第8話 クラウドという男


度重なる困難に立ち向かいし新たな英雄達の

冒険が始まる!!


そこにあるものは、裏切りという名の絶望か?


はたまた、純情乙女達とのチーレムか?


勇者クラウドの伝説が今始まる!!

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※ゆうしゃクラウドはヤラれヤクのショウゴウをエた□|


「いらねーーー!?」


ここは、オズウェル魔法学園 医務室 ある『少年』がベッドで目を覚ます。チッ


「舌打ちすな!?」


全国の非リア男子の為にもあのまま死んでろてーの!!


「あんな場所で天下のクラウド様が倒れるかってーの」


天下ねーまあ作者も反省してんのよ、なのでお前にプレゼントがあるわけ


「ほほう、プレゼントねー」


となり見てみ、ほれ


「WHAT?!」


作者の意向どおり自身が寝ていたであろうベッドのとなりを見て驚きを隠せないクラウド。そして。


そこには、主張し過ぎるほど強烈に発達した『女性 』らしく美しい身体のラインを持ち 顔にある泣きぼくろが妖艶さを引き立て、厚い唇が艶やかさを増幅させ、時折甘い吐息が彼の彼たる象徴を刺激していた。


「これはどいう事だってばよ。」


お前好みの『女性』を用意するの大変だったんだが・•かなり年上だけど•・嫌か?


「嫌じゃない!むしろ、どストライクだ!」


その人お前の好きにしていいんだぜ?


「まじか?!」


まじまじ、おーまじ、まあお詫びというのはなんだが、よろしくやっちゃてくれ、後は作者画面の向こう側から応援してるからな、

頑張れよ『少年』






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「何処の誰だか知らねが、ありがとう!男クラウド!!登山開始であります!!!!」


となりで寝ているであろう『女性』の主張し過ぎるそれに己の顔面を埋め、光悦に浸る1匹の『オス』がいた。その時。


「ねぇ、少年!?」


何かを察し、眠た気な目をこすりながら、むくりと起き上がる大人の女性が一人。そして。


「そろそろ手を離してくれない?、このままだだと私は、君を強姦の罪で通報しなきゃならなくなるのよ?!」


注告交じり冗談半分で彼に優しく諭す、その表情は穏やかな雰囲気が溢れ、自身の魅力的なスタイルも合間って、とても淫靡な香りがしていたのだった。そして。


「男に土下座させるのはあまり気持ちいいもんでもないから、楽にして良いですよ。」


と伝える女性


「す、す、すませんした。ちょっとだけ至極の時間あざした。」


と土下座しながら謝る?クラウド。


「実直なのは美徳だが、素直過ぎるのはいただけませんね。」


優しく一喝する女性。


「さて少年、こいう秘め事は互いの合意を得てから」


淫欲に満ちた眼差しをクラウドに向け一問一答をする女性。


「と言いますと?!」


生唾を飲み込み、期待に胸を膨らませるクラウド。


「おねえさんね、先日別荘が燃やされちゃって、ちょっと傷心中なのよ」


と言い、クラウドに擦り寄る女性。


「つまり、おねえさんの慰みものになる事を光栄に思え♡」


自身の魅力的な部分をクラウドにおしあて、この台詞を最後に一度冷めていた『少年』の熱き心を呼び起こしたのである。そして。


•・・母上•・父上・・息子こと、クラウド バーミリオンは本日をもって『少年』から『大人』になるようです•・•



クラウドがこんな事を考えていた。その時。


医務室の扉を抜け、仕切りのカーテンを勢いよく開き『少女』が顔を出したのである。


「叔母さま!!こんなところでなにやってるんですか!!!」


呆れにもにた怒りを露わにし、耳まで真っ赤にさせ、くせ毛なのだろうか黄色に輝く少女のショートヘアが若干逆立っているように思えるのは彼女が『叔母』と呼んだ女性の行為そのものなのは明白だった。そして。


少女が『叔母』とよんだ女性の首根っこを掴み取り、ずるずると引きずりながらその場を離れていった。


だが、医務室に来訪してきたのは、彼女だけではなく、


「あ、アリス¿¿⁉︎いや、その、これはだな」


まるで、鬼嫁に浮気がばれた旦那を彷彿とさせる焦りを見せるクラウド•バーミリオン。


「人がせっかく心配して様子見に来てみれば、なにやてんだ我!ボケ!ハゲ!捻んゾゴラァ!!!」


この台詞を言いながらクラウドに近き『我』のあたりから両手で胸ぐらを掴み、怒りの三段活用をしながら満面の笑みで絞め殺しにかかるアリス。


「ただのモブキャラの分際で、真っ昼間から女連れ込んでイチャコラとか学園の風紀乱すような行為して良い分だよねー」


「それ、お前が言う?!」


声にならい声を出し反論するクラウドだが、彼女の逆鱗に触れる結果となり、完全に、締め殺しにかかるアリス。そして。

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「キャークラウドクンイヤラシキャー」


廊下で事の一部始終を見ていたであろうドロシィ。両手で顔を覆い隠し、指の隙間から冷ややかな眼差しを向けていた。そして。


「やめろう、そんな目で俺を見るんなぁー。なんか、ゾックとするだろう。」


※ゆうしゃクラウドはドMのショウゴウをエた□|


「いや、そう意味じゃなくて、そのなんだ。

悪寒的な意味d…」

「ごちゃごちゃうっせぇ」


急にあたふたしだした彼を、もの凄い形相で一喝するアリス。


「俺はまだ何もしてねぇ」


と弁明するのだが、廊下から事の発端である

『女性』が覗き、彼にトドメの一言をさす。


「おねえさんの事、あんなに淫らに弄んどいてひどいな少年」


彼の死刑宣告とも思えるこの台詞を聞いたアリスは、夜叉を彷彿とさせる表情で睨みつけたのである。そして。


「アハハ...オレオワタ」


「もう一回、死んで来いっ!!」


クラウドをフルスイングし、壁めがけて投げ飛ばすアリスだったのである。


「理不尽すぎr...___________________________(ざまー)

______






先の出来事から所変わり、数時間が経ったオズウェル魔法学園 訓練ドーム


ここでは、騎士科の合同訓練をしていった最中。時折激しい剣戟が舞い、そこには、肩で息をする『少年』の姿 涼し顔しながら、相手の剣戟を間のように去なしている『少女』の姿があったのだ。そして。


他の生徒達は、ギャラリーと化し、この戦いの行く末を今か今かと、固唾を飲んで見守る最中。早々に、決着を迎える。


「これで、決めってやる!!」


支給品であるソードデバイス【百式】を深く構え『少女』向かい突進していった。そして。


「あまい!!」


小さな隙も見逃すこともなく『少女』自身のソードデバイスで絡め取るように『少年』の得物を払いのけ、勝敗が決したのである。


「負けたー」


と叫び、その場で大の字で寝転ぶ少年が1人。


「あんたに勝っても嬉しくないですけど。エロ猿!」


彼に、気だるげな感じで近づく少女 アリス


また、懲りずに挑戦し続ける、ドMの変態少年 クラウド


「Mじゃねし」


1人突っ込みを入れるクラウド。


「なにあんた、とうとう頭までおかしくなった?」


彼の前まで行き、足を肩幅まで広げ、両手を腰に当て覗き込むように台詞を述べるアリス。


「ちげーし、そうじゃねぇ、あーなんで、 俺、お前に勝てねーんだろ。」


座り込んだ状態で髪を掻き毟り、頭を抱えたクラウド


「あんたは、リズムが全然ダメ!!」

「リズム???」


アリスに駄目出しを食らい疑問符を浮かべたクラウド。


「あんたのリズムは、ダンーダンーダンー、これじゃ避けてくださいと言ってるようなもの」


アホの子にも解りやすく、身振り手振りで教えを請うアリス。


「理想は、ダンーダ・ダン ダンダンーダンよ

!こんなことぐらいわからないわけ!?」

「わかるか!!お前や織姫と違って、固有デバイス持ってねーんだってーの!」

「そんなの関係ないでーす。」


まるで、馬鹿にするかのように反論するアリス。


「良い?見てなさい!」


まるで、野山を駆け巡るウサギのような軽やかなステップを踏み、川の流れのような変速的な剣舞を見せつけた。


側から見れば、鳥が空の飛び方をトカゲに教えてるようなもので、この長くも短いスパルタ指導が淡々と続くのである。


「またやってるでござるよ…」



アリスの背後から近づく長く美しい黒髪を後ろ手に束ね『少女』が、なにやら困ったような表情をして言ったのである。


「姫ちゃん、これで大体合ってるよね?」

「合ってる、合ってるんでござるが…」


やれやれ、全く、この二人は、という心境を感じさせる表情で『少年』の方を指差す織姫。


「クラウド殿の猿面が、ますます猿面になってるでござるよ…」

「え?」


そこには顔を赤らめ、頭から湯気を出し、なにやら、うわ言のようなものを口にしている『少年』がいたのである。


「@/&#?¿」


まるで、ガスが抜けた風船のように、その場で気絶するクラウドなのである。


「やれやれ、誰かータンカーを用意するでござるよ!!」


まるで、夫婦喧嘩を生暖かく見守るような視線を送る生徒達の中から医務室へと運ぶように手配をお願いする織姫なのである。


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時は少し過ぎ、クラウドが医務室に運ばれた直後 訓練ドーム。


「あのーアリス殿?一つ聞きたいことがあるでござるよ…」

「え?何?姫ちゃん」


織姫からの質問が以外だったのか、キョトンとした表情を見せるアリス。


「クラウド殿の事?どう思ってるのかでござるよ…」

「どうって?」


クラウド?誰それという心境を感じさせる表情でこの質問に対して聞き返すアリス。


「どうって•・•好いとるのかってことでござるよ」


まるで、恥じらう乙女を彷彿とさせる表情で直球で質問する織姫。だが。


「姫ちゃん・•冗談だよね?!」


対してアリスは、冷ややかな態度で返してきたのである。


「は!?姫ちゃん!もしかして、バカ猿の事好きなの?」


織姫にこう聞いてきたアリス。


「え?そんなわけなかろう。拙者こう見えて彼氏いるでござるよ」

「まじ!?誰?誰?」


と織姫に取り付くような聞きだしたアリス。


「姫ちゃんの彼氏か…知りたいけど・•プライベートてもあるし・•」


と1人物思いにふけるアリスなのである。


•・やれやれ、クラウド殿・•アリス殿がこれでは・•苦労するでござるな•・


こんな織姫の思いも裏腹に『魔獣』騒ぎが遠い過去のように、今日も今日とて平穏な日々なのである。


____________________


※これまでのコウセキにより ゆうしゃクラウドはストーカーのショウゴウをエた□|


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「ちがーーうっ!!」


ここは、オズウェル魔法学園 医務室 ある『少年』がベッドで目を覚ます。


「夢か•・?」


こう思い『少年』が直ぐにした行動は、自身の状況確認をしたのである。そして。


「OH?!•・デジャビューッ」


驚きの声を上げた『少年』のとなりには、なんとオーノーなアーイエーなゴリマッチョが寝そべっていたのであーる。


以後ループ__


今日も今日とて彼の平穏な日常は過ぎて行くのである。

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