第6話 2007年 ドラマ「コーヒープリンス1号店」

□コーヒープリンス1号店:韓国MBC放映2007年7月2日-2007年8月28日

□製作局:MBC

□原作:イ・ソンミ

□演出:イ・ユンジョン

□脚本:イ・ジョンア

□出演者/ユン・ウネ/コン・ユ/イ・ソンギュン/チェ・ジョンアン/キム・ジェウク/イ・オン/キム・ドンウク/キム・チャンワン



韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」。初見はテレビ東京の昼の帯番組を途中から見て引き込まれました。途中から見て面白い作品は、半々の確率ですが非常に丁寧で面白いですね。


物語は、父を失くして家族を支えるコ・ウンチャン(ユン・ウネ)が成り行きでイケメンだらけの「コーヒープリンス」に雇われ、男のふりをし続けるハートフルコメディ。


ふむ確かに、巷に溢れる諸本の在り来たりの設定とも言えなくないですが、何より登場人物のキャラクターが立っているのですよ。これが出来るのも日本と違い全17話と言う長尺でお話を展開出来るからですね。設定広げ過ぎて取りこぼしの多い日本のドラマとは様相が違います。


「コーヒープリンス1号店」の魅力は脚本の確かさ。韓国ドラマに興味無かった自分も、韓国ってこういう国なのかと何となく頭に入ってきました。上流階級と下流階級の相容れない関係、そして儒教に基づく人間関係の上下等。とは言え韓国ドラマは「コーヒープリンス1号店」と「宮 -Love in Palace-」位しか見てませんので多くは語れませんね。


何にも増してはコ・ウンチャン演ずるユン・ウネの魅力。確かに少年と見まがい、見え隠れするも気品が漂う。今作では奔放且つ傷つきやすい少女らしさを熱演で胸に迫ります。本当ユン・ウネ見ているだけでも楽しいです。逆の他の作品見るのを躊躇う位です。


物語は丁寧な展開で脱帽の限りですが、ただ最後の方のコ・ウンチャンの能力インフレーションは必要なのかなと思いつつ、少女漫画なら有り得る展開なので有りとしましょう。


その「コーヒープリンス1号店」。韓国のMBCでは最終回は27.8%と打ち出し好評の内に終り、暫くしては映画制作の一報も流れて来ましたが、そちらはそれっきりですね。映画化はもう無いかな。


あと余りに好き過ぎて原作本の「コーヒープリンス1号店」上下巻も読みましたが、コメディの部分が少なめなものの、これはこれで有りの本です。「コーヒープリンス1号店」熱覚めやらずでしたら、こちらもどうぞ。

ああそれと、DVDの廉価版も発売されていますが自分は躊躇しています。出来ればブルーレイが欲しいので、もう少し待とうかと。

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