります。
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何も思い浮かばなかったら、もしかすると、お話はまだ不十分なのかもしれません。
たくさん、キャラクターのことを考えたり、「なぜなの?」を繰り返して、お話の理解を深めましょう。
もし、急にお話に対して興味がなくなってしまったら、そのお話は生まれてこないということになります。そのお話のノートは閉じて、別のお話を考えてもいいと思います。
いつの日か、急に閉じて終わらせたお話に興味を持ったり、急にキャラクターを思い出して書きたくなったりするかもしれないですから。
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お話を考えたり思い浮かべたりするとき、わくわくしたり楽しかったりするのが、実は一番大切です。
その気持ちがあれば、必ずお話を書くことができます。
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ところで前回の終わりに、お話に色彩を付けましょう、と書きました。
色彩とは、先ほど説明した、<テーマ>や書きたいシーン・セリフのことです。
それはお話の <見せ場> になります。
<見せ場>のないお話はとても地味になって面白くなくなってしまいます。
必ず、<見せ場>という色彩を意識するようにしたほうがいいでしょう。
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では、3*5の箇条書きに、人物に言わせたいセリフや書きたいシーンを付け加えていきましょう。
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