第52話 1991年? 公演「?ツアー/近藤等則・IMA」
近藤等則・IMAは、トランぺッター近藤等則のパーマネントバンドたるもバンド。
1991年にCDを「BRAIN WAR」をジャケ買いした時に、何だ!、このフュージョンバンド(当時ジャンル)です。この頃にはギターも弾き始めていたので、もう何もかも熱過ぎての即ファンです。
当時の雑誌サンレコ?ワッツイン?では、レコーディングマジックが語られてまして、一発録りに聞こえますがきっちりブースでのダビングの様です。
記憶を辿りながら…近藤さん最初?最後?まず最初にギターを録って、ベース、最後にドラムの様です。音の隙間が無く一発録りに聞こえるのはフラムパーカッションの様に山木さんのドラムががなり立てる所以の様です。ビートルズのポールを上回る手法はそのままライブでも再現いやそれ以上のグルーヴを描いていましたので、IMA最高ですよね。
そして、当時住んでいた札幌市にも近藤等則・IMAが来ると言う事で、行きましたよ札幌のライブハウス:ペニーレイン(恐らく)。
もう、何時何処か資料さえ拾えないのが口惜しいですが、多分平成になってからで有った筈です。
そうライブです。初っ端から熱いです、と言うべきか私がです。あと隣りの方々のお兄さん達も熱かった。
近藤さんのトランペットは勿論、バンドがCDを軽く凌駕する生のグルーヴ。もうドラムの山木秀夫が何おも言わんわです。バスドラムを全身に浴びるわ、シンバル・クラッシュ音の手数でもう失神寸前でした。
これは近藤等則・IMAのグルーヴと言うよりは、ペニーレインに居た観客の息づかいもグルーヴも要素になり、終演までの熱狂は続きます。
こんなライブは、今以てバンドでは近藤等則・IMA位です。
そんなの主観でしょうですが、差に非ず。近藤さんがアンコール終っても「お前等最高だ、楽屋に来て飲もうぜ」とのお褒めの台詞を貰いました。勿論行く度胸も有りませんでしたけど、行った観客いるかな…と思いつつ、ご機嫌過ぎる程の盛り上がりで有った事は間違いない様です。
近藤等則・IMAのグルーヴは勿論、思いの外踊りまくったのは山木さんのドラムあればもですよね。
今ならやっと分析出来ますが。山木さんのドラミングはライド気味で、その空いたグリッドに、生バンドが我こそはと入って来てはカオス状態になるので、それはかなり熱く熱いライブにならざる得ません。
そして今も山木秀夫と言えば、重鎮バンド編成に必ず呼ばれますよね。もうクレジット見る度に笑顔になってしまいます。フラムとは違う、”ハ”と言う息づかいが紡ぐグルーヴがお見事過ぎます。
よくライブで有りますよね、何でCDよりグルーヴが生まれないのだろうと。
それはそうです。例えば過去の吉川晃司のライブです。CDでは聞く程に最高なのに、いざライブ映像見ると、まあ生バンドだとそうなるよねが長らく続くのですが…それが見事覆ります。
Blu-ray「KIKKAWA KOJI 30th Anniversary Live "SINGLES+" & Birthday Night "B-SIDE+"」を購入し、三日目たる、Birthday Night "B-SIDE+"に山木さんが参加しており、そこでのグルーヴが何度もCDで聞いたそれそのものなです。つまり山木でないと、山木さんの難解過ぎるグルーヴは演じれないと言う事です。
ドラムAIプラグインが出来たら、真っ先に山木さんの全演奏をディープランニングさせて宝にすべきだと思います。
あと、近藤等則・IMAですが。KONDO IMA21として再始動しています。ギターも弾けるベースのReckさんは参加されていないようですが、お近くでライブがあったら、是非駆け付けるべきと思います。まあ青森には来ないでしょうけど。
■KONDO・IMA 21・COSMIC NATURE @ Liquid Room Tokyo https://youtu.be/MLr_47CEr1U @YouTubeさんから
再始動のグルーヴでも正に直球そのもの。
#2020/10/17
公式ホームページで「父近藤等則は2020年10月17日夜に71歳で逝去いたしました。」との事です。私のiPodと思い出の中には近藤さんがいますので、安らかにお眠り下さい。
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