第14話 AWAKE本編2
『Shakespeare-Adventure-Can-Cea』
「派手に転びな!ハッ!」
攻撃!重圧な右拳を左腕で防御するが後ずさる!!破壊力の証明!!!
「このまま眠りな!英雄!!」
追撃!左拳を突き刺すように第2撃を放つ!!風圧が轟音になり直撃瞬間
「甘い」
右踵を軸に回転し距離が詰まり密接距離で左拳を突き上げる!だが、右掌で受け止めるVERMILIONは左拳を振り下ろすが右掌で防御。至近距離で睨み合う屈強の抹消者と覇者の風格を纏う英雄!!!
「ハハッ!やるじゃねぇか!!」
握られた左拳を更に力を込め押し切ろうとするVERMILIONは右掌で掴んだ英雄の拳を粉砕する目的に変更する
「さっさと潰れろ。英談はお前の命の段幕を降ろす時に語り部に話させる」
振り上げた左拳でVERMILIONの掌を損傷させ次手に繋がる戦略を立てる。右掌で掴んだ抹消者の拳を破壊する為、同意の手段を講じる
「VERMILION。お前の身柄は最も恐るべき対象に引き渡す。その先は恐怖と絶句だ。安楽死が最良と知る事になる!」
硬直を溶けず……互角!
「一筋縄ではやはりいかないか……純血に悪意が滴り虐殺の限りを繰り広げた抹消者……生き場を失う覚悟をしろ」
凄絶な眼差しと全てを圧迫する空気で押し切る勢いで殺気を放つ
「派手な笑いを誘う戯言だな。英雄の影に潜む密かなパイプを暴いて同類扱いしてやろうか!?何故、この場所が判った!!?」
病棟の廊下で対峙する二人は硬直を継続!直進の廊下で前後は屍の山!そしてVERMILIONの後方で突然爆発音!吹き飛ぶ人々!!その原因は
「手~貸したげるからそっちで足並みを揃えてね」
視線のみを後方に流し姿を確認。一室の半分の壁が粉塵と化す程の破壊力。屍の中に佇む人影
「……成る程。そういう事か。大した繋がりだな」
「ここで捕獲する。VERMILION……お前の知る情報を欲しがる人物がいるからな」
VERMILIONは踵を最大の力で踏み、靴の中に仕掛けた【何か】が砕けた
メインストリートは活気である。様々な店がありCARRYは笑顔でありプレマテリアは目当ての店を探している。そして耳の奥に仕込んだ装置から察したのは
「!!!?」
突如、立ち止まり瞳孔が拡大した。手に持つトッピングを豪勢にあしらったhot dogのケチャップが地面に落ちる。傾けた為だ
「うわ!勿体ないから止めてよ!」
「ハンドフード好きよね、お嬢さん」
やや、前方で呻くプレマテリアと悪戯に笑うCARRY。獣の如く口に詰め込み、親指についたケチャップを舐め、ついでに上唇を舌で舐め回した
「この周辺にさ。災害が起きた場所ってある?」
「何よ急に?どうしたのよ?」
街頭に目を配れば電化製品を豊富に揃えたチェーン店があり、一足先にプレマテリアは向かっていた。外に置かれたTVを見れば
「ニュース速報だね。突然、建物が爆発したみたいだよ。この近く……なのかな?」
早走に家電店に足を運び割り込むように入る少年。カップルが苛立ち
「割り込んでんじゃねぇ!チビ!!」
肩を掴んだ瞬間、腕を掴み捻る
「僕に触るな、薄汚い馬鹿面」
殺気を放ち更に力を込めれば悲鳴をあげ苦痛の表情を浮かべた。少年を中心に気づけば十数人に囲まれていた
「何やってんのアンタは!?」
慌ててかけよろうとしているが、反対側の道路で交通状況が頻繁に自動車が通る為近づけない
「何だよこの悪そうな奴らは……君の大体、友達かなあ?今、ザコに構う暇は無いんだよ!」
捻り上げ乾いた音が鳴る!悲鳴をあげるカップルの女。木霊する直前に顔面を蹴り吹き飛ばした!
「関節が屈折されると修復した後が面白いんだよなぁ。なんせ位置よりも根本だからさ……骨盤の歪曲なんて不偏の生涯を辿っても真っ当の認知すら気付かない。実に喜劇じゃないか!」
更に肘部分の骨に衝撃を与え投げ飛ばす!尻餅ついて後ずさりながら周囲に叫ぶ
「ば~か。無価値のゴミ共、15秒は持たせろよ」
指先を鳴らし口元に笑みを浮かべ輝きの無い黒い眼球が更に深みを増した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。