第3章 ハロルド時空書

あと少しで目撃者がいる村、グリム村に到着する。

「あれが村か、しかし見たことのない光景だな。村ってあんなものだったか?」

俺は脳内の記憶を探っているとすぐに吐き気見たいのに襲われた。

(こんな吐き気に襲われるなんて・・・)

まだ立つことはできるが、歩こうとすると足元がおぼつかないし、視界もはっきりと見えない。一回座ろうと少し先にある切り株に少し力を入れて向かい、切り株に座った

「ふぅ・・・」

(なんとか、休めそうだ・・・)

と思ったのもつかの間、急に眠気が襲ってきた。思い出す時に吐き気が襲ってきたのと関係があるのだろうか。色々考えているうちに意識が自分の体から離れていくことを感じた。


一瞬、誰のかはわからないが脳内にイメージが入ってきた。

「初めての試みだが、長く続いた争いが終わり、全種族の共存を目指して」

「はい、主人様」

クリフでもない、リアでもない感じの会話で、主人様と呼ばれる人物はなにかを操作している。

どこだろうか?なぜ、種族共存を目指す為に何かを操作しているのだろうか。

よくわからずにいたが、考えようとしたらすぐにイメージが消えた

-ROOP1-

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