第3話 おっぱい差別主義者達と石から戻った先輩


 だいたい俺は胸が大きかろうが小さかろうがなんでも好きだ。なんでも好きというと節操がない感じがするが小さくても大きくても俺にとっておっぱいは、最高に夢が詰まっている。


 小さい方がいいとか大きい方がいいとか形がいいとかおっぱいを差別するなよ!!おっぱい差別主義者かよ!!


 おっぱいはなんでも最高なんだよ!!だから俺におっぱいを選ばせるようなことをするなよ!!


「さあ早く選びなさいよ!!さあ、は・や・く」


「そうです!早く選んでください!壁がいいのか私のやわらかプリンがいいのか」


 2人が俺にずいずいと迫ってくる。もう争うのはやめてくれ。やめなくてもいい。せめて俺を巻き込むな。


 芹沢は無い胸を一生懸命寄せてるが何のアピールにもなってない。小梅も離れた乳と乳を寄せて上目遣いで俺にアピールしてくる。


 俺は石になっている先輩に助けを求めるように視線を向けた。先輩は俺と目線が合うとニッと笑い、俺に任せろと言わんばかりの顔をしているが、こういう顔をしているときの先輩は全く役に立たないことを俺は知っている。でも俺には先輩しかいない。先輩頼みますよ!!ここの空間には先輩しか助けを求められる人がいないのだから。


 石のように固まっていた先輩は、勢いよく立ち上がり自信満々に、ここにいる俺を含め3人にこう言ったのであった。


 俺の予想は大的中。


 やはりこういうときの先輩は役に立たない。野良猫が来た方がまだ空気が和んで役に立つかもしれない。かもんキャット。


「お前らどっちか一郎太と付き合えよ。」

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