第17話 2012年 音楽「UZA/AKB48」

□UZA/AKB48

□作詩:秋元 康

□作曲・編曲 : 井上ヨシマサ



「UZA」はプログレッシブハウスにブレイクビーツを乗せた一筋縄でいかない楽曲であり、未完の演目です。

AKB史上、最も難易度の高いダンスパフォーマンスとの触れ込み通りです。


「UZA」はAKBファンでなくても、何度となくPV・スタジオ映像・ライブ映像を見てきました。

やりたい事は分かるんだけど、何故シンセのデュレーションに流されたり、ブレイクビーツに体が反応し過ぎて止めが甘いのかなと思う事しばしで、一体誰が演目として完成させるのか気にはなっていました。


何故、この「UZA」の話をするかと言うと。

先日BS11にて「みんなが主役!SKE48 59人のソロコンサー 未来のセンターは誰だ?~特別編~」の放送が有り、昨日追っかけ再生したところ、松井珠理奈が10分のソロ枠の中で、男性ダンサー6人を従えては「UZA」を披露していました。

そう、男性ダンサーを見て漸く腑に落ちました。


「UZA」の演目は女性の体幹ではなく、男性の体幹で作られているのだと。

女性ならではの、爪先に重心を置く軽やかさではなかった訳です。

今更気付いたのかよ、です。


発表当時は大島優子と松井珠理奈がセンターでしたが、実の所当初は渡辺麻友がセンターだったらしいです。そこは振り付け師のakihic☆彡さんの振りが難しかったとかで、諸説やや有り。

確かに諸条件有りで難しかっただろうなと。今思えば、アイドル故に踵の高い衣装にせざるえないだろうし、直ぐさま男性の体幹になれと言うのも無茶と言うもの。今の演目のままだったら、ウルトラエースでも加入しない限り激変しないかもですね。


まあ、そのソロ松井珠理奈の「UZA」ですけど、踊れていたかと言うと…男性ダンサーと違和感無く踊れてました。

ここで松井珠理奈の才能と言うのは、アイドル性でもなく、歌唱力でもなく、ダンスでもなく、演技力でもなく、演目意図を明確に表現出来るにつきるのではないかなと。将来凄い振り付け師になると思うのですよ。


ソロ松井珠理奈の「UZA」が気になる方は、「みんなが主役!SKE48 59人のソロコンサー 未来のセンターは誰だ?」のパッケージも有りますし、オンデマンドのAKB48グループ映像倉庫にもあるそうなので、どうぞです。


とは言え「UZA」の未完の演目が解決された訳では有りません。そこに到達する迄の果てしない道程こそが、AKBの歴史を新たに作るのだなと。不意に。



P.S.

「みんなが主役!SKE48 59人のソロコンサー 未来のセンターは誰だ?」を見られるのならば、古畑奈和も注目です。見た目は堀北真希ですが、SKEが定期的に輩出する化物の一人です。




■参考:【MV full】 UZA -Dance ver.- / AKB48[公式]

https://youtu.be/WIdWXhV33vs


MVの監督はジョセフ・カーン。どちらかと言うとDance ver.ではない、通常版の方が好きです。

女性ヴァンパイアの一団が、仮の人間の仮面を脱ぎ踊り狂うシチュエーションが、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア的質感相まって大好物です。常々映画行けると思うのですがね。どうでしょうか。

…と言いつつ時間あった時にプロット書き起こしてます。日の目はいつになるやら。

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