ふたりぼっちの星の家

・タイトル

ふたりぼっちの星の家

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882310528


・作者

ここのえ九護先生


・公開状況

完結済(全1話、6,912文字)


・あらすじ

太陽の裏に存在が確認された、もう一つの地球。

なにからなにまで全く同じ、地球同士の悲劇が戦いを呼ぶ。

最初で最後の惑星間戦争は、やがて滅びをもって収束。

その時、双方の地球にはそれぞれ一人だけ生き残りが存在した。

少年と少女が互いを呼び合い惹かれる時……再び神話の時代が訪れる。


・オススメポイント

 この短い文章量の中で、驚くほどに多くの情報が詰め込まれています。それは全て説明をあえて省き、断片的に二つの地球の滅びを伝えてきます。多くの謎を残しつつ匂わせる中、少年と少女はお互いに最後の生き残りとして、出会うことを選択しました。二人は滅びの世界のアダムとイブなのでしょうか? あまりに悲劇的で残酷な世界に、滅びの中で輝く希望が残されます。童話のような柔らかさが、逆に愚かな選択をした二つの地球をまざまざと見せ付けてきます。短くてすぐ読める、読みやすさも素晴らしいですね! オススメです!

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