第10話こんなミステリーはどうだろうか?

 ここは自分で思いついた事を上げ連ねていき、ミステリーを書くための個人的なマニュアルとして残していこうと始めた事なので、閃いた事はどんどん書いていきます。こんな私の書いた事で良かったら使って頂ければとも思っています。


 新しいジャンルのミステリーに関しては少し前からちょこちょこ書いていますが、個人的には古典は大事にしていかなければいけないと思います。また定番は定番でそれを望む人がいますから書き続けられるし、書き続けられるべきだとも思っています。



 ただ変化をしないと飽きられたり廃れてしまう可能性もあるので開拓は必要だと思います。最近なのですが異世界での探偵物が増えてきているように感じます。ただ私が読んだのがそういう類の物だけだった可能性もありますが、異世界の世界観を使った探偵業や探偵が異世界に飛ばされるといった作風を良く見ます。そして、そこで探偵業を行うのですが、事件としてとっつき易いのは日常の謎的な物を解決するケースなのではないかと思います。その先に進みますと殺人事件的な物を解決するに至ると思うのですが、これは設定や物語的な設計図や魔法的な能力区分とか相当複雑化してくるのではないかと思います。相当難しいですね。


 先に定番と書きましたが、私の想像する定番の第一項にくるのが学園ミステリになります。金田一少年然り、名探偵コナンも学園ミステリーになります。小学生や中学生、高校生、大学生と皆さん学園生活を実体験として経験していますので書き始めるには一番入り込み易いのではないかと思います。まあこれはミステリーだけでなくライトノベルも学園を舞台にしたものが多いと思いますが、学園を舞台にしたものは定番だと思います。


 ただこの舞台は競争が激しくなります。好きな事を仕事にすると、その仕事は皆が好きなので競争が激しくなってしまうのと似ています。声優さんもアニメーターさんも人気がありますがやりたい人が多すぎるので、振り分けられる仕事が少なくなりお給料が少なくなってしまいます。アニメーターさんも代わりが沢山いるので給料の安い求人になってしまいます。それと同じように学園ミステリーも競争が激しいのです。キャラ立ちを重視し、更にトリックも凝り、人目を引かなければ埋もれてしまう恐れもあります。人一倍頑張らないといけなくなってしまうのです。


 そんな学園ミステリーと異世界のミステリーという物を考えていた時、あれ、異世界学園ミステリーって私的に見たこと無いな、という事に気が付きました。いえいえ、これだけ投稿サイトがあり、投稿小説があるのですから、あるにはあるでしょうけど、私が知らないだけだと思いますが、そんなに数は無いのではないかと思います。ただ学園ミステリーは競合が激しいですが、異世界学園ミステリーはそこまで競合は激しくないのではないかと思うのです。


 どんなミステリなのかを自分の中で瞬間的に想像したのが、ハリーポッターとかゼロの使い魔のような世界観での学園ミステリーです。若しくはちょっと前にやっていた人形劇のシャーロックホームズのようなイメージで且つ魔法が使える設定です。


 古典のような雰囲気を残し、古くからいるミステリーファンに懐かしさを感じさせつつ、その世界観を壊さない程度の魔法を登場させ、そんな世界での学園ミステリーのイメージです。学園ミステリーなので学生さん達も書くのにとっつき易いと思います。私は古典一本で行きますので書くつもりはないのですが、誰か挑戦してみて欲しい気がします。でもイキナリだとハードルは高いかな? 入門編として普通の学園ミステリーを書いてから、異世界学園ミステリーに挑戦する方が良いかも。まあ設定がやたら複雑になりそうな気がしますけど……。


 とにかく、競合が激しい物に一工夫を加え、競合が激しくないものに変え、そこで挑戦するというのは一つの手なのではないかと思います。そんな感じで書き疲れたので終了。

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