第11話復帰


巧は、ボディーガードが付いているにも関わらず不正行為している政治家をアッサリ殺害した。


ボディーガードは気を失ってるだけである。


無駄な殺生を巧は嫌った。


「本当に殺して良かったんてますかね?」


と巧は斗真に聞いてきた。





「良いんです。あの政治家の命令が元で暗殺される人間はたくさんいましたから。」


斗真は、資料を見ながら巧に伝えた。


巧は少し気持ちが楽になったような顔をした。


「それで今日は?」


「恋人探しです。巧さんと付き合いたい人はたくさんいます。」


「本当ですか?」


巧の声に正気が戻った。


事実、本気で工藤巧と付き合いたいという申し込みが多数ある。


偽物じゃなくて本物が。



しかし…。


巧のガリガリな体を見ると驚いて女性が逃げてしまった。


「もうちょい肉つけましょうか?」


「はい…。」


大食い選手権に斗真は巧を出場させた。


余裕の優勝だった。



その名を買われてバライティ番組に出演した。


でも、全く太らない巧には斗真もお手上げ状態である。


しかし、今や時の人。たくさんのラブレター。


ドン底から這い上がった巧は幸せそうだった。


そして、暗殺稼業を辞める事になった。


それを許さない民間ハローワークの所長が巧を暗殺しようとしたが全て返り討ちに遭い。


あきらめたようだ。


今、巧は海外にいる。

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