第6話 母子手帳ケース探し。

母子手帳を役所からいただくにあたり、母子手帳ケースを探し始めた。母子手帳ケースは、母子手帳を収納する以外にもちょっとしたオーガナイザーとしてやパスポートケース代わりにもなるので、以前も妻の誕生日に買ってあげようかと思い調べたことがある。そのときは、妊娠もしていないのにそんなものはいらないと断れたので結局購入には至らなかった。

あらためて母子手帳ケースを探し始めると、これが案外パッとした商品がない。案外みなさん使わないものなのだろうか。出てくるのは100均のマルチケース、子供用品ブランドの母子手帳ケース、普通のパスポートケースやトラベルケース、ブランド物のオーガナイザーやマルチケース、普通のブランドのマルチケースなど。他にもハンドメイドで裁縫する人や、レザー小物としてオーダーメイドを受け付けている業者などが見つかった。

母子手帳ケースの形状は大きくわけて、二つ折りタイプとジャバラタイプの二種類がある。どちらがどうということもなく、使う人の好みの問題だ。あとはラウンドファスナータイプかスナップボタンで蓋を閉じるタイプの違いもある。

ロフトに寄ったらsmart fitというシリーズのマルチケースが文具売り場に並んでおり、値段も2,000円程度の割に使い勝手が良さそうだった。

西武百貨店の子供服売り場でミキハウスやラルフローレンなども覗いたが、4,000〜7,000円もする割に作りがちゃっちく、正直イマイチだった。

母子手帳は子が6歳になるまで使うというので、母子手帳ケースも長持ちするものが良いだろうと思っていたが、店の人が言うには途中で買い換える人もいるとのこと。まあ売る側からすればそういうセールストークなのだろう。またサイズについてもいろいろで、ラルフローレンではワンサイズしか扱いがなく、子育てをするとカバンも大きくなるので、結局サイズは気にしなくていいのだ、という。ふむ、それも一理ある。

最終的には妻と相談になるが、個人的には子が一人というのも寂しいのでできれば二人三人と産まれてほしいと思っている。また、安いマルチケースを何度も買い換えるよりも、多少高くてもレザーなんかでできているマルチケースで、母子手帳ケースとしての役目を終えたら、将来夫婦で海外旅行などするときに妻用のトラベルケースとして使えるよう長持ちし、ずっと愛用できるケースとなるようなものを手に入れられればとも思う。

渋谷や横浜にあるsotのようなレザー用品を扱うブランドにはぜひ母子手帳ケース兼トラベルケースとなるような、子育てと旅を愛する女性向けのマルチケースを開発し15,000円ぐらいで販売してもらいたいものだ。10年持つなら20,000円でも安いぐらいだ。

まあおそらく妻の意見としては、かわいくて安いマルチケースを何度も買い換える方法を選ぶのだろう。子が産まれるまではケース無しでも困らないだろうから、もう少し長い目で探し続けたい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る