ある灯台の一生のお話。頑固な職人気質の灯台は、人間同様いつまでも仕事をしたがるようです。このような最期を迎えられて、この灯台は幸せだったのでしょうか。優しく、どこか懐かしい雰囲気の感じられるお話です。
完成度の高い童話ですね。同じ文章を何度も読まされるのは負担になりがちなのですが、この作品は逆にそれを上手く利用しています。頑固だけど責任感の強い灯台が生きる道、みなさんもぜひ見届けてあげてください。