第93話 2022年 イベント「2022年本屋大賞」

この気持ちをどう伝えたらの、それさえも分かりません。エッセイってそれでも良いのではが最近の実感です。

あと2ヶ月経ったら、そう言う事もあったか、相変わらずか、もっと出来ることがなかったかが去来すると思いません。どのタイミングでコメントが着くか分かりませんが、今エッセイだけはノーコメントにします。


2022年4月6日にあの2022年本屋大賞が、10候補作品から選出され「同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬」が選ばれました。


うん、いや、その10候補作品を見た時にそうなるであろうは察していました。

ただ、現在ロシアのウクライナ侵攻はこれからもです。とは言えノミネートの10候補作品は2022年1月21日にノミネートされており、「同志少女よ、敵を撃て」だけを、最近の事情で一定の配慮で除外するのはらしくないでしょう。でも、そちらも大きな選択肢ではなかったかです。


「同志少女よ、敵を撃て」は事あるごとに、本屋のハードカバーを手にとっては、少ない給料日が来たら買おうかなでした。それがずっと延びて、まだ購入出来ていません。


一時期本屋から消えた時期も有りましたが、いきなりエンド棚に山積みになる事が有りました。それはウクライナ侵攻間も無くでしょうか。ここは幾分地方の書店なので、展開理由がわかりませんけど、版元の早川書房の営業力もあったと思います。それ明らかに違うよなと思いつつ、どこかのSNS等々で火が付いたら山積みにせざる得ないでしょう。


いつか読もう。本を読んでから、エッセイに起こすべきでしょうか。書評の多々往来すると厳しい評価も、ウクライナ侵攻前からあります。私の敬愛止まない金子修介監督は、この時期に読むのが本当辛かったそうです。それは作者の逢坂冬馬のコメントの折々でも語られています。生き方に正しいも何もないでしょうけど、何故戦うのか、それは戦わされてるに過ぎない事もありましょう。


第二次世界大戦当時のソ連とドイツに名分は有りましょうが、戦火広げたら、どっちもどっちです。

それは今や現在のロシアのウクライナ侵攻も同様です。ロシアは言わずもがと、ウクライナも並列にです。大国のロシアはしないだろうと思っていた、婦女への蛮行及び金品強奪の確認もニュースフィードに上がってきます。ウクライナもそれはただの大量殺人だと言う毒物の混入も有ります。そう、ここ迄混迷し長期間に及ぶと、バイアスが働いてとめどようがなくなるのが戦争です。ユーゴスラビア分裂のそれはもう歴史の一行になってしまったのでしょうね。悲しいです。



敢えてこの状況下で、何故「同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬」がもどかしいです。前提としては、全国書店員が選んだ、いちばん売りたい本と。やはり各世代に有名な賞なので、書店員が本当に勧めて良いかは有ります。確かによく読むと、ベールの3枚向こうで真理は自ずと有りましょう。ただ、書籍である以上、そこに辿り着くのは本当の少数の方です。


今回の経緯で、本屋が、書店員が、少々苦手になったは有ります。これならばプレーンにAmazonに本格的に移行しようかと思ったのも確かです。絶対的な信頼があったのに、切ないものです。

ああでも、地元の成田本店では売れる本なのに、頑なに山積みはしません。これは戦前からの老舗本屋ならではの良心と思いますので、全国の書店が軒並み「同志少女よ、敵を撃て」に傾倒している訳ではないと、釘を刺しておきます。


あと、実は「同志少女よ、敵を撃て」がカクヨムでも先行連載していたの事実も、後にニュースフィードで知ります。何故書籍化オファーしなかったかは、まあ深い事情もありましょうけど、KADOKAWAなりの裁量かで良かったと思います。

いや書籍化をせずに、公募の為に取り下げずにカクヨムに置きっ放しであったら、カクヨムリワードはとんでもない状況、いや次の局面に入ったと思います。そのタイミング同じくかが、カクヨムリワード強化だったのかなと、今になって過ぎります。


とは言え全国の書店の多くは、「同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬」の拡販と受賞おめでとうポップと同時に、ウクライナの平和の為の義援金も承っている事と思います。どこか相反しているのですが、ここの正解も、今の私にはやはりわかりません。安易に第三国が煽って資金を投入しては、よりもつれて行くのが歴史です。



そうやはり、いつかは読みたいと思いますけど、ただそれは今ではないと思います。

その前にロシアをブロックしているNetflix辺りが映像化しては、アカデミー賞ノミネートも固いものでしょう。その時にメディアミックスの良心も考えましょうか。

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