海が見たいマレーバク

@3786

第1話

 マレーバクはじゃんぐるちほーのフレンズです。ある時彼女は海と言う大きな池の存在をほかのフレンズから教えて貰いました

 是非この目で見て見たい!そう思った彼女は旅立ちを決意したのでした


 ジャングルの中を少し歩くと見慣れたフレンズが飛び出して来ました

 ガサッ

 オカピ「オカピだぞー!ってマレーバクじゃない、珍しいね。どこいくの?」

 マレーバク「ひゃっ!びっくりさせないでよ…えーと、海を見たいの。どうやっていけばいいか博士達に聞きにいくところなの」

 マレーバク「えっとね、海はすこししょっぱい大きな大きな池…なんだって。聞いた話によるととても綺麗らしいの」

 オカピ「へー!面白そう!私もついて行っていいかな?」

 マレーバク「いいけど…何か裏があるんじゃない?本当に信じていい?」


 こうして二人のフレンズによる海を目指す旅が始まったのでした

 二人はじゃんぐるちほーを抜け熱くてカラカラしてるさばくちほーにやって来ました


 オカピ「あっついね…ジャパリまんでも食べようか」

 マレーバク「ソレって余計に喉乾かない?」

 マレーバク「ここからどういけばいいのかな…ってふぇ!?」ズボァ

 スナネコ「大丈夫ですかー?穴掘りしてたら急にあなたが落ちて来ました」

 スナネコに会った二人は事情を説明してあげました

 スナネコ「なるほどーそれならこはんを抜けた方がいいかもしれません。ボク近道知ってますし出口まで案内します。ココから先が近道ですよ」

 マレーバク「あれ?案内は…」

 スナネコ「道を教えれてまんぞく…。無事図書館に行けるといいですね」

 オカピ「飽きっぽいんだね…」


 飽きっぽいスナネコに道だけ案内してもらって二人はこはんにたどり着きました


 オカピ「みて!みて!池があるよ!」

 マレーバク「アレは海じゃない…らしいよ」

 あたりはすっかり真っ暗になってしまいました

 マレーバク「夜になったしどこかで一休みしない?」

 オカピ「夢は食べないでね」

 マレーバク「ソレは迷信よ…」

 二人はすっかり歩き疲れてクタクタです

 ビーバー「おや?こんなところにフレンズさんがいるっスね。もし良かったらウチで止まって行くといいっすよ」

 親切なビーバー達にに停めてもらう事にしました

 そして次の日

 オカピ「停めてくれてありがとね!ここを道沿いにいけば近道なんだね」

 プレーリードッグ「そうでありますよ!ただ…」

 オカピ「ただ?」

 へいげんちほーでやっかいごとに巻き込まれないようにだけ注意して欲しいであります!」


 厄介事がすこし引っかかるけどここをまっすぐいけばへいげんに辿り着くようです


 オカピ「着いたねー。あとちょっとなのかな?」

 マレーバク「ココを抜ければ図書館よ」

 その時地響きを立てながら団体が目の前を通り過ぎました

 ヘラジカ「うおぉぉ!突撃ー!!!」

 一同「「「おー!!!」」」

 マレーバク「はわわわ。ビックリしたぁ…な、なんだったの今のは」

 おや、どうやら先ほどの団体から遅れてやってくる影があるではないですか

 シロサイ「はぁ…はぁ…」

 カメレオン「シロサイ殿…大丈夫でござるか…?」

 シロサイ「疲れましたわ…おや?見知らぬお方がいらっしゃいましてよ」

 二人は事情を説明してあげました

 カメレオン「この先が図書館でござるよ。御二人方、ご武運を」


 色々ありましたがやっと図書館に着くようです。大丈夫?目的忘れてない?


 博士「よく来たのです」

 助手「よく来ましたね」

 マレーバク「海が見たいの。どこへいけば見れるかしら」

 博士「港へ行くといいのです」

 マレーバク「港…?」

 助手「しかし博士、港までは徒歩だと大変なのでは」

 博士「ココまで来たこいつらならきっと大丈夫なのです。なんならジャパリまん3カ月分でタクシーを呼んでやってもいいのですよ?」

 マレーバク「えっ、なんか騙されてるような感じがするけど…楽したいし…」

 オカピ「正直クタクタだよ〜」

 オカピ「一人1カ月半ぶんでなんとかなるかな…」

 背に腹は変えられません。二人は詐欺まがいな要件を飲んでタクシーがわりのリョコウバト、カワラバトを呼んでもらいました。近道ができるよ!ラッキー


 オカピ「最初からこうしてもらえばよかったんじゃ?」

 マレーバク「うっ、なんかごめんなさい…」


 港へ着いた二人は初めての海に大興奮!

 マレーバク「アレが海!?綺麗!」

 オカピ「いい景色だねー。マレーバクに着いて来てよかったよ。ありがとね」

 マレーバク「こちらこそ、私のワガママに付き合わせちゃって…」

 オカピ「気にしない気にしない」

 ひとしききり遊んだあと海岸を歩いていると二人は桶を見つけました

 オカピ「コレって船じゃない?ほら図書館よみた!」

 マレーバク「そうね、…ねえオカピ海に出てみない?」

 オカピ「面白そう!この際だから着いて行くよ」

 桶を海に浮かべて二人は海に出る事に。遭難しなきゃいいんだけど…

 マイルカ「なになにー?なんか珍しいフレンズがいるー!どこいくのー?」

 オカピ「あなたは?」

 マイルカ「マイルカだよっよろしくね」

 マレーバク「そうね、私たち海を見れて満足しちゃったからじゃんぐるちほーに帰りたいの。港まで連れて行ってくれない?」

 マイルカ「それならさばんなちほーからいくといいよー。そこまで引っ張ってあげるね!」

 色々ありましたが二人は無事に海を見れました。遠く長い旅だったけど二人の距離は近く縮まったようです

(終)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

海が見たいマレーバク @3786

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ