第32話 1982年 小説「フィーヴァードリーム/ジョージ・R・R・マーティン」

まずは。青森駅前のラビナに入っていた大手書店の旗艦店が閉店となり、青森市内では小さな1店舗になったとある書店にて。何故かあるんですよね、ジョージ・R・R・マーティンのやや最新刊となるかなり分厚い「氷と炎の歌 竜との舞踏」。


その書棚の前を通る度に、第5部の上中下巻だけ、しかも文庫本各巻1700円越えの本、誰がこの田舎で買うのかなと思ったり。まあ買いませんよね。少なくても第1部も置かないと手が伸びませんよね。そういう品揃えだから、時代の波に揉まれてしまうのかとも。



そのジョージ・R・R・マーティンの本ですけど、数年前に「フィーヴァードリーム」を再び買い直し積読へと。


1980年代前半、高校生の時に近くの成田本店で初版の「フィーヴァードリーム」上下巻を買ったのですけど、何故か最後まで読めなかったのですよ。情緒あるアメリカと蒸気船とヴァンパイアなんて興味が湧かない訳が無いのに、それなのに何故かなと思ったり。


積読をごく最近やっと読み始めて前半より、やや合点。高校生には難しい経済の話であったり、想像がきつすぎるバイオレンスであったり。ジョージ・R・R・マーティンってこんなハードル高かったのかと頻りに。


今度こそ完走と思いましたけど…ページを捲る手が止まります。黒人奴隷の会話が翻訳ではあれなのです。東北弁訛りなのです。何故に高度成長期の海外ドラマなのか…。ちょっと許容出来る間を置こうと、また積読へと。



まあ、情緒あるアメリカと蒸気船とヴァンパイアなら、そうアン・ライス原作の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の映画を社会人になって何度となく見たので、そちらの方が強く印象に残ってますね。

その時には「フィーヴァードリーム」事なんて、すっかり忘れていたものの、どこかでは引っ掛かっていました。


それで、出だしのシチュエーションが近い「フィーヴァードリーム」と「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」、どちらが先なのなのかと言うと。「フィーヴァードリーム」が1982年、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」が1976年になります。


擁護も何もどちらが先とか後とかでは無いのですけど、同年代のジャンルなら避けて通れませんし、両方有りとは思います。



そのジョージ・R・R・マーティンも今や大御所。制作参加している「氷と炎の歌」もアメリカでのドラマ化「ゲーム・オブ・スローンズ」もシーズン7まで続いています。日本でもネット配信で見れる様ですけど、私は加入していないのそこはスルーで。


1980年代前半近辺のジョージ・R・R・マーティンと言うと、今でこそwikiで経歴を見れますけど、普通の高校生にまでには轟いていませんのが現実でした。

それがここまで物凄い大御所になるとはですね。確実なヒットメーカーであること、ここは読んで勉強すべきかもしれません。


あと、買い直した同時期に「タフの方舟 」2冊も買ったのですけど、あらすじを読むと、猛烈な宇宙海賊的なアニメのお話で見た記憶もあるのですけど、これは何かの記憶違いなのかなと。

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