第1話 1983年 映画「時をかける少女」

□時をかける少女:公開1983年7月16日

□製作会社:角川春樹事務所

□原作:筒井康隆

□監督:大林宣彦

□脚本:剣持亘

□出演者/原田知世/高柳良一/尾美としのり他



1983年「時をかける少女」封切り。すでにテレビ・DVD・レンタルでお馴染みの作品です。幾つかの作品が後にも出て来ますが、ここでは1983年の原田知世主演の「時をかける少女」をお話したいと思います。


原田知世主演の「時をかける少女」、もはやパブリックドメインかと言う位お馴染みの作品ですね(wikipedia、コンパクトにネタバレし過ぎです)。80年代的にこの作品が世の中に与えた影響は結構大きいと思います。この映画後位から女子は原田知世の髪型にする人増えたかなと。聖子ちゃんカットの派生型とは違う目新しさで、似合う人結構いましたよ。


尾道、大林宣彦作品、楽曲「時をかける少女」、そして女優原田知世と語るべき点は多々有りますが、今回は映画でのタイムトラベルについて話を進めたいと思います。

これ以降はネタバレ有りきですので、未見の方で作品に興味がある方は控えて下さい。





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話は思いっきり、映画の最後に飛びます。

主人公和子は薬学の研究者となり、一夫に似た青年とすれ違う。記憶の無くなった和子はすれ違いますね。当時見た鑑賞した時はかなり切ないものでしたが、今検証するとどうでしょう。このシーンが実は初めての出会いではないかとも感じてしまいます。そう振り返る仕草は、恋の予感かもしれませんね。


そして、映画最後から映画最初に一夫がタイムトラベルしたとします。

何故和子の高校時代にタイムトラベルしなければならなかったか詰めは甘いですが、共に青春時代を送りかったのではと。互いの思いを確かめる為に純粋な時代に敢えてタイムトラベルしたのではとも思います。そうでなければ、わざわざこの時代にラベンダー取りに来る必要ないですよね。


タイムトラベル作品が定番化して行く中で、原田知世主演の「時をかける少女」が色褪せないのは、映像美だけではない深読み出来る作品であるのではと唸ります。



このまま「時をかける少女」は変遷を経ても、エバーグリーンたる作品になるかと思っていましたが。2016年版ドラマ「時をかける少女」で厳しい状況が待っていました。


放送始まる前に何故5回しかないのか不思議に思っては、1回目見た時の雰囲気、ああそりゃあ5回に縮めるかなとも。

とは言え、3回目から黒島結菜の演じる主人公山未羽が、何故か主人公顔になったので良いじゃないとも思ったのも確かな事。

あとは当時全くノーマークであった浅倉吾朗に竹内涼真がいるのです。「仮面ライダードライブ」見ていなかったので、誰、引っ掛かるでしたが、それ今日の活躍至ってるので必然なものです。


そして、何が厳しいかと言うと視聴率でした、土曜9時台の1回目で9.4%なものの、盛り上げを見せようかの3回目で4.6%を記録しています。

そこは5回放送しかないので見切られたか。リオオリンピックもあったから止む得ないかなとか。AKB48の「LOVE TRIP」が時かけしていないとか。役者が若過ぎるのは良いけど化ける前に終ってしまったとか。


この2016年版「時をかける少女」を踏まえると、新「時をかける少女」制作はかなり厳しいかもしれませんね。



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