6.お話の肉
お話の肉 って書くと、なんだかシュールな響きがするなぁと思う、今日この頃。
さて、長くかかっていますが、お話の肉 から、そろそろ次にかからないといけないですね。
まずは、最後のお話の肉について書きます。
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お話の肉付けのための、肉付けの方法の一つとして下記の約束事を紹介しました。
a-a.お話の初めで起こる問題。
a-b.お話の初めで起こる葛藤。
a-c.お話の初めで起こる解決。
これで、2~5までの箇条書きを肉付けします。
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下記の箇条書きが肉付けしたものです。
2.主人公と脇役は世界を壊そうとする魔王を退治に行く。
↓
2-1.自分たちでは無理なので、魔王を倒してくれる英雄を探しに王都へ行くことにする。前回の魔王は国王が倒したといわれ、皆の英雄だった。
2-2.復活しようとしている魔王を国王に嘆願したが、国王は魔王が復活するはずがないといって取り合ってくれなかった。
2-3.しかし二人の話を聞いていた国王の弟が味方をしてくれ、自分の軍隊を出してくれることになった。
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3.魔王に味方する敵を、主人公と脇役の二人でやっつける。
↓
3-1.なんと、魔王を復活させたのは国王の弟だった。
3-2.それを知った二人は殺されそうになる。張りぼての魔王を倒して国王を王座から引きずりおろして、自分が国王になろうと企んでいた。
3-3.しかし、ミリアルが魔物のように変異してルシアークを護ったため殺されずに済む。
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4.しかし、魔王は実は脇役だった。
↓
4-1.実はミリアルが魔王だった。魔王の城に近いため、変異して半覚醒している。ミリアルを召喚の術法で支配しようと国王の弟が画策する。
4-2.ミリアルは暴走しそうになる自分を止めるように、ルシアークに頼む。ルシアークは激しくためらう。
4-3.苦しみぬいた後、ルシアークは自分が英雄の生まれ変わりだったことを思い出す。
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5.主人公は脇役と闘い、勝利する。
↓
5-1.ルシアークは同時に自分を罠にはめ殺した真の犯人は国王だと思いだす。
5-2.ルシアークは英雄の力を解き放つため、ミリアルと力を合わせる。
5-3.魔王を呼び戻し損なった国王の弟は力を失い、魔王は消える。この世に生を受けたミリアルは消えなかった。魔王の力と英雄の力を取り戻した二人は、今度は欺瞞の国王のもとへ行く。
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ちょっと5が長くなりましたが、なぜなのも加えたので、箇条書きにならなかったです。すみません。
こんな感じで、問題→葛藤→解決を繰り返すことで、お話は大きく広がっていきます。
さて、<伏線>を解き明かすという点ですが、
ミリアルの頭痛 → 魔王と同化しそうになる時の苦痛。
ルシアークの悪夢 → 魔王に殺されたと思い込んでいたが、実は国王によって殺された時の苦しみ。
国王の弟がなぜ魔王を召喚しているのか → 国王を蹴落として自分が国王になるため。
国王が魔王退治に協力しないのはなぜか → 英雄をだまして殺したことがばれる。(魔王の城に証拠がある。英雄の死骸とか)
ミリアルがみなしごの理由 → 英雄が国王に裏切られるのを見て、英雄を護るために傍に生まれ落ちた。ミリアルの生みの親の胎を借りた。
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基本、ヒロイックファンタジーはここで終わりというエンディングが好きではないので、またここから物語が始まる的にしてみました。二人も強いきずなで結ばれたし、ハッピーエンドです。
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さて 骨 だけだった魚が、しっぽまで 肉 が付きました。
あなたが作ってみたお魚は ちゃんと胴体の太いお魚になってますか? やたら頭が大きくないですか? しっぽが長くないですか?
それでは、次回から、新しいことをしていきましょう!
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