第26話 2002−2007年 ドラマ「The Dead Zone season1-6」

□The Dead Zone season1-6:2002-2007年

□原作:スティーヴン・キング

□製作総指揮:マイケル・ピラー/ショーン・ピラー

□出演者:アンソニー・マイケル・ホール/ニコール・デ・ボア /クリス・ブルーノ /ジョン・L・アダムス/デヴィッド・オグデン・スティアーズ /ショーン・パトリック・フラナリー



ドラマ「デッド・ゾーンseason1-6の原作は、あのスティーヴン・キングの『デッド・ゾーン』です。


今回書くのはドラマ版デッドゾーンですが、その昔1983年にデヴィッド・クローネンバーグ監督の『デッド・ゾーン』が有ります。

原作は読んでいないものの、キービジュアルはやや映画から持って来ている節は有ります。あの空気感は越えられないですよね。

ただ、原作本は読んでいないので検証は避けます。


そう、2002年作品なのに、何故か古き良きアメリカを感じるのは、ドラマ上では明確な舞台設定をあまり明言していないのですが…実は撮影はバンクーバー等のカナダで撮影したそうです。その佇まいが好きでつい通しで見る事も暫しです。



ストーリーはかなり畳みます。

主人公のジョニー・スミスが恋人サラとのデートの帰りに、自動車事故を起こしてしまい6年間の昏睡に陥ります。そして目覚め。ジョンは脳を損傷し本来眠っているべきデッド・ゾーンによって、ビジョンが見える様になります。ざっくり言うとサイキックサスペンスですね。



見るきっかけはスティーヴン・キング作品だから。VHS廃盤時代の隠れた名作デヴィッド・クローネンバーグ監督関連だから見る。アメリカドラマがたまらん。どれも有りです。


ただドラマ版を見るに当たって、やや素質を求められます。


奇跡を信じるか。

その与えられたギフトを、自分を含め関与する全ての方々が受け入れられるか。


巷にサイキック作品は多々有りますが、有り得ないので想像で書いている作品がほぼと言えます。まあ普通に生きていればそうでしょう。


ドラマ板ではカトリック教を前面に押し出す事で、ジョンを巡る有り様が深く描かれます。

season1は、ジョンはそのビジョンを巡り只管周囲と戦います。そう異端。おかげでジョンも死にそうな目に何度も合います。ですが結局は皆がその奇跡を信じざるえないのですよ。


season2辺りから、漸く認知され皆と分かち合い、御心を受け入れて行いきます。そこに至る迄のseason1の構成はただ舌を巻かざるえません。



無理にseason1-6を見る事はお勧めしません。ドラマ版はアメリカドラマに多い未完の作品と認知さてれいますからね。

ただよく見ると伏線回収はきっちりseason1-6で収まってますので、未完だから避けるのは勿体ないと思います。

ここで、未完だから、長いから、と思って諦めないで下さい。season1だけ見るのも有りのチョイスです。




最後に。ギフトを信じるか、信じないか、皆さんはどちらでしょうか。

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