第3話

「ど、どうするのよ。貯金もニ百万しかないし、夢斗も学校があるのに!」


「すまん!この近くの空いてるアパートは探したから」


「…ちなみに一番安いとこで?」


「……2LDKのバス、トイレ別で18万」


「どうするのよ…」


「母さん、父さん、俺、学校辞めるの?」


「夢斗…ごめんね、ここに居られないなら少し遠くに行かないと…」


せっかく友達出来たのに…


「お金があったらいいんだが…」


「あるよ、お金」


「そういえば、お小遣いを貯めてわね。でもね、それだけだと家は借りれないのよ?」


「え!?四億じゃ借りれないの!?」


「「え?」」


「夢斗、いま四億っていった!?」


「お、俺もそう聞こえた」


「うん、四億だよ」


あはは、驚いてんな


「どうしてそんなに…」


「株で稼いだの」


「よ、四億も?」


「うん、ほんとはスプブラの課金したかったからだけど…」


「「…」」


「これで学校通っていいよね!」

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地球とか言う異世界に転生した元英雄~科学しかない世界なのに魔法使えるんだが?~ @nyagon

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