精神保健福祉士、とても重要な仕事ですね。精神科の医師や、臨床心理士のようにピンポイントの対応ではなく、患者さんの生活面までサポートするというのが心強いです。地域共同体が失われ、リアルでは皆が孤立に向かっている社会の中、さらに重要性を増していくお仕事であると思います。
まだ読み途中ではありますが、より多くのひとに読んで欲しい作品です。
続きも読ませていただきますm(_ _)m
作者からの返信
エディ・K・Cさま、重要な仕事と言って頂けるなんて。本当に嬉しいです。
実はひと昔前までは、精神保健福祉士は仕事の枠組みがなく、完全に下っ端の扱いしかされていませんでした。雑用係というものですね。そのため病院によっては未だにその立場はとても低く、いいように使われている精神保健福祉士も少なくありません。
しかし国がだんだんその必要性、重要性を考慮してくれて少しずつではありますが、とても精神科領域を引っ張っていくの資格として謳われるようになりました。
この先も様々なケースを通じて、精神保健福祉士が活躍する場面を多々ご用意させて頂いております。最終話まで少し長いですが、ぜひ最後までお付き合い頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
編集済
とてもいいお話し読ませていただきました。
私の父が精神疾患で、カケルさんのお兄さんと同じ心情でした。
周りの差別的視線が怖い。
また暴れるんじゃないか?
妻や子供に会わせたくない。
そんな私や母を支えてくれたのが、ワーカーさんです。
追い詰められて疲れきった家族の顔は相当暗かったと思いますが
そんな私達に笑顔で接してくれた担当の方に
すごく救われたと感謝の気持ちでいっぱいです。
そして父は現在、老人ホームで暮らしていて
たまに遊びに行く孫たちに囲まれて、とても幸せそうです。
いまだ精神疾患に対する偏見は根強く、
退院後の周囲の状況に耐えられなくまた病院に戻ることも多いと聞きます。
ぜひこの小説を通じて精神疾患の偏見と誤解が解けて
優しい地域社会が出来ればいいなぁと思います。
これからも応援しています。
作者からの返信
wishさま、コメント嬉しいです。ありがとうございます。
お父様が精神疾患なのですね。
しかもワーカーさんとも関わったことがおありのようで。そのように言って頂けると、その時担当したワーカーさんもきっと嬉しいと思います。
そのような方も中にはいらっしゃいます。入院だけでなく、一人暮らしが出来なくなり、グループホームへ追い出されるように引っ越しをされた方もいらっしゃいます。
いまだに根強く残る偏見や差別、誤解を解いていくこと。精神疾患に関する情報の提供、知識の普及……、まだまだやらなければならないことが山積みです。
少しでも精神疾患に対する知識が拡がればという思いで、本作を執筆致しました。
このように応援して頂けるだけで、大変励みになっています。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします(*´ω`)
カケルさんのお話を恐々見守って来ましたが、本当に良かった!
お話的にまた再発もあるのかと思っていましたが、本当に良かった。
家族と支え合って、しっかり頑張って欲しいです。頑張っては精神疾患のかたには禁句ですが、素直な気持ちで。。。
そして全裸のお方が。
また新章ですね。
作者からの返信
結愛さん!
カケルをずっと暖かく見守って頂いて本当に嬉しかったです!
これだけ感情移入して頂けるとは思ってもみなかったので感激しています( ᵒ̴̶̷̥́ _ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
正直再発も考えましたが、薬を中断することもなさそうですし、生活環境が大きく変わりそうもないという判断で、見送らせて頂きました。
ハッピーエンドがいいですしね!
『頑張れ』
声には出せませんが、心の中でずっと思っている言葉です。
はい、そして全裸さんがやまざとにやってきます。この方のお話も書ければよかったかもしれませんが、次は双極性障害(躁うつ病)へと場面が変わります。
この人、一生こうなんじゃないかと思われてしまうほどの衝撃的な行動も、こうやって治療をすれば日常を取り戻せるのですね。
リアルな症例を用いて、精神保健福祉士というお仕事の重要性を伝え、もしも家族が精神の病気になったらどうすればいいのかも考えさせられる、とてもすばらしい作品だと思います
作者からの返信
我那覇さま!
一章の最後まで一話ずつコメントいただきまして本当にありがとうございます(•'-'•)
また、本当に暖かなレビューをありがとうございます!感激のあまり、我那覇さんから頂いたレビューの言葉を(本業中に)しばらく眺めておりました。
偏見を無くすのは知識をもつこと。
たくさんの人に知ってほしいのです。
精神疾患をは決して他人事ではないこと。具合が悪くなっても、治療できるということ。精神保健福祉士という支えがいるということ。
靴の例えに涙が出そうになりました。
こういう仕事があり、そこで懸命に働いている方がいることを知れてよかったです。
カケルさんの今後の人生に、素直な気持ちで良いことがあって欲しいと思えました。そう思わせる物語を書かれたてらさまに脱帽です。
作者からの返信
実は精神保健福祉士という仕事、私の現職にあたるお仕事で、今も精神科でバリバリ働いているのです。
そこで資格を取った初々しい時代に、『どんな精神保健福祉士になりたいか?』という先生の質問に対して『靴のような精神保健福祉士になりたい』と私は答えました。理由はまさに、ここに出てきた理由と同じです。
本人の靴となり、本人と共に歩む。あらゆる障害物から本人を守り、一緒に前に進む。
今後のカケルについてはアフターストーリーで軽く触れておりますので、お時間の許す時にでもぜひ目を通して見てくださいませ( ⸝⸝⸝¯ ¯⸝⸝⸝ )
ちなみに私も小森さんの万引きGメン、少し前に読み始めました。またお邪魔させて頂きますね!