かくよむちほーで、一味変わったけものフレンズ二次創作作品を探している方は必見!
まるで需要に応えるが如く、一風変わった二次創作作品がここにあります。
それが『とあるパークガイドロボットの記録』です。
まず、この作品は文法と言うものがほとんど見られないため、小説的では無いと言えます。
ですが、ご安心ください。
この作品は、実に工夫を凝らした二次創作作品なのです。
実を言うと、私も、最初を読んで面食らいましたが、それもそのはず。
まず目に飛び込んでくるのは、アルファベットと文字の羅列です。
これは概要に書いてあるとおり、パークのガイドロボットである、一体のラッキービーストが記録したシステムログとなっています。
[INFO ]
[WARN ]
[DEBUG]
[ERROR]
voice_out
voice_in
ログ用語(?)で言うと、INFOは 『情報』
WARNは『警告』
DEBUGは『デバック用の情報』
ERRORは『エラー』すなわち『失敗した情報』と、なるようです。(とは言え、あまり詳しくはないため、先に謝ってしまいます。間違っていたらごめんね!)
そして、『voice_out:』は、ラッキービーストから発せられた(発そうとした)音声。
『voice_in:』は恐らくラッキービーストが、聞いて認識した音声となると思われます。
そう、これはシステムログを読むことによって、この物語に登場するラッキービーストに何があったのか、想像力を掻き立てて読むタイプの作品です。
このラッキービーストですが、概要にあるとおり、一度、停止したようで、再起動します。
いつ停止したのかと言うのは、本編中にsandstar-low、すなわちサンドスターロウと言う単語が出たことから、アニメ11話及び最終話、もしくはミライさんが冒険した頃の『パークの危機』のことと思われましたが、その答えは後半、ラスト付近で明かされます。
どうぞ最後まで読んでみてください。
後半の『voice_in:』すなわち、このラッキービーストが認識した外からの音声によって、このラッキービーストが、本編中のどこに出現したのかが分かってしまいます。
そして、ラストは衝撃的です。
最後の、とあるフレンズのセリフにはアルファベットは付きません。
ログが途中で消失します。
『voice_out:「オ客様、ボクカラアマリ離レナイデクダサイ!」』から『[WARN ] 発音ニ失敗シマシタ。』そしてラストのセリフ。
この流れを読んだ時、私はちょっとしたパンチを脳髄に喰らったような衝撃に襲われました。
変化球的な工夫が凝らしてある二次創作作品。
『とあるパークガイドロボットの記録』
読み慣れないエラーログと言う表現の仕方でしたが、ちょっとした破壊力のある作品となっております。
是非、読んでみてください。