澤井うさこ(中学3年生)感想 / ガイアの知性 / 国語ノートより抜粋

エル・カズネ

感想 / ガイアの知性 / 国語ノートより

「ガイアの知性」

全体のまとめ

人間の知性=攻撃的な知性

鯨や象の知性=受容的な知性

人間はその攻撃的な知性によって、環境破壊を起こし、

地球全体の生命を危機に陥れている。省略



私はこの文章を読んで、改めて

人と鯨、両方の偉大さを感じた。


つまりは筆者の考えに心から賛同している。

かと言って、それは本文中に書いてあるので、

今回は私の考えとして、

人と生物の中で一番興味のある鯨を褒め称えようと思う。


ではまず、人の偉大さについて。

これは人だけに限るものではないが、多様な環境と対峙し

変化させる能力がある。

温度や湿度、そこにある特有の産物を利用するからこそ、

人はどこにでもいて「住めば都」という言葉があるのだ。

また、誰もが知っている発達した科学技術。

最後に各国の違いはあるものの、正しくあろうとする目的は同じである「法律」。

これは人が作り出したあらゆるものの中で、

私は一番知性が見られるものだと思っている。

もっとも法律があるという事は、それに対する悪があるわけだが。


そしてそのような人間の一部に畏敬の念を抱かせる動物が鯨である。

彼らは人と逆で、環境を変える代わりに適応する能力がある。

また、本文のように、高度な知性も持っている。

科学を進歩させなくとも、地球と共に生きることができる。

人間である私から見ると、鯨は申し分ない生物だと思う。


このように、私は本文を読んで、多種多様な能力で地球を切り開く人間と、

まさにその逆である、地球を理解し、適応していく鯨、

この二種の生物はどちらも偉大だが、やはり鯨がまさっていると思う。

鯨が持っている方の知性を、科学技術を進歩させる人間も持てば、

地球と共存できるのだろう。


最後に本文を読んで私は疑問を抱いた。

それは、「知性」とはどこから来たのか、ということだ。


調べたところ、鯨の祖先は、約五千三百万年前に存在した偶蹄類だそうだ。

イヌに似たパキケトウスというその動物は、陸地から水中に生きる場所を移し、

後ろ足を退化させ、巨大化して今に至るらしい。

その過程のどこかで、このような知性が生まれたのだろう。

大脳真皮質の進化だけが要因なのだろうか。


本文のエピソードの一つで、イルカと人間が心を通じ合わせている話があった。

いつか鯨と会話できる日が来たなら、

私はこの疑問を伝えてみようと思う。


いったい鯨はどう答えるだろう。 今から楽しみだ。



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