第3話 Introduction.─in the Blue Note─
片付けも終わり、あおいも風呂からあがり、とりたててやることもなく、今は二人でテレビを視てる。
母ちゃんがテレビは視ないひとなので、俺の部屋にしかない。
したがって、俺の部屋で。
もぅ。
おばちゃんも母ちゃんも面白がって……
おかげでなんだかあおいが借りて来てるみたいになってるじゃねーか。
俺もなんだか気まずい…。
ちくしょー。
こんなしおらしいあおいなんて……
……なんて……………
……可愛いんだよなぁ…。
こいつ
黙ってりゃほんと可愛い。
ってか、綺麗なんだよな。
いつもショートにしてるけど、ボーイッシュではなくちゃんと女の子してる。
色白で小顔で、目鼻立ちしっかりしてて、ちょっと尖った切れ長の目なんてすげぇカッコいいし、右目のすぐ下の泣きぼくろもすげぇ色っぽくて…
俺と並ぶと15センチくらい違うかな?
ちっちゃくて細くて華奢な身体で、中身入ってんのか心配になるほどくびれた腰してるクセに、もぅDカップとか言ってたし…。
母ちゃんの言う通り、おばちゃんのいいとこぜんぶ貰ってんだ。
そりゃモテるの当たり前だ。ってか、これで性格もすげぇ良いんだから普通の男が落ちないわけねーよな。
うわ。俺。
こいつの良いとこめちゃめちゃ知ってる。
なんだったら、10歳まで一緒に風呂入ってたし一緒に寝てたぜ?
こいつのファンが聞いたら呪い殺されそーだな。俺。
いつからだっけ…。
こいつがこんなに綺麗になり始めたのって…。
「……何よ? さっきからひとのことジロジロ見て?」
「へ? あぁぁ悪い。
大きくなったなぁって思って。」
「あんたはお父ちゃんか?! 」
「ははは。似たようなもんだ。」
「……………。…お風呂入んなよ。」
「そ そうだな。じゃぁ俺も入ってくる。」
これ以上見てたらなんか色々ヤバい気がする。
ちょっとさっぱりしてこよう。
****************
「ふぃー。さーっぱりしたー。」
風呂は良いねぇ。あんだけモヤモヤしてた煩悩が綺麗に流れた気がするぜー。よしよし。この穏やかな気持ちのままとっとと寝てしまおう。
「あがったぞ~………………。」
とふすまを開けて固まった。
ふすまを開けるとそこは……おっぱいだった。
しかも、ノーブラでパジャマ全開。
すごい綺麗なピンク………
─────@&☆%¢?!
「お お お前っ?! 何やってんだ?! 」
「きゃ?! あ あんた?! ノックくらいしなさいよ?! 」
「いやいや俺の部屋だしふすまだし!いやいやいやいや‼ なんで素っ裸なんだよ?! 意味わかんねーよ‼」
「す ストレッチしてたのよ‼ 寝る前必ずしてるから!」
「なんでブラまで外してストレッチすんだよ?! パジャマもはだけて?! バカじゃねーの?! 」
「ぱっ パジャマのボタンが飛ぶからよ‼ ブラもストラップが食い込んで切れそうになるの! バカって何よ?! 」
「お前が巨乳なんかになるから悪いんだろ?! 10歳ん頃はあんなに小さかったじゃねーか!」
「し 知らないわよ‼そんなこと言われても大きくなったもんはしょうがないでしょ?! 」
「何も今そんなことしなくたっていいじゃねーかよ‼ 俺が居ない時にやれば……」
「毎日続けなきゃ意味がないの‼
綺麗になりたいの!努力しなきゃダメなの!少しでも早く綺麗になんなきゃあんたこっちちっとも見てくれないじゃない‼」
「…え?」
「い……もぉぉ。いい‼
……これ…誰から?……誰からのプレゼントなの…?」
「あ!それベッドの下に……。……なんで勝手に探ってんだよ?! 」
「…だって見えちゃったんだもん……。…美里…?それとも智恵理…?
……そーとのこと好きな子いっぱいいるもんね?」
「……関係ねーだろ?」
「……関係……あるよ…。」
「なんでだよ…?」
「あるもん‼……ある…もん…………えっ……えっ……えっ…」
「なっ……泣くなよ…。なんで泣くんだよ……。」
「知らない…わよ……うっ……え……もぅ……えっ…」
「もう。………お前に泣かれたら弱いんだよ……知ってるだろ?」
「…えっ……困ってろ…バカそーと……う……え…」
「…ふぅ。わかったよ…。……それ。開けてみろよ……。」
あおいが泣いたまま目を見開いて
「なんであたしが開けるのよ。…そーとがちゃんと開けてやんなきゃ……。」
「…違うんだよ……。開けたら分かるから。開けてみな。」
あおいがおそるおそる包みを開いて、中のジュエルボックスとカードを取り出す。
「カード。読んでみろ。」
二つ折りのカードを震える華奢な手で開ける。
そして、ぼろぼろ泣き出した。
「なっ また?! なんで泣くんだよ?!
お前にだってば‼ ちゃんと読んでみろ‼ おい!あぁぁぁもう…。」
「……うぅぅぅう……えーん。」
「泣くなってば‼ 嫌なのか?! 」
「ちが……違う……。ぅ…… う…嬉しい……の。
誕生日おめでとう…だなんて……いつもありがとうだなんて……うぅぅ……。」
「いやそれ普通の言葉だろ?! 10プレートな?! 」
「嬉しいの‼ 嬉しいの‼
あたしの……あたしの為に……だったの?今日のストリートは…?」
「……そうだよ。普段面倒かけてばっかだしさ…。
こんなことしかしてやれねーから…。」
「ぅうううう……ばかそーと…。
うぅぅぅう………えぐっ……えーん」
「泣くなよ‼ こんなもんくらいで!…お前に泣かれたらほんと弱いんだよ……。なんかほんとに酷いことした気分になる…。」
「してるじゃん‼ こんなこと……。ぅうううう…うぅぅ…もぉぉ…。」
「ひっ 酷いのかこれって?! ごめん‼ 悪かったよ‼ 泣き止んでくれよ‼」
「謝るなバカそーと!……うぅぅ……嬉しい…。嬉しいぃ…。」
「えぇぇ?! どっちだよ?! わかんねーよ?! もうぅぅ!」
「嬉しいの‼ バカそーと!……ぅうううう…。」
「あぁぁぁぁあああ!なんだこれ?! どうすればいいんだ‼」
「…うるさい。ちょっと黙れ。………ん……。」
頭を抱える俺の手を払いのけ、柔らかな感触が唇に触れる。
「──────%☆&@。」
いいにおいだな。
すべてが柔らかいあおいの感触。
こいつこんなに小さかったっけ?
女の子になったんだなぁ。
あおいが唇を離し、ふいに現実に戻される。
「………ふぅ。………ごめん。貰っちゃった。初ちゅぅ…。えへ。」
そう言っていたずらっぽく微笑んだ 笑顔に心臓がほんとにドキッと鳴った。
こいつこんなに綺麗だったっけ?!
上気して微笑んだ笑顔。
上から二つボタンを外したままの姿。
当然、ノーブラな胸元から見える谷間の奥までもが真っ赤に染まっている。
うわ。ヤバいヤバいヤバい。
あおいから目が離せない。
この早鐘のよーなドキドキ。聞こえないだろうな?
カッコわりーよ!
「……怒った…?」
そんな潤んだ瞳で上目に見るなよ。理性がわけわかんねーことになりそうだ。
どんだけ可愛いんだよお前。びっくりするわ。
「…ねぇ。そーと?……怒ってる?」
深呼吸深呼吸。
ひっひっふぅぅ。ひっひっふぅぅ。
そ そりゃお産か。
うわぁぁぁ。真っ直ぐあおい見れねーよ。
なにか 言わなきゃ。なにか……なにか…
「……お前。エロくなったなぁ。」
「へ?……え…エロい…あたし…?」
な な 何言ってやがんだ俺のバカ‼
困ってるじゃねーか!
女の子に言う台詞じゃねーだろ!もっと考えろ!もっとなんか……
「……その…なっ…泣きぼくろとか?…すっげぇエロ可愛い…。」
「…こ…れ…? 都ちゃんのおさがりだよ…? 知ってるでしょ? あたしは都ちゃんの反対がわについてる。あたしも気に入ってるんだ…。」
もぅ死んでしまぇ!なんで泣きぼくろで話をうやむやにしようとしてんだよ?! もっとなんかあるだろ? キスまでされてんだぜ?! ふぁーすときすだぜ?!
……ん?あおいも初めてなのかな…?
ってなに考えてんだよ‼
別に良いだろうよあおいが誰とキスしてようと!えっちなことしてようと!
してよう……と………………………………………嫌だな。うん。
「……あおい?………その……。
……お前も初めてだったの…?………キス。」
うぉおおおぃ?! 何聞いちゃってんだよ俺?! 初めてじゃなかったらどーすんだ?! 大丈夫なのか?!
うわぁぁぁ。はずかしーはずかしーはずかしー!超怖ぇぇえ!
「……初めてだから貰って欲しかったの。そーとに。ダメ…だった…?」
「ダメじゃない‼ ……ダメじゃない。嬉しい。あおいの初めて。俺が…俺で、良いのかなって…」
「うん。あたしも初めてがそーとで嬉しい。」
そう言って微笑んだあおいの背中に羽根が見えた。
天使みたいだ…。
理性がとか、煩悩がとかどーでもいいや。
俺。こいつを守りたい。
この綺麗な羽根を守ってやりたい。
家族とか兄妹とか姉弟とか関係なく。
ずっとずっと。
「……そーと? ジュエルボックス開けてもいい?」
あ。忘れてた。
すっかり飛んでた。
「……いいよ。本当はあおいの生まれた2時14分に渡そうと隠してたんだ。いいから開けてみな。」
あおいがゆっくりとボックスを開く。
「……うわぁぁ。綺麗!
何これ?宝石…だよね…?」
「うん。 アクアマリンなんだ。
アクアマリンはお前の誕生石なんだってさ。前にあおい、高校入ったらピアスあけよっかなとか言ってただろ?
お前の身体に傷つけてまでつけるピアスなんだから、俺が選んであげたかったんだ。
それとお揃いでペンダントもあったから、ついでに美里にチェーン選んで貰って作ったんだよ。
……チェーンは美里チョイスだから…怒るんなら美里に言えよ?」
「………もぉぉ。泣かせ殺す気か?うぅぅ…もぅぅ…。
……凄い高かったんじゃないの?」
「大丈夫。一年でけっこう貯まったんだぜ?
受験勉強もしないでストリートけっこうやってただろ?あれ。ぜんぶ貯めてた。結局、お前に受験勉強手伝わせちゃって迷惑かけたけどな。ははは。」
「……何言ってんのよ……もぉぉ…。……あたしなんかの為にそんなことまで………うぅぅ……えぐっ…ひっく……バカ。」
「ごめんてば。もぅ泣くなよー。驚かせたかったんだよ。」
「うぅぅ…充分驚いたわ‼……もぅ……バカなんだから……。それで美里ん家によく言ってたのね?……あたしはてっきり美里に告られてそーとがOKしちゃったんだとばかり思ってたの……。」
「いやいや。美里にはちゃんと事情を話して協力してもらってたんだよ。俺が選ぶったって、アクセ宝石類まったく無縁だからわかんないし、選ぶのにも時間かかるし、それに美里の父ちゃん宝石商だから、ギャラリー見せて貰って選ばせて貰ったんだ。ずいぶんまけてもらったしさ。美里にはほんと頭あがんねーよ。」
「…美里。なんか言ってた…?」
「さんざんからかわれたよ。ったく。たかが高校生風情に何十万もするよーな宝石贈るなんてどうかしてるんじゃない?とか、もぅこうなったらさっさと結婚しな!とかな。
……結婚式には呼ばなきゃいけないことになったけど…。ごめん。」
「…それって?! ……どういう……?」
「…さぁ。さっぱり。とりあえず約束させられたけど。」
「……あぁぁ。はは。そぅ…でしょうね…。そーとはたぶん…そうでしょうね……。」
「何だよ?意味わかんねーよ?」
「ふぅ。……まぁゆっくりいくわ。
…ったくいつまでもお子様なんだからそーとは。
美里はあたしがフォローしとく。
あーぁ。あたしは前途多難だー。
高校入ったら入ったでまーたあんたは目立つんでしょーしね?
その度に心配して心配して心配して走り回ることになるんでしょ?分かってるわよ。ふん。がんばるもん。」
「何ひとり完結しちゃってるんだよお前?わけわかんねーよ。」
「はいはい。分かりましたー。おしまい。ちゃんちゃん。
じゃぁそろそろ寝よ?」
「……うーん。なんか納得いかねーけどいいか。
お前俺のベッド使えよ。俺はコタツで良いから。」
「だーめ。そーともベッドで寝るの。まだまだ朝晩冷えるんだから。」
「いやいやいやいや。さすがにそれは無いだろ。お前よくっても俺が無理。無い無い。」
「なんでよー?前は毎晩一緒に寝てたじゃない?大丈夫よ。そーとの寝返りの回数や寝言までちゃんと分かってるわよ。」
「いやそーいうことじゃなくて‼
俺もぅ男。お前もぅ女。
そんな身体で隣に寝られたらさすがにちょっと…」
「だから大丈夫だって言ってんでしょ?
ちゃんと起っちゃったらあたしが全部受け止めてあげるって言ってんの。」
「お お前?! もしかしてもぅ?!」
「なわけないでしょ‼ ファーストキスさっきなんだってば。…ちゃんと処女は守ってるわよ…。もぅ。」
「いやだから俺は無理なんだってば‼ お前そんな…綺麗だし……壊したくないっていうか……☆%¢*@」
「うるさいうるさい‼四の五の言うな‼
はい。電気切る。あなたそこ寝る。OK?! 」
「お…OK……。」
「右側ね。はい。布団めくる。あたし入れる。OK?! 」
「お お …OK……。」
「わー。そーとのにおいー。久しぶりだねー。やー幸せ。あったかーい。」
「………………………。」
「左手あたしの頭の下に入れて?…そぅそぅ。わーい。そーとの腕枕ー。あったかーい。相変わらず体温高いのね?冷え性なあたしはほんと助かるわー。絡んじゃう。天然抱き枕。」
「………………………おい。」
「何よ?固まっちゃって?
昔みたいにくすぐりっこしたらいいじゃん。」
「…………………………無理。」
「無理って何よ?失礼な。
あたしは猫科なの知ってるでしょ?
あったかいとこにひっつくの。大丈夫だから。どうどうどう。」
「…………………………ダメ。」
「もうぅぅ。そーとのケチ。
じゃぁ腕枕だけで我慢したげるよ。はい。寝て。」
「………………………寝れるか?! バカ‼身体悪くなるわ‼」
「………そーと?………………………ほんとにいいよ?」
「な、何がだよ?」
「……そーとのしたいようにして?
…あたしはほんとにそーとに貰って欲しいもん。」
「………や…。だってお前…。」
「………いいの。………………………手。貸して?」
右手をあおいに取られる。
あおいは俺の手をゆっくりと自分のほっぺたに持っていき、すりすりとほおずりする。
暗くて表情まで見えないけど、笑ってるみたいなのはわかる。
「………大きな手…。いつの間にか男になっちゃったんだね。そーとも…。」
「あおいだって綺麗になったよ?びっくりするくらい。いつの間にか女だった…。最近気づいたんだけどな。」
「……もぅ。努力してたんだよー?
いつかそーとに綺麗って言わせてやろうって…。その為のストレッチやマッサージなんだから……。あんたギターばっかりで、ちっとも見てくれないんだもん。そりゃ大きくもなってるさ。見てない子供は育つの早いのよ?」
「……気づいてやれなくてごめん。
でも俺も必死にやってたんだよ?お前や母ちゃんやおっちゃんおばちゃんを守りたくて。一生懸命走ってた。」
「…うん。見てたもん。知ってるよ。
あたしはそーとをずっと見てきたもん。
そーとだけを。ずっと。」
「……ごめん。
俺はやっぱお前には敵わないよ。
あおいが笑うと元気になるし、あおいが泣いてると死んだような気分になるんだ。だからずっと笑わせたい。父ちゃんとも約束したんだ。
お前や母ちゃんやおっちゃんおばちゃんを一生懸命守るって。ずっとずっと笑ってられるようにがんばるって。」
「……そーと…………守られたげる。
だから。あたしを。ずっと。ちゃんと見ていてね。
あたしが笑って生きてくとこを、ちゃんと見ていてね。」
「…うん。約束するよ。」
「……その言葉だけであたしはちゃんと真っ直ぐ生きていけるよ。
ちゃんと幸せに笑ってられるよ。ほんとに。幸せ。」
ほっぺたにある俺の手に
あたたかい涙の感触。
あおいが笑ってるのなら、俺は嬉しい。
「……落ち着いてる?そーと?ちゃんと寝れるかな?」
「…うーん。た…ぶん。動かないでくれたらな?」
「それはあたしが無理だよ?ふふ。…そーと? ……そーと。」
「何…?」
「……じっと、しててね。」
「────えっ?! 」
そう言ったあおいが、ほおずりしてた俺の手を下に……胸?!
「……ん。よいしょっと……」
えぇぇぇぇえ?!
ぱ パジャマはだけやがった‼
俺の右手の感触はまさに生のあおいの……胸?!
「……ぁ…ぁん……今あんまり指動かしちゃだめ。」
ひぇええぇ‼
喘いじゃってるじゃんあおい。
か 可愛い。
「………もぅいいよ。指動かしても。好きに触って?」
「……好きにって……お前……。」
も も もぅ凄い感触。
プリプリしてる。おっきい。凄い柔らけぇ。
「大丈夫だよ?気持ちいいから。」
「き 気持ちいいもんなのか?! 」
「……うん。思ってたより何倍も気持ちいい……。」
じゃぁちょっとだけ動かしても良いかな?
ごめんあおい。我慢出来ねーよ。
ゆっくりと乳房の輪郭に添ってなぞってみる。
その度にあおいの身体が上下にぴくぴくする。
「……ん。……ぁ……あん…だ……ダメ…。」
「ダメなのか?! やめる?! 」
痛いのかな?あまりに華奢なあおいの身体が壊れそうで壊しそうで怖い。
「……ち ……違うの……思ったよりも気持ちよくて……凄い……ぁ……凄い気持ちいい……。もっと……もっと触って…?」
ふぇぇぇ。可愛くて愛しくてたまんねー。
こんなもんなんだ。そんなに気持ちいいんなら…もっと気持ちよくしてやりたい‼
輪郭をなぞっていた手をゆっくりと動かして揉んでみる。
下から上へゆっくりとゆっくりと。
大きな乳房を手のひらで包むように揉んでると、あおいの息が段々と荒くなってきた。
揉む度にあおいの身体が上に上にずれてく気がする。
しだいに声が甘くなってきた。可愛いぃ。
「………ん……ん…ぁ……ぁん…ぁ……ぁん…そーと?…気持ちいいよ?……ぁ…ぁん…そーと……そーと…ぁ……ぁん…」
手のひらの腹に固い突起が突き出てきてんだけど…触っても大丈夫なんだろうか…?
「…あおい…?…その……乳首…触っていいかな?」
「……うん……触って欲しい……ぁ…あぁ…」
右手のひらで乳房を揉みながら、左手で乳首に触れてみる。固い。最初と明らかに違う。起ってる…のか?
乳首をちょっとだけ摘まんでみる。
「───?! ──ぁああん‼……ぁああぁああ……いい……凄い気持ちいい……頭が…真っ白になっちゃう……ぁあん…もっとして?…そーと?お願い……もっとして?」
か 可愛過ぎだろあおい?!
もう辛抱たまんねーよ‼
「……あおい?…もう無理だ。可愛くて我慢出来ねー。」
「…うん。……うん。して。……あたしをそーとの好きにして?
お願い……。」
ゆっくりと揉んでた手はもう両手になり、強く掴んで揉みしだく。
あおいは口に指をくわえて声を殺そうとしてるけど、でも気持ち良さそうな声はぜんぶ殺しきれてない。
こんなに強く揉んでたほうが気持ちいいんだ?! すごい。知らなかった。
そっと乳首にキスをしてみる。
「───はぁん……ぁああん…」
気持ち良さそう。
今度は吸いながら舌で転がしてみる。
「───ぁぁぁぁああああ‼……だ……ダメ‼…なんか……なんか…来ちゃう……」
来るって何が?!
いわゆるイっちゃうってやつか?
だったらイっていいよ。もっと気持ちよくなってよ。
吸いながら舌で転がして
手は休まずに揉みしだく。
時々、軽く咬んだりして、あおいの綺麗な胸じゅういっぱい舐めてあげる。
「……ぁああん……ぁ……ぁ……ぁぁぁぁああああん…ダメ…ダメ‼……なんか来る……ぁああぁん…ぁん……ぁああん…そーと!…そーと!……なんか…なんか……来ちゃうぅ!……ぁぁぁぁああああぁぁぁぁああああ‼ 」
あおいの身体が大きくのけぞって、ガクガクと痙攣してびっくりした。
治まったかな?手足がまだビクビクと痙攣してる。大丈夫かな?
「…あおい?…大丈夫?」
返事はないけど、息は荒くまだビクビクとしてる。
ビクビクとしながらも、大きく息を吸って俺のほうに手を伸ばしてきた。
「…あおい?」
大きく息を吐きながらあおいが掠れた声で答える
「……そーと…。ごめんね…。頭真っ白……。
…………あたしどうなっちゃったの…?あんまし覚えてない……」
手を取ってるけどまだビクビクとしてる。熱い手。凄い。
「…うーん。どうやらいわゆるイっちゃったってヤツみたいだな。」
また大きく息を吐きながら
「……そっか。イっちゃったのかあたし。…………気持ち良かったぁ……。びっくりした。」
「俺がびっくりしたよ。いきなり弓なりにブリッジしてガクガク痙攣すんだぜ?! 死ぬかと思ったよ…。ほんと…。」
「やぁぁ…言わないで…恥ずかしい…。」
か 可愛い。
ってか愛しい。
「……胸でイけちゃうんだな?知らなかったよ。」
「もぉ……。言わないでってば……。…あ……思い出しただけでトリハダ立っちゃう…。やだ…クセになっちゃったらどうしよう……。ほんとに気持ち良かった…頭真っ白になったもん。」
「良かった。なんか幸せな気分になるな。女の子イかせれたら。もうこれで満足だって思っちゃう。なんかほんとに幸せ。」
「…ごめんね…あたしだけ。
ほんとはそーとにしたげようと思ってたんだよ?口で。」
「…えぇぇぇぇ?そんなこと考えてたのか?!
いいよ‼俺はもうなんだか充分に満足してるよ。」
「そう? じゃぁまた今度したげるね。ごめん。
いっぱいいっぱいあたしの身体にキスしてくれて嬉しかった。ありがとう。プレゼントも貰ったし、人生最高の誕生日になったよ。」
「はは。良かった。
じゃぁもう寝ようぜ。明日はそのペンダントつけてデートでもしよう。」
「ほんとに?! わーい‼ 嬉しいなー!
じゃぁ早く寝よ?
腕枕はしてね?」
「はいはい。どうぞ。お姫さま。」
「はい。あたしの王子さま。
おやすみなさい。」
「うん。おやすみ。」
頭を撫でてたら5分もかからずに寝たお姫さま。
ほんと。大好きだよ。あおい。
お前は俺が絶対に守るから。
おやすみ。
****************
「…………!!!……そーと?」
「……ん。どした…?」
「あたし………ぱんつぐっしょりなんだけど…。」
「……おねしょ?!」
「なわけないでしょ?!」
「じゃあなんだよ?」
「…………イっちゃった時に出ちゃったみたい…。」
「何が?」
「…………愛液…。」
「へー。そんなもん出るんだ?へー。」
「………バカそーと。デリカシーのないやつ……。」
「わかんねぇもん。どうしたらいいんだ?」
「んー。ぱんつとパジャマ脱いで寝てもいい?濡れてて気持ち悪いから。」
「俺が良くねぇよ?!」
「我慢出来なくなったら別に入れてくれてもいいよ?」
「良かねぇよ?!」
「もぅ。ケチ。」
「ケチとかじゃねーだろ?!赤ちゃん出来たらどうすんだ?!」
「あたしは嬉しい。そーとの子供なら産みたい。」
「いーよ。負けたよ。脱いで寝ていーよ。」
「え?入れてくれるの?赤ちゃん産んでいいの?」
「なんでそうなるんだ?! もぅ脱いで寝てもいーよ。」
「わかった!じゃあ脱ぐね。我慢出来なくなったらいつでもいいよ?」
「わかったわかった。おやすみ。」
「おやすみなさい♪」
「…………………………………っしょっと。……………はいどうぞ♪」
「わっ!生おしり!たまんねーよバカ!」
「ふふふ。可愛い。おやすみー。」
*********************
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