第14話 2000年 音楽「DECADE TO DATE/五島良子」
□DECADE TO DATE/五島良子:リリース2000年4月1日
□収録曲:01.エガオ-10
02.Love Drive
03.Full Sail
04.豹柄とPINK
05.Name
06.RONNIE
07.あしたの降るとき
08.Lucky!
09.ツキノハナ
10.エガオ
五島良子さん。お名前だけではぴんと来る方少ないと思いますが、電気グルーヴの「虹」「Nothing's Gonna Change」のゲストボーカルの方です。どうでしょう、聞いた事有りますよね、実に希有でクリアな声の方です。
それでも分からない方、ミレニアムの頃にネスカフェのCMソング「Open Up」を歌ってた方です。この辺でいかがでしょうか。
さて、今回五島良子さん取り上げたのは他でも有りません、石野卓球さんの8枚組CD「Takkyu Ishino Works 1983~2017(完全生産限定盤)」の中に「TSUKI NO HANA #2」が収録されているからです。でも#2ってなんだろうと改めて調べてみたら「TSUKI NO HANA 」、#1と#2が収録されたシングルが発売されているんですね。amazonの45秒の試聴を聞いたもののイントロだけで終ったので、ちょっと「DECADE TO DATE」収録曲かどうか分かりませんでした。ここに来て謎ですか。ふむ。
それはさておき、石野卓球Worksの中に漏らさず、五島良子さん曲も収録なんて不意に胸が熱くなったのは確かです。五島良子さんはまだまだ時の向こうの人ではありませんよ。
その五島良子さんを取り上げるに当たって、どのアルバムが良いかちょっとは悩みましたがオリジナル9作目の「DECADE TO DATE」にしました。
とは言えオリジナル5作目の「Froggie」の楽曲群はつぼであるし、オリジナル8作目の「シアンの羽根」の完成度も捨て難い。いや本当の事言うと、ベストアルバム、カバーアルバムまで含めた14作品全てで五島良子さんをやっと知る事が出来ると言えるかもしれません。そんな無茶言うな出費嵩む、でしょうが…それ程魅力が尽きないのも事実なのですよ。
その中から敢えて「DECADE TO DATE」選んだのは、洗練されたAOR的な雰囲気が良いに尽きます。そして楽曲の方向性から、五島良子さんがこの先したかった事はそう言う事なのかなとも。ふと。
「RONNIE」はボーカリストの技量を全て注ぎ込んでるし、「エガオ」はソニー時代である前期を包括して優しくもあり、「豹柄とPINK」は大人のキュートさで微笑ましく、「あしたの降るとき」は森田浩司とのデュエットがこれ以上無い秀逸さであり、「ツキノハナ」は当時聞いた時音色古いかなと思いつつ今でも充分通用するエバーグリーンでもあります。
アルバム「DECADE TO DATE」をコンパクト紹介しましたが、このアルバムにはもう一つ思いが詰まっています。オリジナル1作目の「Love&Law」を聞いてから徐々にフェイドアウトし、このオリジナル9作目の「DECADE TO DATE」でもう一回ファンに戻ったからです。
何故このアルバムなんだろうなと、今となっては理由はよく分かりませんが、今も何処かに眠っているA4?B5?のアルバムチラシを見て、良子さん何でジャケ写で髪チリチリなん、と興味惹かざる得なかったからかなと、ちょとくすり。良い意味で豹変しすぎです。
とにも雑な紹介ですが、何かの機会があったらお聞き下さい。多分聞き惚れると思います。
そして、ここからは自分の為の2回戦、五島良子ライブ参戦記録です。
さて、カクヨムにちょっと書いてみようかと、あるファンサイトを見て検証しようと思ったら閉鎖されていたので、アバウトな日付しか書けませんのであしからず。
#1990-1991年冬頃 札幌メッセホール
札幌狸小路のCDショップキクヤの上にあった札幌メッセホールに初参戦。キクヤの掲示板に貼ってあったライブチケットが確か1,800円程でしたので貧乏学生にも買えました。
そう、過去に見たファンサイトによれば五島良子さんメジャーデビューの初ライブがここであったらしいです。
そのせいかですが、観客が私含めて3人位しかおりませんでした。ふう札幌の冬はかなり寒いものです。
そしてライブが始まり、ホール真ん中に座ったものの、会場スタッフから「もっと前に座って下さい」と勧められましたが、照れ臭く動けませんでした。と言うかですね…正面にいたので、五島良子さんの目力が注がれて席から動けなかったのが正解でしょうか。はは。
まあ、今となっては贅沢過ぎるお話なのですが、その贅沢の中にセンチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんもギターとしていたのですよ。当時は何故いるのか不思議でありませんでしたが、五島良子さんメジャー初ライブなら心配もするだろうの配慮でしょうね。
そして帰路、表の狸小路のネオンもまばらになり、札幌の冬は本当に寒いものでした。雪降ってたかな、完全アーケード街ですから、もはや忘却のままですね。
まあ、今の妙齢でしたら、キクヤの入口で立ち会った三人で飲みに行きませんかなんでしょうけど、そこは当時は貧乏学生でしたから、それぞれに視線を送るだけでしたね。お二方お元気ですかね。
#2000年春頃 青山円形劇場
セットリスト的に「DECADE TO DATE」頃のライブだった筈です。
五島良子さんのロングスカートが、ガンズ・アンド・ローゼズのユーズ・ユア・イリュージョンのTシャツから作られていたのが今でも鮮明です。女性はこういうおしゃれ出来るから良いなと思ったものです。
青山円形劇場のキャパはたったの376席。これも今思えば贅沢なものです。よくチケット取れたな私です。
しかし、私が座ったのは向って本当真横の左の席、円形劇場とは言え、万遍なく回ってくれたものの、五島良子さんの真横の顔が多かったなとかです。
ライブのそのもの関しては、音質も最高で五島良子さんのハイトーンが割れずに響ききったものでした。
あとは、ギターの方(中野督夫さん?湯川トーベンさん?)のエフェクターが、遠目ながら私の使っていたBOSSの民生マルチエフェクターME-8に見えたので、何でこんな音出せるのかと唸ったものでした。
#2013年9月14日 Tokuzo
時間は流れます。
名古屋に戻った五島良子さんがライブするとの告知見たので、金銭的余裕が今が最後とばかり青森から長距離参戦しました。
愚痴から先になりますが、ライブではないけど、名古屋がちょっとなーとかでして。
会場のTokuzoに中々辿り着けなくて、1時間彷徨っては、通る人にも道を聞きましたが全くの完全無視で、ああ時間が無いよと焦る中、自力見つけましたTokuzo。
まあですよ、高い通話料のiPhoneを即刻解約したから、やや痛い目にも合ってしまうのですけどね。それ無しでも楽しめるのが街の有るべき姿と思いますよ。
そう、入場遅れたものの開演にはセーフ。呑み屋雰囲気のお店は地元の人でほぼ埋まっており、当然ながら席は後方になりましたが、ステージは見えるのでokとしました。
でもと、Tokuzoは何でど真ん中にテーブル席あるんでしょうね。お陰でピザ美味しそうと、それが演奏開始迄過ってました。
セットリストは、キャリアを通した厳選された曲ばかり。個人的には「ピアノマン」が今の会場そのものであったり、まさかの「流星」を自らアコギを持ち果てしない旅情を淑やかに歌ってくれては、感動したものでした。
「流星」ですよね。このライブの前位にfacebookのファンページの記事へ、私の流星remix云々書いたのですが、まあ恥ずかしくてやや一瞬で記事消しましたけどね。ふとそれを見られてのアンコールの曲目でもあったかなとも。違うだろうな。
でもそこの「流星」は必然でしょうね。この一曲で世界一周出来るスケール感は、アンコールに相応しいと思います。
まあ半ばのMCで、遠くから来てくれた方云々とありましたが、恥ずかしくて手を挙げれませんでしたよ。と言うより、多分最後の参戦なんだろうなの思いが募ったりで、挙手のそれは無理かなとか。
名古屋編の最期に、五島良子さんは主戦場が名古屋のTokuzoみたいなので、ついでの名古屋巡りした幾つかを。行かれる際は参考にでも。
・SKE48cafe
名古屋に行くならSKEもと思いましたが、チケットが全て外れでライブ見れなかったので、SKE劇場の雰囲気だけでもと。そのついでにSKE48cafeに流れ、何もかも雰囲気が若すぎて居づらかった。ただ2018年に閉店の様です。そう言えば当時人もまばらだったかな。表も観覧車はまたの機会に。
・名古屋ボストン美術館
乗り継いで名古屋ボストン美術館へと。建造物はかなり立派な建物でした。展示の作品も複製なのかな思ったら…オリジナルが。もう間近過ぎて、この筆遣いに歓喜しかなかったですね。しかし2018年に閉館。名古屋の方は筆遣いに関心いかないものかな、非常に勿体ないですね。
・松坂屋名古屋店
松坂屋名古屋店、半端無く大きいです。東京のどこの百貨店、いや日本の百貨店で一番大きいかなと。
語るべきは大きさでは有りませんね、訪れた時にミュシャ展の巡回展をやっていたのですが、結構な初見もあったりと、松坂屋名古屋店学芸員の方優秀ですよね。百貨店奥深いなと頻りに唸ったものです。勿論併設のミュシャショップでもつい買い込んでしまいました。
・豊田美術館
豊田市だけに遠かったし、路線間違えて乗ってしまいました。そして最寄り駅からも遠く、駅員さんに道を尋ねるもつっけんどんにA4地図渡されるだけ。まあいいですけど。
目当ての牧野義雄が常設展示ではなかったのものの、画集とポストカード買ったので良しとしましょう。牧野義雄が常設展示があったらお勧めです。
・スーツァンレストラン陳
名古屋駅の上JRセントラルタワーズのレストラン街の中華料理店。
余りに迷ったので、夜の3,000円程のコースを頼みましたが、油が上質で何を食べても美味しかったです。名古屋で余りに迷ったら、スーツァンレストラン陳お勧めです。
・白いスープのラーメン店
もう記憶は薄過ぎるのですけど…ラーメンの外れは不覚なので、かなり迷いに迷って名古屋駅周辺の白いスープのラーメン店に入りました。鶏そばとは思いますけど、スープは普通の豚骨かなと思いきや、コクも有りこれが名古屋の味かと満足でした。県外のチェーン店とは違う気もしますが、リサーチは充分に行っての来店が良いと思います。
・とんかつ 恵亭
結局迷いに迷って、またも名古屋駅の上JRセントラルタワーズに上がるのですが、まあ名古屋なら味噌カツかと入店。想像していたより味噌が辛くなく、豚肉も上質な甘さでした。
メニュー等々で見るととんかつ和幸の系列みたいなのですけど、東京で食べてそれとは違う肉質で不思議だなと。人も結構流れていたので迷って入っても有りです。
色々あったけど参戦して良かったです。充分舌鼓打ってますし、眼福もさせて貰いました。
ああ、それでも名古屋は今もちょっと苦手です。とは言え伊勢志摩にも行きたいのも有るし…それまでに五島良子さん頑張っていてくれたらなと。
以上、後半は個人的記録書きましたが、何と言うかほぼ10年周期でしか参戦してないのに、カクヨムに書ける程の五島良子ファンと言えるかなと。
もし次の参戦機会があるなら、2020年以降なのかなとか、ふと思う次第です。
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