第44話 2019年 総論「9nine」

9nineの活動休止は、2019年4月6日の公演持ってなのに総論は早くないかでしょうけど、解散では無いし活動休止なら、多少は述べても良いかなと。


前身あれど、お目見えする9nineの活動時期は2010年-2019年。

フロントメンバー:佐武宇綺/西脇彩華/川島海荷/吉井香奈恵/村田寛奈より、海荷が脱退するも、四人体制でよく頑張ったと思います。



まあ、9nineに関しては2014年の青森フェス「AOMORI SHOCK ON」に来て貰っては非常に感謝しておりまして。観客は本当に少ないものの、観客と一緒に踊りましょう楽しみましょうの雰囲気が醸し出しては盛り上げてくれました。30分のステージでは実に勿体ない位です。当時の段階では唄もダンスもアイドルで最高峰であると断言も出来ます。歌えるし踊れるし楽しいし敷居も高くないし良い事づくめに尽きます。

その「AOMORI SHOCK ON」も観客の少なさから1回限りになってしまったのが残念では有ります。



その1回のステージを見て、総論とは烏滸がましいですけど、全てのアイドル指針を網羅している為、誰かが語らないといけないのかなともです。


9nineのライブ映像作品については、SMEレーベルだけでも5作品あるのですけど、告知映像見ては次がベストかもなとお財布と相談していたので、一つも持っていないのですよね。ここは何れ余裕があればなのですけど。


頼みのケーブルテレビも、記憶の限りでは、活動が早い時期での30分のMV特集の1回だけだった筈。レーベルの方針では止む得ないかなと。ここの露出が多ければ極端過ぎる程のEDMに走る事も無かったかもと。


その皆が抱えるEDM問題も9nineから発しています。

主旋律が鮮烈過ぎる「Cross Over」「SHINING☆STAR」の印象が強過ぎて、次はとやや難儀してたのですが、そこから若干の停滞が有り、ややの助走はあったもの「Re:」から思いっきりEDM路線にジャンプしました。


EDM路線悪くは無いのですが、音色のエレメンツが華美過ぎて、次の曲もEDMにせざる得ないのですよ。ここでJ-POP持って来たら、凄い薄味感にもなる訳でして。一旦EDM路線に入ったら抜けられない訳です。


いや対処方法あるだろうですけど。有りますよ。

新規のシングル「SunSunSunrise」ではプログレッシブハウスに一旦軟着陸しています。プロデュースがZTTのトレヴァー・ホーンの為、音色音程が西洋志向なので非常に意欲的であります。ここを経由してこその、次こその進化であったのに、今作が最終シングルとなってしまいます。

突然の活動休止で、一見失敗かと捉えられるのが悔しいですけど、未だEDM全盛ならこれしか無い選択だと思います。



また、アイドル全般問題として対処が難しいのが、メンバー脱退でしょうか。

海荷の脱退で9nineとしてどうなる訳でもないかなと思いきや、やっぱり一人少ないと寂しいものです。フォーメーションで対応しようにも、ここはどうにもですか。

その空気感が演者観客総じての混迷にも至ったりにもなりましょう。増員至らねば、活動休止も止む得ずの選択にもなりましょう。恐らく飛び抜けたアイコンがいても、止む得ずにならざる得ないのかなとも。



とにも、あの2014年の閑散フェス「AOMORI SHOCK ON」出たのにブレイクを待ちきれなかったのが悔やまれます。

そんなに大御所出演したかと言うと、地元KREVAは顕著だし、ブレイク前の三浦大知もいた、再ブレイク前のDA PUMPもですね、あと抜き出たLittle Glee Monsterも、再評価のHYも然りと。ブッキングの方大天才違うかですよね。



そして2019年4月7日(日)最終公演の今日。yahooのニュース記事にもなりましたが、大盛り上がりにしても、9nine解散寂しいですよね。


グループには往々にして、スペックオーバーの人材がはきといます。

9nineで言えばヒロロ、AKBは田野ちゃん、欅坂はてっち、TPDはジョニー、乃木坂は…言われると思いつかない。

スペックオーバーの方々は、グループ在籍中に何かしらのチャンスが回ってくるのですけど、ヒロロはこの先大丈夫かなと。ここで声援送らせてもらいます。応援してるよ、キレキレのヒロロ。またそのキレを見たいよ。




最期は動画リストです。9nineのこの曲を押さえておけば、尚結構な向きです。



■【HD】9nine 『Cross Over』 https://youtu.be/nx5Kwxb3MiY @YouTubeさんから

5人体制化での1stシングル。「STAR DRIVER 」のエンディング曲でも有り、本編全く理解出来ないものこのエンディング曲だけは楽しみでした。youtubeでは珍しくもフルMVがアップされていたと思います。

名曲たる由縁も、イントロのベースのスライドの勝利でしょうか。



■【HD】9nine 『SHINING☆STAR』 https://youtu.be/WsN1c9JXrd8 @YouTubeさんから

『Cross Over』から3ヶ月と日を経たないものの名曲の連発。「STAR DRIVER 」の後期オープニングにも躍動し一定の評価は勝ち取った筈。

MVの天井の高いスタジオのフォーメーションも、微笑ましいものです。



■【HD】9nine 『少女トラベラー』 https://youtu.be/lyxwjgG_Vd0 @YouTubeさんから

9nineはアルバムしか借りてなかったので『少女トラベラー』ってシングルだったのかと一入に。メロディーこそメローなものの、アイドルがここまでアシッドテクノしてて意欲的です。



■【HD】9nine 『colorful』 https://youtu.be/1gnwMW3pmqk @YouTubeさんから

満を持しての「スタードライバー THE MOVIE」の主題歌。映画位は観に行ってもいいかなと思いましたが青森の上映は無かった様です。

曲としては、9nineの凝縮したキュートらしさを全面に出しています。

また、或る意味部分的には9nineの最大代表曲でも有ります。「MUSIC STATION」Mトピコーナーのジングルで今も尚聞けるので、これかですね。活動休止になっても流れてくれますかね。

 


■【HD】9nine 『Evolution No.9』 https://youtu.be/D9d3fcN4lkg @YouTubeさんから

フレーズサンプリングをバラしては、複雑怪奇にリズム構築した意欲作。ボトムの4つ打ちのバランスも最高。ベートーヴェンの「交響曲第9番」のマッシュアップも、これがアイドル曲なのかという位強烈です。



■【HD】「リーガルハイ」オープニングテーマ 9nine 『Re:(Full ver)』 https://youtu.be/3x3u21fltF4 @YouTubeさんから

堺雅人の怪演が光るドラマ「リーガルハイ」オープニングテーマ。世間が知る9nineは「Re:」でないかと思われます。

EDMを全面に取り入れた、スーパーソウが劈きます。聴覚を刺激するEDMの音色は苦手では有りますけど、イントロに入るフレーズサンプリングのメリハリが好きです。



■9nine 『Why don't you RELAX ?』MV(Short Ver.) https://youtu.be/Zz4yQgbgNsw @YouTubeさんから

原曲は1983年のフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「Relax」。当時のイギリスでは発禁で、その評判のまま日本に上陸し、熱狂のライブMV受けての寵児へと。

この大ネタに直球で挑む9nineの姿勢が大好きです。歌詞はアイドルかもしれませんが、長い活動には必要な楽曲。バックトラックの調音もFGTHへのリスペクト有りきと嬉しいものです



■9nine 『SunSunSunrise』MV(Short Ver.) https://youtu.be/y0Y8EgKMt_U @YouTubeさんから

実質最終シングル。もう思いっきり、音程にしてもイコライザーにしても完全なグローバル化。洋楽指向は多々あれど、ここまで舵切ると気持ちが良いものです。

改めて皆歌えるじゃない(特にひろろ)と思ったものの、活動休止は残念ですね。







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