第30話 2004ー2007年 ポッドキャスト「ASIENCE SPIRIT OF ASIA/J-WAVE」

本来の「ASIENCE SPIRIT OF ASIA」は、メインパーソナリティ田中美里さんのJ-WAVEのラジオ番組です。

ですが私の場合、2004年近辺ともなると、ポッドキャスト漁りで探し当てた番組です。


ポッドキャスト版では、ラジオ番組そのままではなく、男性ゲストを迎えた5分近辺のラジオドラマ「ASIAN SOUND STORY」のみの更新になります。

当時のポッドキャストは、版権のかなりのグレーゾンを行ったり来たりで、企業配信のポッドキャストはBGMを排しています。


BGM無しにラジオドラマは成立するのか?


します。

効果音がリアルすぎて、まるでアジアの一角そのものです。恐らく音響さんが現地に直接行って拾って来たのかなと思います。


今ふと思うと…これは効果音先行の、シナリオ作りなのかなとも思います。そう、全話通して雰囲気を損なっていないのですよね。


そして、ラジオドラマを盛り上げているもう一つの要因は、「冬のソナタ」の吹き替え好評のままに番組パーソナリティ田中美里さんが、声で感情の機微を表現しては、やや不慣れのゲストでも引っ張っています。


そうなんですよね。5分弱のラジオドラマで何もかも成立しているのですよ。

男女二人の恋愛模様を、テキストにすると400文字x5分=2,000文字で描けているのかというと、出来ているのです。それが「ASIAN SOUND STORY」だったのですよ。

ちゃんと言葉に出来る台詞に、心情を補える短い自分語り、敢えて余韻を残す事で場面展開をスムーズにする等々の技術。


当時の私は、物書きの趣味等微塵も無かったのですが、聞く程にただ舌を巻いていました。今は私の貴重な財産ですね。


その「ASIENCE SPIRIT OF ASIA」、現在はポッドキャストの配信は削除され、ホームページもロストしています。多分検索しても情報は上がって来ないでしょう。

ただ、番組パーソナリティの田中美里さんが担当されたのは、2004年10月から2007年9月の長期なので、ラジオとポッドキャスト共に好評であったと伺いしれます。ネットだけが全てでは有りません。






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