第65話 2019年 配信「The 6th Anniversary ダンスサミット - 2019.6.16 -/東京パフォーマンスドール」 切なる願い

□タイトル:The 6th Anniversary ダンスサミット - 2019.6.16 -

□配信チャンネル:東京パフォーマンスドール(TPD)Official YouTube Channel

□配信ソース:The 6th Anniversary ダンスサミット(未公開ライブ映像)

□収録場所:渋谷ストリームホール (2019.6.14)

□配信日程:2020.6.30 23 : 59まで二週間期間限定公開

□スタッフ::Direction & Camera : たかやとらい/Camera : 平井侑馬, 山内康太, 島啓太、山梨寿莉, 梅原美侑


□セットリスト:

01. ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.- 1:14

02. TOKYO ROMANCE -Rearranged ver.- 4:30

03. 気持ちはING -Rearranged ver.- 7:38

04. Lovely Lovely 10:28

05. Shapeless 13:28

06. Neo Elements 16:19

07. Starship Flight 18:22

08. TRICK U 22:57

09. Counting the Seconds 26:31

10. Jumpin’ Up! 29:32

11. 純愛カオス 32:35

12. SURVIVAL!! 35:32

13. BRAND NEW STORY 38:48

14. DREAMIN’ 41:40

〈Encore〉

15. HEART WAVES 46:50

16. SUPER DUPER 49:50

17. One Day One Life 55:19

〈Double Encore〉

18. Hey, Girls! 58:10




TPD公式チャンネルの久しぶりの大仕事です。配信時間は約1時間2分ですけどね…なんと言うべきか、配信しなくてもブルーレイにすれば買うものの。ぶつぶつ。とは言え、配信からほぼ毎日楽しませて貰ってますけど。

以下カクヨムでは新生TPD記事はほぼ読まれないので、良い点残念な点を書き連ねて行きます。そう来月になればTPD公式チャンネルからも消えるので備忘録です。




・配信趣旨

「The 6th Anniversary ダンスサミット - 2019.6.16 -」はただコロナ禍での繋ぎプロモートでは有りません。6/30(火)の 2,500円有料チケット有りき無観客スペシャルライブ 「ダンスサミット2020 ~NO LIVE, NO TPD.~」へに向けての予習動画でも有ります。

そう、本来であれば長らく2020年に一定目標を掲げていたアニバーサリーイヤーでも有り、「ダンスサミット2020 ~NO LIVE, NO TPD.~」で新生TPDの真価が問われる分水嶺で有りました。ここで区切ってしまうのは、「ダンスサミット2020 ~NO LIVE, NO TPD.~」の配信がSHOWROOMだからです。

もう…私の端末はSHOWROOMのアプリ入りません。いつまでSHOWROOMに委ねるのでしょうね。YouTubeの生配信だって1,000人のチャンネル登録者が目処ですけど、パソコン経由なら問題無しで配信出来る筈なのですけどね。



・凝縮の約1時間2分

映像配信の約1時間2分は短過ぎや無いかでしょうが、MCとソロ曲とユニット曲をカットしたらこの尺の様です。私はこれで正解と思います。これで6人体制の輪郭がよりくっきり浮かびましたので、全尺フルメンバーのライブがあっても良いの可能性を感じさせます。


そもそも、過去のDance Summitの市販VTRの尺はこの様なものですので、そう言えばの感慨は有ります。食事をしながら一息を入れての見応えでしたから、懐かしくもTPDは生活の一部だったかなとも。



・始まりはミックスアップ

始まりは「CATCH!!」を刻んだミックスアップです。ここ最近のアイドルトレンドであればアンセムテーマが固定化する傾向ですけど、EDM仕様のミックスアップでステージを盛り上げます。



・何故にTOKYO ROMANCE -Rearranged ver.- ?

セットリスト早々の「TOKYO ROMANCE -Rearranged ver.- 」ですが、バンドテイストのCDとは違い知れずEDMアレンジになっています。こんなシンセシーケンスあったかな?ですが、再アレンジを行うよりは「Freedom」みたいにdemo新曲作って欲しかったなともです。



・気持ちはING

川村知砂版では確かにpop路線に振り絞ったものの、新生TPD版はドキッとする程にキューティーです。RearrangedのCDではああそう言う解釈かと思っていたものが、その振りを見せられると、切ない程の歌詞が前向きに聞こえるので現代子ですねと。いや純粋に褒め言葉です。



・白いペンギンスーツ

まさかの冒頭から5曲目は、MV「BRAND NEW STORY」でも見られた白いペンギンスーツの再仕立てになります。もう6年も経っているのに恥ずかしいとかそういうのは抜きで、普通にカジュアルになってて似合うんじゃ無いかなと。フリルも鋲もバランスが良く体型が変わらなければ20代通しで着れるんじゃないかなと。いや潔く着続けてほしいな。


・ディスコStarship Flight

「Starship Flight」はB面曲なのですが、「MY UNIVERSE」と同じくグリッド通りのファンキーで育めば良い曲だなと思います。あと一曲あればライブでのファンキーコーナーでディスコ好きなおじさん爆上がりの筈です。



・安定した上西星来

兼ねてよりの上西星来。その上がり切らない音程も新生TPDのコーラスの得難い深みで有り、ああでも赤い流星ではややあちゃあだったのですけど…本当、現在安定してしまいました。ボイトレで喉が開ききったとかでは無く、女性の変声期がひと段落したと思われます。


ここで日頃思っていたのが、一人でレイブを巻き起こせる水曜日のカンパネラのコムアイみたいに、TPDもパーマネントグループでも良いのでは無いかです。如才の無い脇あかりは最右翼でしたが、歌って抜群にしなやかなら上西星来こそ行けるのではです。


ただその構想は危険ではは、流石は最古参の諸兄等です。既に篠原涼子で進行していました。

ただ篠原涼子のそれが未遂に終わったのは「愛しさと切なさと心強さと」がダブルミリオンだったからです。これがミリオン位で収まればあとはスマッシュヒット曲5曲位でステージは十分盛り上がれた筈です。ダブルミリオンがともなればどうしても続くはミリオン5曲位で無いと間延びは禁じえません。



・橘二葉のボリュームフェーダーが上がってる

以前の橘二葉でしたら、すっかりと言うべきかロボボイス直担当だったのですけど…「TRICK U」始め6人体制の歌唱再割り振りでかなり歌える二葉になっています。これも女性の変声期だったかなと感慨深くも頼もしいなとです。



・伸び代

グループである以上成長してくるメンバーはいます。星来や二葉の様にただその成長のカーブを抜きん出てしまうと、他のメンバーが幾ら上手く聞こえ御姿映えてもこれが伸び代かと思える事は止む得ません。


ですがグループは非常に有機的なもので、皆がひたすら噛み合ったら実力以上のものを存分に見せて、限界突破は必ずや出来ます。いくら女子の結束力があってもそこまでは…有ります。同じTPD、主力が抜けたSPEED PER HOUR 270kmライブの全メンバーはラスト曲で死ぬかと思った程らしいです。そのvibesたるや天王洲アイルアートスフィアがただ震撼しました。そこに私もいましたので確かです。



・高嶋菜七が普通

配信終わった後に気づいたのですけど、リーダー高嶋菜七がいつからか身につけた、英語歌詞だといや日本語歌詞もですけどメロディの音程を潜りに来るのが、思ったより気にならなかった印象です。

最近作になる程何故リーダーここで潜るのとギッリとしては、以前のエッセイでどうなのリーダーをと書いたのですけど…まさか読まれたか。いやTakuさんプロデュース「「Collection feat. ☆Taku Takahashi (m-flo)」の時にもっとリラックスしてニュアンスしてとのインタビュー記事も見受けられたので、徐々に漸くの感じでしょうか。


そう、ネイティヴ発音の影響でメロディを潜っては、初めて新生TPD聞く方達が二手に分かれる筈なのですよ。ハマればハマるけど、その一方でたったそれだけでスキップされては切ない過ぎます。この先も無理に自らアクセントにならずとも普通に歌って欲しいなとです。



・指折りの名曲Counting the Seconds

「Counting the Seconds」はアルバム「Hey, Girls!」が女性賛歌を全面にした中でもかなり響く曲です。ライブでは一体どう表現されるかなと思いきや、そういう事なのかと。何度か見たら注視すべきところが出てくるかなと思ってましたけど、動きが小さ過ぎてオーディエンス後方迄果たして見えてるものかなと。

ライブでは生きない曲もまま有ります。そこはダンスグループの宿因でも有りますか。



・爆誕曲Jumpin’ Up!

「Jumpin’ Up!」は、これぞユーロビート待ってたユーロビートなのですけど…6人体制になってからおおいにフリがコンパクトになっていますし、フォーメーションも何の制約があるのかとばかりに張りが有りません。

折角の爆誕曲「Jumpin’ Up!」なのですから、ユーロビートを高度に倣ってパラパラしまくっても良いのにですよね。格好付けるところは他でも良いと思うのですよ。



・渋谷ストリームホールのキャパ

渋谷ストリームホールは中規模ホールらしいですけど、画面上ではキャパ200−300名位の引きにしか見えないのですが、スタンディングで600名も入るのですね。その割にはは…満員に見合った熱量でも無いなとも。映像収録も控えてるから規制の運営からのお達しはある程度出ているでしょうけど。それでもですか。


何を懸念するかは、ソニーと言うレーベルは過去現在未来ライブをかなり重視します。CDがかなりの傑作であっても、ライブに伸び代が無いと見るや次が有りません。

仕方無いですよ、今やCDリリースのペースもゆったりになり、全マーケティングで売り上げ微増しか期待出来ないのなら、契約満了若しくは配信限定にもなってしまうのが日本の音楽界、いや世界の音楽界でも有ります。



・画作り

画作りですけど、確かに6人のアップは嬉しいです。しかしフォーメーションを楽しめる尺もあってこそライブ会場との臨場感そのままでは無いかと思います。またカットも細か過ぎて動的な印象を作りたいのでしょうけど、そこは6人に大いに委ねても良いと思うのですよ。


尚映像のスタッフは、過去作ブルーレイ「東京パフォーマンスドール ダンスサミット“DREAM CRUSADERS"~最高の奇跡を、最強のファミリーとともに!~ at 中野サンプラザ 2017.3.26」のクレジットロールを見る限りSHOWROOMのスタッフ引き続きなのかなとも。中野サンプラザは余りにもカメラの倍率が低過ぎてもっとアップに出来ないの時かなとも思っていたのですけど…一貫性欲しいですよね。



・没入HEART WAVES

そのストレートな歌詞で世界観に没入出来る「HEART WAVES」ですけど、アンコールに持ってきますか、そうかそれしか無いよなです。ただ9人体制で完璧に仕上がっていたので、やや寂しくもは今後に期待するしか有りません。



・実は相当な破壊力のSUPER DUPER

MVで「SUPER DUPER」見た時は、ああ音が近過ぎてワイド感も無くなってしまったかの印象しか無かったのですが、今ライブでの一番の収穫は「SUPER DUPER」では無いかと断言したい位です。

何故にここまで楽しい。ライブでは仕切り直しの曲に打ってつけですよ。先々はその日のライブの様子を読んではパワープレイに走ったりコケティッシュ演じてもいいですし、本当大切に扱う曲だと自省です。


と言うべきか、新生TPD楽曲全般に言えますけど。CDよりライブの方が輝きを増すのですよ。ここはアイドルグループ全般そうかとは思いますが、歌詞への自身の投入度が上がるのはかなりの努力してる証拠でも有ります。それがCDにも反映されればなのですけど、そこはキャリアを我武者羅に積むしか有りません。



・夢を追い続ける

「夢を追い続ける」はアンコールの高嶋菜七のMCの一節。ただ続く台詞が「…くさく感じちゃうかもしれないけど」は死んでも言っちゃいけないよなとも。漠然でも凄い前向きで良い事を言ってますけど、卑下しちゃうと皆のモチベーションにならないかなと。会場が微かに引いてるのは細やかな言葉の使い方でも有り。勿体無いなと。



・ザテレビジョン配信記事

タイムラインいや唯一の情報として1年前に誌面で読んだのが、2019/06/17のザテレビジョン配信記事「東京パフォーマンスドール、結成6周年ライブで“完璧なチームワーク”を見せる」。今回の配信映像見て改めて読んでみました。他の記事も含めてザテレビジョン何か違うなと思ったのが、より明白になりました。

TPDスタッフの見て欲しい箇所と、ザテレビジョンライターさんのオススメ箇所が余りにも剥離してて…TPDの良さはそこじゃ無いなと、上がって来る記事を普段から読んではの確信がここに至りました。何でキャラクターばかり見たがるんだろうなと。


テレビ見ない時期もありザテレビジョンの購読が途切れてますけど、発売当初よりザテレビジョンという雑誌は正確な事実認定した上での媒体展開では無かったかなと、まあそれも時代なんでしょうね。仮に今もバラエティが発刊されていたら、この路線もは…いや無いかな。

それでもメンバーのライターさんサンクスツイートが上がるので、それはそれでの正解でも有りなのかな。私にはもう分かりません。



・オーディエンス最高

ダブルアンコール「Hey, Girls! 」にて、オーディエンスが炸裂する訳です。ここに至るまで大人しいと思ったのですが、配信視聴者の立場からすると、合いの手入れ過ぎて曲に集中出来なくてなるよりはかなりマシです。何でもかんでも裏拍でコール入れては曲が凭れるよりは本当大分マシです。改めて協力ありがとうございます。



・鳩がいる

全公演終え拍手が絶え間無い中で、高嶋菜七が締めの合図を試みるも大失敗します。仲間いじりはあまり好きじゃなのですけど、私でさえもそれかです。ましてメンバーともなると、鳩がいた、鳩やろ、鳩がいる、との大パーティーに。ここ昔のTPDなら曲にしてしまいますよね。タイトル「鳩がいる」等々、そういうの日々を投影する曲も大切です。







期間限定の為YouTubeの映像も無くなると思いますけど。一つ言えることは口パクでは決して有りません。ガチで踊ってのあの歌の安定度です。過去二度疑った事有りますけど、あの全面の汗の量を鑑みれば紛れも無い唯一無二のライブからの今日です。Enjoy TPD!!



とにも「The 6th Anniversary ダンスサミット - 2019.6.16 -」は6人体制では傑作に値します。約1年前の映像なのに充実しています。それでは現在はどうなのか?になるとハードルが上がらざる得ません。


増員すればは過去のエッセイで書いてますので今更ですけど、研修生のDASHは復活すべきかなともです。いやステージ狭いからは、何か切ないですね。

いや待てよ、アンダー的な橘二葉の新プロジェクト「F-Project」と言うニュースあったけど、どうなったのかなとも。


そして有り体に書くと、新生TPDの活動拠点は関東圏なので、ファン問わず近かったら兎に角ライブに駆けつけての提案しか有りません。そうでもしないと大きな会場に這い上がって行けないですし、ブルーレイ発売すら見送られます。ここが負のスパイラルで、ブルーレイでしか応援出来ない潜在TPDファンをごっそり失う事になります。リリースが無ければは…悲しい事しかよぎりません。





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