こ このお兄さんに悪意はないのでしょう。しかし利己的に響くのはカケルさんへの愛情より保身に回っているからでしょう。
鬱や精神疾患を追い詰めるのは「正論」であり、それは日常ではなんら問題のない言葉ですが......
家族を思っての言葉は否定もできないしカケルさんを傷つけようとはしていない。しかし福祉力のない人間もいる。
カケルさんの家族を大切にしている気力が折れないように祈るばかりです(ノ_<)
作者からの返信
結愛さん、いつもコメントありがとうございます!
お兄さんは何が一番ベストなのか、どのやり方が一番みんなにとっていいのかを考えて言った答えだったのだと思います。
これを悪意と取るのか、善意と取るのかは受け取る側によって違うんだろうなぁと思います。
自分が必死に守ろうとした家族が、昔と変わらず近くにいるっていうだけで、カケルは嬉しいんだろうな(´・ω・`)
家族と一緒なんて、当たり前に思っている人も多いかもしれないけど、悩んでいる人もいるんですよね。
兄の言葉が強烈でした。
昔、精神科に入院されている方を保護したことがあります。道路に座り込んでいた為、声をかけましたが特に受け答えに問題はありませんでした。
病院の名前が入ったパジャマを着ていらしたので、病院に連絡して迎えに来てもらったのですが、先に家族の方が来られ、続けて職員の方が来られたのですが、家族の方の最初の言葉が、「だから外に出さないで」という非難でした。
当時はびっくりしましたが、この作品を読むと、精神科に入院というのは、一筋縄ではいかない問題が多分に孕んでいるとわかります。
素人意見で恐縮ですが、家族の葛藤を知らなければ、家族を責めるのが当たり前に感じてしまいます。
リアリティが強く、奥も深いので久しぶりに考え込みながら読んでいます。
作者からの返信
小森さんもそういった方に接されたことがあるのですね。家族というのは本人にとって本当に影響力があります。いい言葉も悪い言葉も、その環境も生活も関係性も。
カケルの兄の言葉は、どちらにでも取れるかもしれません。
最低な兄の言葉。しかしそれが最善だと懸命に捻り出した兄の言葉だったのかも。逆に、そうするしか方法がないんですよね!? と選択肢をお持ちじゃない家族さんもたくさん。
素人目線でも全然大丈夫です(*´ω`*)
むしろそちらの視点だと、こちらはとても勉強になります。
たくさんの人間がいて、それぞれに見方が違う。価値観や育った環境が異なりますので、まったくおかしいことではありません(●︎´ω`●︎)
よりリアルさを追求した作品がこちらになります。知って頂きたい。ただその思いのみで、筆を走らせておりました。