第37話 2001年 CD「A letter from Greenland/S.E.S.」と未収録カバー曲の「Show Me Your Love(つつみ込むように…)」

平成最後の紅白歌合戦見られましたか、まあ最後の最後で良き事結構有りましたね。個人的には、ただMISIAに尽きます。


最新曲「アイノカタチ」に続いてはまさかの「つつみ込むように…」。そう来るかですよ、あの時代に一気フィードバック、グルーブがスウィングしていた時代、このノリ、今の若者絶対に乗れないだろうなとか。まさかの不可逆的なサウンドで皆驚愕だろうなと。



ん。韓国人アイドルのS.E.S.のタイトルで何故MISIAなの?でしょうけど、かなりの繋がりが有ります。MISIAの「つつみ込むように…」のカバーを、日本での契約終えて韓国に戻ってからシングルとして発表していたそうです。


そうですは…まあ何と言うか、S.E.S.ファンだったのに知らないのですよ。と言うのも「A letter from Greenland」に収録されている筈なのに、avex盤では収録されていません。どうなってるの、ねえ。


■A letter from Greenland/avex盤は2001年6月13日に流通、韓国盤は2000年12月30日発売

1. ビー・ナチュラル

2. スリップ・アウェイ

3. アイ・ウイル…

4. グッバイ・トゥ・マイ・ラブ

5. ロング・ロング・タイム

6. ビューティフル・ライフ

7. ジョイ

8. ストーリー

9. チャンス

10. メロディ

11. ウィッシュ

12. タイニー・リトル・シングス

13. レイン


これを知ったのは、たまたまネットで見たコメントなのですが、何かMISIAの曲をカバーしてるっぽい情報を見たからです。深く調べたら確かにそうでした。今の様に動画サイトが機能していた訳ではないので、テキストだけでした。


日本→韓国→日本の契約条項で、かなり厳しい取り決めがあるのですかね。まあ、あの時期のavexは今と違って炎上対象企業でしたから、何らかの配慮かと思われます。


切ないのは、その情報を知ったのをネットなんて、そんな事あるものなのですね。やたら遠い目です。そうやってCDは衰退して行くのですね。


とは言え、解散したもののS.E.S.の楽曲はiTunesで世界配信していますので心置きなく聴けますよ。あとはyoutubeもですね。


■S.E.S - Show Me Your Love (감싸안으며) (Official Music Video) https://youtu.be/V8J8Rw3fDgw @YouTubeさんから


如何でしょう、思ったよりスクエアですが有りは有りです。所謂韓流アイドルにしてはパワフルです。シュー・ユジン・バダ良いじゃないになったら、そこでS.E.S.ファンの仲間入りですよ。ふふ。




さて、S.E.S.ファンならば何故「A letter from Greenland」のチョイスなのでしょうね。

エッセイに書くなら、島野聡楽曲の多い日本1stアルバム「REACH OUT」でしょうとか、音響を極めた日本2ndアルバム「Be Ever Wonderful」は外せないとか、いや日韓の選曲がベスト過ぎる「Prime -S.E.S The Best-」も捨て難いのは重々承知です。


何と言うべきか、当時の2000年初頭の情報は、CDリリース情報が最前提なので、そう言えばリリース無いなと思いつつ、S.E.S.とは疎遠になってしまって、まさか韓国に渡るなんて思ってもいなかったです。そして再び聞くきっかけは2006年頃の事になります。ネットで検索しなかったら、このきっかけも無かったですね。もっとも、その時には韓国でもS.E.S.が自然消滅していた訳で…切ない記憶しかないのか。



その渡った韓国で作られたオリジナルアルバムが「A letter from Greenland」になります。巧みなサンプリングサウンドで構築されたリード曲「ビー・ナチュラル」から始まり、各曲がS.E.S.サウンドと言っても構わない程の唯一無二の楽曲です。


その昔、散見したS.E.S.講評を見る限り、日本のポップサウンドを韓国に持ち帰り大成功した等が目下の評価。でも何か、腑に落ちないのですよね。


確かにメロディの音符に体する単語の乗せ方はJ-POPとも言えますが、そこは洋楽指向を取り入れたからこそのJ-POPであり、釈然としないなとも。


でもはっきり言えるのは、このサンプリングサウンドの調音は日本のレコーディングだと却下されるテンションです。音がぶつかっても押し通す、所謂暗めになっても振り切る。ここなんですよね。我を貫くK-POPサウンドがここから有る訳なのですよ。この潔さが韓国をどうあっても嫌いになる理由にならないのです。

今でも応援足りなかったかなと思いつつ。早くAI新時代になって日韓完全翻訳出来れば、SNSか何かでS.E.S.の事語りたいものですね。





そして、思えばですけど、日本でS.E.S.のライブあったのかなと。検索しても見当たらないので無かったのだろうなと。


wikiで、日本でのS.E.S.のアルバム売上見る限り「REACH OUT」が10,290枚。「Prime -S.E.S The Best-」で3,750枚。「Be Ever Wonderful」で2,760枚。との事。

確かにレーベルとしても二の足踏みますよね。


でも、イベントは2回程行きました。「Prime -S.E.S The Best-」と「Be Ever Wonderful」(恐らく)の発売イベントかな。


「Prime -S.E.S The Best-」はCDに同封された招待券で、SHIBUYA TSUTAYAの入っているQFRONTのイベントホールで、S.E.S.の今で言うファンミーティングですね。生歌ライブも有りつつ、距離もすぐそこ、もう何度も目線が合い照れ臭かったなと。


「Be Ever Wonderful」(恐らく)はHMV渋谷の2階イベントホールでのファンミーティング。そう、ここも距離が近過ぎです。

ただ記憶がちょっと曖昧で、封入されている握手券で入ったか、HMVでCD購入したかですけど、シュー・ユジン・バダ皆と握手はしました。手が小さかったなと。

今にして思えば、照れないで日本語で”応援してます”以上の一言は言っても良かったですよね。

あと歌も多分歌ったけど、もう握手の印象しか無いので、ここも記憶が曖昧です。


シュー・ユジン・バダも慣れない日本での必死のプロモーションだったのに、ファンの私達の応援が及ばず申し訳ないです。でも声援はしっかり送ったので、シュー・ユジン・バダも忘れないで欲しいなと。


Sea, Eugene, Shoo,당신들, S.E.S. 과 함께,일본에서의 활동시기를 함께 보냈습니다 것을 정말 자랑스럽게 생각합니다.



最期にいくつかの動画をプレイバック。韓国の動画配信事情は有り難いですね。youtubeにオフィシャルのフルMVがほぼほぼ有るのですから。

何と言うか、avexでもMV集のディスクが発売されて買ったのですが、ネットから拾って来たのかという位荒いものは荒くて、さて困ったものです。


□S.E.S - めぐりあう世界 (Official Music Video) https://youtu.be/1H0FbAOn-qo @YouTubeさんから

この作品がきっかけでS.E.S.にはまります。と言うのも、当時の日本テレビの深夜放送ともなると、関連会社のvapのアーティストがヘビーローテーションで流される訳です。土曜の深夜族のアンテナにどうしても引っ掛かりますよね。殆どのファンの方の入口はここではなかったでしょうか。

まあ今の様に商売に走って、テレビショッピングが延々流される時代とは違い、1998年は文化的な豊かさがあった時代です。



□S.E.S - Be Natural (Official Music Video) https://youtu.be/SUhy8vYe_SY @YouTubeさんから

韓国に渡ったアルバム「A letter from Greenland」のリード曲。よりアーティスト指向が伺いしれます。もっと劇的なサンプリング音を採用したら、アメリカ進出も有り得たかなとも。

せめてフィルム的カラー作品であったらとは思いますけど。このテイストも有りです。



□S.E.S - Paradise (한 폭의 그림) (Official Music Video) https://youtu.be/EiQJjE809Ls @YouTubeさんから

解散時の曰くから、絶対再結成いや瞬間再結成も有り得ないと思っていましたが、2017年にアルバム「Remember」が発表されます。

今曲はダンスナンバーで、韓流アイドルとも違うS.E.S.のストリート性が垣間見えます。3人の容姿がほぼ変わってないのが救われます。




まだ加筆するかもしれません。

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