第27話
ルナ「ハァ…ハァ…」
ルナ「助けたのは良いけどこの人誰?」
?「うん…」
ルナ「((ビクッ」
?「…誰だ」
ルナ「…俺の名前はルナール」
?「そうか」
ルナ「…お姉さんはどうして川を流れてたの?」
?「川を流れていた?」
?「あっ!!」
?「そうかあの時…」
ルナ「?」
?「困らしてしまったすまない」
ルナ「ううん大丈夫だけど…」
ルナ「お姉さんはどうしてそんなに傷だらけなの?」
?「傷?」
ルナ「…その脇腹のやつ」
?「あー」
?「怪我してたのか」
ルナ「気づいてなかったの!?」
?「痛覚が無いものでな」
ルナ「…あっちに仲間がいるんだけど手当してもらいなよ」
?「いいのか?」
ルナ「もちろん!!」
?「すまないな」
<蛍たちのいる野宿場>
タビア「さっき動物たちが教えてくれたんだけどね」
蛍「なんかあったのか?」
タビア「うん」
ミール「何があったんだ?」
タビア「それが近くの川の上流で殺人鬼が出たらしいんだ~」
蛍「まじか!?」
蛍「ていうか殺人鬼に対するリアクション薄いな…」
ミール「そのリアクションとやらは何か分からんが我らは魔法使いだ」
タビア「そこそこの事じゃ驚かないよ~」
蛍「なんか納得した…」
ミール「その殺人鬼とやらはどんな感じなのだ?」
タビア「具体的には分かんないけど普段は大人しいのに戦闘になると狂ったように人を殺すんだって~」
タビア「それで腰に二本の剣を持っていて真っ黒な髪をしているんだって」
蛍「だいぶ具体的だな…」
タビア「とりあえずこの殺人鬼には気をつけた方がいいよ~」
蛍「おう!!」
ミール「それよりルナが遅いな」
蛍「ホントだな~」
ルナ「おーーーーい!!」
蛍「ルナやっと帰ってきたっ…!!」
タビア「!?」
蛍「ルナの隣に居るのって…」
蛍「さっき話してた殺人鬼…!!」
?「……」
平凡な僕と魔法使いの君 秋許環 @manjyuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。平凡な僕と魔法使いの君の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます