午後の部

 自分の出番は終わったと言われたものの、ディアンヌは副伯代理の立場でそのまま会議に出席することができた。

 その後も審問官が、不在のままの皇帝につきつける数々の問責は、いずれも言いがかりとしか思えなかった。というのも、タッデオがいちいち理をつくして反論したからで、それは列席した聖俗の諸侯も同じように感じていたようだ。その中にあっては、唐突に差し込まれたディアンヌとの竜の異端に関する議論は、諸侯にとっては幕間的な気分転換になったようで、ディアンヌは「敵」のはずのフランスの伯爵や、フランス王ルイの代理人からも声をかけられた。

 中でも、とりわけ親しげな態度を見せたのが、この壮年の人物だった。

「やあ、こんちには。ブラウンシュバイク=リューネブルグ大公のオットーだ」

「はあ、どうも恐れ入ります」

 大公(ヘルツォーク)というのがどのくらい偉いのかよく分からないが、ディアンヌにとって伝説上の人物に等しいレーモン七世や皇帝に教皇まで直接会って話をしたあとでは、それほど怖れいるほどではないかもしれない。しかもオットーは童顔で、ディアンヌと同じくらいの身長だった。

「ああ、心配しなくていい。僕は皇帝派だ。フリードリッヒ皇帝に今の領地を安堵してもらったからね」

 何を心配しなくていいのかわからないので「はい」と適当に返事をすると、

「ほら、フリードリヒ陛下と対立した皇帝オットーは僕の叔父だからね。それに皇帝派(ギベリン)と教皇派(ゲルフ)というじゃないか。その教皇派(ゲルフ)という言葉のもとになったのが、我らヴェルフェン家だし」

「へえ、そうなんですか」とは今度素直に感心したものの、大公はこの手の蘊蓄でディアンヌの歓心は買えそうもないと判断したようだ。とはいえ鼻白む様子もなく、童顔に人好きのしそうな笑顔を浮かべて、

「いやいや、なかなか面白いものを見せてもらったよ。いいねえ、女性の竜騎士なんて最高だよ。いやあ僕の領地のハルツにも昔は竜がいたんだけどねえ。ハインリッヒおじいさんの頃には盗賊騎士団におちぶれた挙げ句に赤髭皇帝(バルバロッサ)に退治されちゃったし」

「モンフェルメの竜も、今回の戦いでほとんど死んでしまいました。最後に残った一頭も……」

「おや、残念だね。でも、それ教皇は知っているの?」

「え? ご存じだと思っていましたけど」

「そうなのか。まあ、いいか」

「どういうことですか?」

「いや、まあ、もったいぶってもしょうがないから言うけどさ、モンフェルメに差し向けた十字軍って、教皇が竜を手に入れようとしたからだって聞いたけど」

「教皇が竜を?」

 ディアンヌは素っ頓狂な声を上げてしまい、周囲の何人かが振り向いたが、誰でも知ることだったのか、特にそれ以上興味を持つような様子はない。

「だって、竜は異端だってご自分で言ってるのに」

「異端とまでは教皇は言ってないだろ? 教皇は聖ゲオルギウスを気取りたいんじゃないかな。悪行をかさねた竜を調伏して自分の直属の戦力にしたい、というか、象徴にしたいんだろうね。皇帝に対抗して、聖俗の諸侯を従えるためにね」

 オットーの態度はへらへらしていて気に入らなかったものの、言い方はわかりやすく、内容もまとなことに聞こえた。

「じゃあ、竜が手に入らないとわかったら、教皇は戦争をやめるでしょうか?」

「そうはいかないと思うよ。フランス王だって戦争をしたいわけじゃないけど、異端の撲滅は別問題だから」

 モンフェルメに異端はいない、それを口に出すほどディアンヌは自分の心を偽るのが得意ではなかった。そのかわり、気になっていたことを聞いてみた。

「ウェールズの竜って、まだいるんですか? 死んだって聞いていたんですが」

「ああ、それね」

 オットーは、よくぞ聞いてくれた、僕の母方は実はイングランドの王室出身で、ジョン王の娘がね、と言いながらも、ディアンヌの薄い反応をちゃんと見ている。

「……四年前に、イングランド王のヘンリーがウェールズに攻め込んで戦争になり、ヘンリーが勝った。その戦いでウェールズの北の山地にいた竜も参戦したが、大分無茶な戦いをしたあげくに、イングランド軍によって滅ぼされた、のだそうだ」

「それは聞いた事があります。戦場は、竜のいた山地から、遠く離れていたんですか?」

「いや、せいぜい数十マイルといったところだろう。審問官が言っていたのは、そのことじゃないんだな」

 オットーは軽く咳払いをして、上目遣いでディアンヌに視線を向けた。

「その戦いの講和条件として、ウェールズ大公ルウェリンの父親のグリフィスが人質として、ロンドン塔に幽閉された。ところが去年の春、グリフィスはロンドン塔から脱獄を企てた。シーツをつなぎ合わせて作ったロープを窓から垂らしてね。しかし、グリフィスの体重でロープは切れ、彼は地面に墜ちて死んでしまった」

「そんな……」

 ディアンヌは、顔も知らないグリフィスの無念を思って十字を切った。

「だが、その夜ロンドンで竜を見たという者が何人もいた。これがどういうことかわかるかい、ディアンヌ?」

「いいえ」

 その答えはオットーの期待通りだったろうが、ディアンヌにも推論があった。

「ルウェリンは父を救出するために竜を飛ばしたんだ。よしんばロンドン塔からとびおりて無事だったとしても、囚人が二重の城壁と堀をかいぐくって城から出られるわけがないだろう? 救出作戦は失敗したものの、グリフィスは勝算があって脱獄に踏み切ったということだね」

「でも、竜は四年前の戦いで死んでしまったんじゃないんですか?」

「そこはわからないな。もう一頭いたのかもしれないし」

「じゃあ、教皇様は、その夜に竜がウェールズからロンドンまで飛んできたことを根拠に、竜が住み処を遠く離れることができるって、おっしゃってるんですね」

「そういうことになるね」

 ディアンヌは考え込んでしまった。確かにウェールズの竜はモンフェルメと違って、住み処を離れることができるのかもしれない。問題は竜を使って塔に幽閉された囚人を救出するという作戦だ。そんなことができるだろうか。中庭に舞い降りて、そこで待っているグリフィスを乗せるというなら不可能でもないだろうが、塔の窓から直接乗り移らせるのは、ほとんど曲芸に近い賭けになる。

「まあ、そんなに難しく考えなくていいんじゃないかな? さっきも言ったように、理屈なんて後付けなんだよ。教皇はなんとしてもモンフェルメの竜が欲しいんだろう。きみが審問官に言い負かされたなんて、誰も思っていないからさ」

「はい」

「それから、落ち着いたら、一度こっちに遊びにおいでよ。ちょっと遠いけどね」

 オットーは人好きのする笑顔を残してディアンヌに背を向けたのとほとんど同時に、会議の再開を告げる鐘が厳かに鳴った。


 そして。

 会議は、その日のうちに終わってしまった。

 休憩をはさんで再開された会議は、まず、これまでの会議の中で議論された内容を羅列することで始まった。これらはすでに主要な列席者による署名がなされており、皇帝の異端問題とは別の課題でもあって、タッデオも異論を唱えなかった。ところが、ディアンヌが眠気を覚えはじめたころ、教皇みずからが宣言文を読み上げはじめたのだ。

 曰く、神聖ローマ皇帝フレデリクスは「教会の敵」であり、かくかくの廉により異端である。もはや破門により更生を促すことはできない。それどころか、今後、フレデリクスを支援する者あるいは助力を請う者は全て自動的に破門される。世俗の諸侯はフレデリクスに代わる新しい皇帝を選出せよ、と。

 会場はざわめいたが、喝采も起きなかった代わりに非難の声も上がらなかった。ラッパは奏でられ、宦官による聖歌隊は歌い、厳かに会議の終了が告げられた。

ディアンヌは壇上に座る教皇達が退場するのかと思っていたが、彼らはその場に集まってきた何人かの聖職者達とその場で話しをはじめてしまった。他の列席者たちも席を立つ者は少数で、ひさしぶりに会った者同士の近況報告なんかをやっているようだ。

「では、ごきげんよう」

 そう言って、隣席のレーモンが立ち上がったとき、ディアンヌの前に、まだ若い一人の僧侶が進み出た。

「モンフェルメの騎士ディアンヌ殿。教皇猊下がお呼びです。」

 顔を上げると、聖職者達の黒と赤の衣の間から、壇上の教皇がこちらに鋭い視線を送ってきているのが見えた。ディアンヌは恐怖も畏怖も感じていない自分に驚いた。

「大儀やったな、騎士ディアンヌ」

 教皇は会議の場で使っていたラテン語ではなく、ずっとくだけた言葉で声をかけた。

「わかっておろうが、卿をここに送りこんだ者と、予は敵対しておる。だからと言って、卿のような若い騎士、しかも娘をここで罰するとか、破門にするとか言うつもりはない」

「ご配慮いただき、ありがとうございます、猊下」

 ディアンヌは教皇からの視線を自ら遮ろうと、深く頭を下げた。

「モンフェルメ副伯についても同じこと。異端を罰し、自ら予の元に告解に来るなら、今回の件は不問とする。むろん、十字軍も撤退させる」

 ディアンヌの心が動いた。ローランはなぜそうしないのだろう、という根本的な疑問がその時浮かんだ。人が死に町を焼く戦争を避けるためには、それはほんの些細な代償に思えた。だが、ディアンヌはローランではない。彼女にその判断はできないのだ。しかし、教皇の次の言葉はディアンヌの気持ちを読んでいるかのようだった。

「副伯は援軍を求めとるのやろ、あの反教会の皇帝に」

 ディアンヌは一瞬だけ身体が震えるのがわかった。それが教皇に気づかれずにすむとは考えていなかった。

「教えてやろう。それはありえん」

「え、何故ですか?」

 思わず発した問いに自分自身が驚いて口を手で塞ぐが、すでに遅い。ディアンヌが知る限り、教皇は二度目の笑みを浮かべた。

「皇帝は予に刃向かうことはあっても、フランス王に刃を向けることはありえん。それはフランス王も同じ」

「え、でも、じゃあ……」

 ディアンヌは、聖堂の中が少しだけ騒がしくなったことには気づかなかった。教皇は気づいていたかもしれないが、注意を払っているようには見えなかった。

「それが政治というものや。皇帝は神の敵であり傲慢で不遜やけど、アホやない。モンフェルメのような小国を助けるため、フランス王を敵にまわすようなことをするわけがなかろう?」

「そんな……じゃあ、私はなんのために」

「そこで、モンフェルメを守るために、卿にもまだできることがある、と言ったらどうや」

 ディアンヌは虚を突かれた。教皇イノケンティウスのその一言は救いの響きを持っていた。

「予のもとに来るがええ、ディアンヌ」

 ディアンヌはおそるおそる顔を上げ、教皇の目を見た。その声は暖かみはないものの、誠実さを真摯さがあった。命じているのではなく、情けを与えるのでもなく、懇願するような目だった。ディアンヌは自分がそう感じたことに驚いた。

「そなたがそう誓えば、今すぐにでもフランス王に軍を退くように書簡をだそう」

「でも、竜は異端だって……」

「そうは言うてない。忘れたんか。竜は異端ではない。卿とともに、救い主の代理者にして神の僕たる教皇のもとにあるモノが、どうして異端などであろうか?」

「じゃあ、それじゃあ祝福を、ヴォルケにも祝福をもらえるんですか?」

「むろんや。むろん、予みずから祝福しよう。その竜と、そなた……」

 ディアンヌは、イノケンティウスから約束をとりつけることはできなかった。

 イノケンティウスがその言葉を言い終わる前に、周囲は急にざわつき、叫び声が混じった。無遠慮な足音がいくつも響き、不快気にしかめたイノケンティウスの顔が、その足音の方向に向いて凍りついた。

「教皇猊下はフレデリクスをまだ皇帝と呼ばれるか。皇帝が聞けば、さぞ喜ぶやろな」

 闖入者達はわずかに十名ほどで、腰の長剣以外には武装らしいものはしていないようだった。しかし、中でもとりわけ背の高い一人が旅装の頭巾を跳ね上げると、周囲の者達は尻餅をつく勢いでとびすさった。禿げかけた赤髪の男は、不敵な表情を浮かべ、おもむろに壇上のイノケンティウスを見上げた。隣にいた大司教は、ひな壇から後に椅子ごと転げおちたが、イノケンティウス自身はどうにか踏みとどまって、闖入者を見返した。

「今ごろのこのことやってきおって。会議への招聘状が届いていなかったとは言うまいな」

「誰に向かっておっしゃりますか知らんけど、皇帝はまだトリノにいることになってますねん。招聘状が届いたかどうかは、皇帝自身にきいてみんと……」

「法と秩序の敵め。ふざけたことを言うな」

「法と秩序? やりたい放題やっとんのはそっちちゃいますか? 世俗のことに首をつっこむ、タタールと交渉する、皇帝の首まですげ替える、あげくの果てに、竜を寄越せば異端には問わないとまで言う。なんというでたらめを……」

 フェデリコは、じり、っとイノケンティウスにつめよった。ひときわ大きな声が聖堂中に響きわたった。

「そのようなでたらめを神が許すはずがない! 今日この日をもって、神が怒り、その怒りによって人間が苦しむ時代になることだろうよ」

 雷のように響いたその声に、幾人もの人が震え上がったが、イノケンティウスの防壁もついに崩壊した。教皇はおもむろに席を立ったが、他の司教達はそこまで威厳を保つことができなかった。彼らに半ばおしながされるように、ほとんど転がりおちるようにひな壇から降りると、赤い僧衣を翻しながら一目散に聖堂の扉の方に向かって走っていった。

「通してやれ」

 フェデリコの声で、扉付近に展開していた数名の男達がわざわざ扉を開いて、教皇とそれに続く数十人の司教達を外に出した。

「今のセリフは、タッデオ、お前が言うたことにしとけ」

 いつの間に傍らに控えていた忠実な学僧が、口元に苦笑を浮かべながら頭を下げた。

「御意に」

 そして、あっけに取られて立ち尽くしているディアンヌに身体ごと向くと、穏やかに相好を崩した。

「ようやってくれた。異端の理由に、竜の件は入らんかったそうやないか。これでわしのコレクションも安泰や」

「あの、そういう話なんですか? 教皇様はタッデオ師の反論を何一つ聞き入れていないじゃないですか」

「それでお前さんの反論はちゃんと考慮したんやから、お前さんはタッデオより大したもんちゅうことや」

 フェデリコが本気で言っているわけでないことは明らかだった。であればなおさらわからないことがある。

「そうじゃなくて、結局、皇帝の破門が宣告されちゃったじゃないですか。ていうか、こんなの最初から結論が決まってたんでしょ? だったらタッデオ師やあたしが何を言っても」

「これでええんよ。教皇は神と人間のかかわり方だけを統べておればええもんを、人間の世界のことまで教会のええようにしようとした。誰も教会には逆らえん逆らった者は破門そいつと話をした者も破門、そう思わせようとしたわけや。で、あんたはなんで儂と話をしとる」

「へ?」

「破門が怖くないんか?」

 ディアンヌは答えに窮した。確かに教皇は、皇帝に従う者、それを助ける者はすべて自動的に破門とみなす、と宣言した。だが、そんなことはとても現実的ではない。

「そうや。教皇は道理を無視して教会の都合だけを押しつけること示しただけでなく、できもせんことを宣言して、自ら恥をかいたわけや。このことをいずれ全ヨーロッパの諸侯が知ることになる。それで儂の目的は果たせたんや」

「でも、異端の烙印を押されたわけでしょ? 異端は嫌いだってタッデオ師が言ってたのに」

 フェデリコは即答せず、口元をわずかに皮肉っぽくゆがめた。

「坊主は肥え太り、農民から集めた金で聖遺物を集め、諸侯は領地の取り合いに血道をあげる。こんな世の中はおかしいと話の巧い者が言えば、そうだそうだとものをろくに考えない民衆が声を揃える。教皇も、皇帝も、教会もみんなデタラメや、威勢のいいことを言う者がおれば、民衆の不平や不満のはけぐちに丁度いいと、諸侯は無責任に異端の坊主や信者共に肩入れする。異端なんて、そんなもんや。くだらんと思わんか」

 フェデリコの言うことは、いかにも『世の中のことが分かった人物』的な響きがあったものの、ディアンヌは心からは納得できなかった。

「くだらないとは、思いません。あたし達の信じる神様が、実はニセモノだったとか言われたら、怒ります。でも、本当にそれがニセモノだったのなら、やっぱり本当のことを、どうやったら本当に天国に行けるのかを知りたいです。ものをろくに考えないっていうけど、考えたなりに正しい道がどっちなのかを選ぼうとしているんじゃないんですか」

「どっちでも同じや言うとんねん」

 フェデリコは優しげな、しかしどこか突き放したような表情を浮かべた。

「あんたは自分が正しいと思う方法で、正しいと思う神と話し、正しいと思う行き方をすればええんや。それを無理強いするんなら、異端も正統と同じくらいアホっちゅうことや」

 自分の正しいと思う方法、という言葉に、ディアンヌは心がざわつくのを感じた。傍で聞いていたらしいタッデオが、「怖れながら陛下」と顔を盛大にしかめた。

「その考え方は大いなる異端です」

フェデリコはそれを聞くや、口を開けて大笑した。あっけに取られるディアンヌにその笑顔を余波を向けて、肩をたたく。

「ま、あんたはミッション・コンプリートや。ようやった。ほな、元気でな」

 おかげでディアンヌは本来の任務を思い出す。

「あ、待ってください。では、モンフェルメの援軍は出してくださるのですね?」

「援軍? なんの話や」

 ディアンヌは背筋が凍る思いだった。

「だってわたしが会議でうまくやったら、約束は果たすと、おっしゃったじゃないですか」

「もう十分支援はしとるがな。ま、帰ったらローランに伝えるンや。タイミングやで。タイミングが大事やとな」

 周囲に集まっていた僧侶や諸が、波のように左右に分かれて、フェデリコのための道を空けた。部下を引き連れて聖堂を出て行くフェデリコを見送りながら、ディアンヌは、いったい自分は何をしにここまで来たのだろうか、と考えていた。

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