第14話 益体も無い逡巡
拉致とは攫って自由を奪うことだが、埒とは整然と整っている様を指す。これがなかなかスタイルのある言い方を身に纏っている。「んなことは埒も無いことじゃ」は、とりとめも無い、たわいも無いこと。「それは埒外のことじゃて」は今流行りの想定外のこと。「埒が明く」とは決着するの意、等々。
ところがここに「益体」が登場。実はこの言葉にも「埒」と同じ「整っていること。秩序のあること。」という意味が備わっているのだが、「益体も無い」となると「何の役にも立たない。つまらない。また、とんでもない。」という意味になるそうな。少しニュアンスが違う。使う場合を間違えると嫌な展開にもなるかも知れない。うぅむ、なかなか埒が明かないものである。
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