登場人物紹介
一部本編を読まないとわからない箇所があります。
読んでもわからない箇所もあります。
星ノ宮神社に住んでいる少女、妖怪討伐を生業としている。
年の割には冷静で淡々としており強力な術をいくつも使いこなす。
趣味は書物を読んだり自分で書いたり(妖怪の本)など。酒を
志乃の装備などについて
いつも大きな髪飾りを付けているが、これは「
武器として持っている錫杖は槍の様に先が尖っており、金属の板が付いていて鳴らせば魔除けの鈴となる。分解すれば鋼の綱が長く伸び、妖怪の嫌いな超高音を発する笛も付いてるという多目的な物。小幡の宮司が持っていて志乃に託された物だが、先代の巫女は使用していなかったらしい。一応「
最後に紹介するのが「妖怪討伐特例手形」。ケノ国に五つしかないと言われている。この手形の入手経路は不明だが、小幡が持っており志乃がいつでも用立てできるようにとの取り計らいがされていた。それだけ志乃が信頼されており、いかに妖怪討伐において重要かがよくわかる。
効力は普通の手形に加えて、妖怪が現れた場合にその場を取り仕切ることができ、手形所持者の言うことは絶対となるというもの。また、特定の店や宿で無料で買い物をしたり泊まったりできる。志乃とイロハが子供だけで高い宿に泊まれたのも、この手形のおかげである。しかし志乃は小幡への迷惑を配慮し、宿代などの旅費を自前で払っている。最終的な支払いは幕府の金になるので、乱用すれば横領に当たるからだ。(今回宿へ泊った理由は那珂の里での検分となっている)
正にケノ国限定、夢のパスポートであるが当然欲しがる者も後を絶たない。もし手形を盗られそうになったら相手を殺しても天下御免となり、万が一無くした場合は想像もつかない厳罰が待っている。
妖怪事変における特別条例とはいかに効率よく、かつ最小限の被害で事変を解決へともっていくか定められた条例である。作中にも幾つかあったが、主に妖怪の出現した里の長、役人、その他里人が行動すべき事や決まりを纏めたものと考えてよいだろう。項目の中でも手形所持者の権限が最重要と述べられており、いかに手形所持者が重要な存在か書き表されている。しかしそもそも手形所持者の数が少ないので、手形所持者が事変に絡んでくることは少ないらしい。所持していても日増しに財政難となる幕府に配慮してか、近年は使用記録も驚くほど少ないという。
那須山の奥地に住んでいる狛狗一族の末裔の姫。ひょんなことから志乃と出会いいつも一緒にいる。並外れた運動神経を持ち、母の形見である刀「
以前は那須山から一歩も出ない生活をしていたが、人里に住んでいるうちに徐々に人馴れし始めている。誰とでも仲良くできる辺りが志乃と対照的だが、だからこそ仲がいいのかも知れない。
那珂の里では英雄「水倉
那珂の里全ての猫を支配し、猫社会を牛耳る猫又。老いているとはいえその力は衰えることを知らない。五つある集落全てで人間に目撃されており、暴れ馬を止めたなど人間の間でも結構有名な存在である。
昔現れたというダイタラボッチを相手に先代星ノ宮巫女、水倉蒼牙らと供に戦った。一夜にして決着がついたためその事実を人間は知らない。野犬が数匹相手でも平気でねじ伏せる力と、気は優しく面倒見がいいところから、里の猫達から絶大な支持を得ている。だが本人はそろそろ引退の時期だと考えているらしい。
作中に登場した配下の猫達も御紹介
ジジ:長い毛に覆われている猫又。トラとは違いよぼよぼだが、供にダイタラボッチと戦った唯一の生き残りで付き合いも一番長い。集落の一つを任されている。知識が豊富。「ジジ」は通名であり、本名は「野次郎」
鍛冶屋の
三味線の
三毛の三郎:猫達の集会場「猫魔殿」六代目の主。五つある集落唯一の雄の三毛猫。冷静沈着な伊達男。
白猫のお花:志乃たちを屋敷に案内してくれた雪のように白い猫。姉御肌で面倒見がいい。三郎とは夫婦。
タカとヤス:見た目がごつい見張り役。威勢はいいが腕っ節はそうでもない。特にヤスは気も弱い。
あさぎ
ケノ国を旅する謎の女。金髪でお洒落を嗜む。ケノ国に散らばっている謎の黒い石を見つけては排除しているようだが……?
あさぎの従者でケノ国の案内役。女性ながら幼い頃から叩き込まれた剣術で、立ち塞ぐ者を切り伏せてきた。普段から帯刀するようになったのはあさぎに仕えてからである。
黒い化け物
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